このたびAgritureでは、国産のマカを原料に使った「乾燥マカ」の試作を行いました。マカ(学名:Lepidium meyenii)はアブラナ科の植物で、ペルー・アンデス高地原産として知られますが、現在では国内でも栽培が広がっており、根(ルート)は千切り・パウダー化した健康食品・サプリメント・飲料の素材に、葉(リーフ)は水菜に似たカット形状でスープ・ブレンドティー・ふりかけの素材に展開されています。
今回の試作では、京都府内の自社加工所で原料を丁寧な前処理を経た上で、根と葉を分けて低温乾燥にかけ、用途ごとに2系統の仕上げで原料化しました。アブラナ科特有のグルコシノレート系化合物、鉄・亜鉛・カルシウムなどのミネラル、アミノ酸を含むことから、栄養価の高い植物として注目されている素材です。Agriture社では過大表現を避け、素材としての使いやすさと機能性の着眼点に軸を置いて原料設計しています。
・根(ルート):千切り/パウダー化対応
淡い黄白色〜黄褐色の根を皮付きで水洗いし、千切り状のカットと、さらに粉砕したパウダー仕様の両方に対応しました。千切りは煮出し・スープ・健康茶のティーバッグ素材、パウダーはマカパウダーとして健康食品・サプリメント・飲料・製菓の粉体配合に向きます。根はアミノ酸・ミネラル・グルコシノレート系成分を含む部位として、健康食品原料の主役級で使われる素材です。
・葉(リーフ):粗砕〜カット対応
マカの葉は水菜に似た形状で、一般的な葉物野菜と同じ乾燥プロファイルで仕上げられます。粗砕〜カットの形状で、ブレンドティー・スープ具材・ふりかけ・健康茶の素材として活用できます。根ほど市場流通していない部位のため、葉部を活かした差別化ブランドの素材としても提案しやすい形状です。
マカと似た立ち位置の機能性植物としては、乾燥モリンガや乾燥明日葉が挙げられます。モリンガは「複数のビタミン・ミネラルを一括で補える葉物」、明日葉は「カルコン系成分と青汁文化を背負った葉物」、マカは「根部のアミノ酸・ミネラルを主軸に据えた根菜系の機能性植物」という棲み分けで、ブレンド設計の軸がそれぞれ異なります。健康食品・サプリメント・ブレンドティーのシリーズ設計では、これら機能性植物を組み合わせることで、素材の個性を活かした商品ラインの幅出しが可能です。
根と葉の両方を同じ原料から仕上げられるため、「根は粉末で健康食品に、葉はティーバッグに」といった並行展開の相談も受けています。乾燥マカ・マカパウダー・葉部のブレンド素材を軸に、御社の商品コンセプトに合わせた仕様設計からOEM化まで、試作段階から伴走します。
試作の仕様と形状の使い分け
今回の試作では、根の千切り・パウダー、葉の粗砕〜カットという3形態を基本ラインとして準備しました。最終製品の用途に応じて、以下のように仕様を組み分けられます。
- 根・千切り:煮出し用素材、健康茶ティーバッグ、スープ・だし素材、マカチップ風のトッピング
- 根・パウダー:健康食品原料、サプリメント配合、スムージー・プロテインドリンク、製菓生地への練り込み
- 葉・粗砕〜カット:ブレンドティー、ふりかけ、スープ具材、他の葉物素材とのミックス原料
根と葉で乾燥条件・粒度設計が異なるため、どちらを主役にするかで加工プロファイルを切り替えます。健康食品の主原料として根を軸に据える場合は、グルコシノレート系成分と色・香りの残存性を優先した条件で、葉を商品化する場合は色と青い香りを残す条件で仕上げます。
マカを使うOEM・商品開発のアイデア
マカは、ペルー原産の機能性植物として国内でも一定の認知があり、国産化が進むことで原料コンセプトの厚みが出る素材です。Agriture社でご相談が多い方向性を整理します。
- 国産マカを主軸に据えた健康食品ブランド(サプリ・粉末・飲料の展開)
- マカ・モリンガ・明日葉を組み合わせた機能性ブレンド(青汁・健康茶・スムージー)
- マカパウダーを使った製菓・ベーカリー(マドレーヌ・パウンドケーキ・クッキー)
- マカ入りプロテインドリンク・スポーツ栄養食品
- 葉部を活かしたブレンドティー・ふりかけ・和のハーブ素材
- 機能性表示食品・エイジングケアコンセプト商品の原料
薬機法の観点から、具体的な効能(疲労回復・体力増進・美容効果など)を断定的に訴求することは避け、「アミノ酸・ミネラルを含む栄養価の高い植物として注目される」「アンデス原産の機能性植物」といった素材起点の訴求で設計することをおすすめしています。
国産マカという原料コンセプト
マカといえばペルー産のイメージが強い素材ですが、国内でも栽培が進んでおり、国産マカという原料コンセプトは健康食品・OEM市場で差別化のしやすい切り口です。輸入原料では難しい「産地の顔が見える」「トレーサビリティを設計できる」「加工工程まで国内で完結する」という強みを、最終製品のストーリー設計に活かせます。
Agriture社では、国産マカを京都府内の自社加工所で乾燥・粉砕・包装まで一貫管理する体制で試作を進めています。産地・収穫時期・部位比率を記録しながら仕上げるため、量産化のときに仕様がぶれにくく、ブランド設計側が想定する味・色・香りを再現しやすいのが特長です。
試作の最小ロットと加工所について
試作は原料1kgからお受けしています。根のみ・葉のみ・両方、千切り/パウダー/粗砕のいずれの仕様でも、少量から複数条件を並行で試せるため、商品コンセプトが固まっていない初期段階からご相談いただけます。本製造は10kgからの対応で、仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。
加工所は京都府内の自社加工所です。乾燥温度・粒度・部位比率・ふるい分け条件を工程ごとに記録し、試作と量産で仕様にブレが出にくい運用を整えています。賞味期限は出荷日から6ヶ月程度、業務用バルク・小袋・スティック・遮光包装まで対応可能です。
他の機能性素材との組み合わせ
マカは単独で健康食品の主原料として使うこともできますが、他の機能性素材と組み合わせることで商品コンセプトの幅が広がります。乾燥モリンガ(ビタミン・ミネラル系の葉物)、乾燥明日葉(カルコン系の葉物)、明日葉パウダー(青汁・サプリ向け微粉末)、乾燥よもぎ(和のハーブ系)などと合わせたブレンド設計は、一つの原料供給先でまとめて進められるのが強みです。
マカ・モリンガ・明日葉を組み合わせた機能性粉末ミックス、マカ×よもぎ×和ハーブ類の国産ブレンドティー、マカパウダーを主役にしたプロテインドリンクのような、素材の個性を掛け合わせた商品設計のご相談もお受けしています。試作段階から、最終製品の仕様・ロット・スケジュールを一緒に詰めていきましょう。
乾燥マカ・マカパウダーの詳細仕様・活用シーン・よくあるご質問は、各商品ページでもご案内しています。
Agritureでは、国産マカをはじめとする機能性植物の乾燥・粉末加工OEMや業務用原料の試作にも対応しています。マカを活かした健康食品・サプリメント・ブレンドティー・製菓などの商品開発にご関心のある企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
