このたびAgritureでは、国産スイートバジルを使用した「スイートバジルパウダー」の試作を行いました。スイートバジルは、清涼感のある香りとほのかな甘みをもつハーブで、料理全体の風味を引き立てる万能素材として知られています。生葉特有のフレッシュな香りをそのまま活かしたパウダーは、調味料や製菓原料として注目が高まっています。

今回の試作では、国産スイートバジルを低温で丁寧に乾燥し、ブドウ糖不使用・無着色で粉末化しました。香り成分が飛びやすいハーブの特性に合わせて温度と風量を調整し、生葉に近い華やかな香りと鮮やかな緑色を引き出しています。パウダー化により、パスタソース、サラダ用シーズニング、パン、チーズ、クラフトフードなどへの添加がしやすく、幅広いメニューへの応用が可能になりました。
また、スイートバジルは「香りによるリラックス感」や「フレッシュハーブの付加価値」といった観点からも食品メーカーの関心が高まっており、自然由来のハーブ原料としての需要が増えています。特に飲料やスナックのフレーバー開発において、パウダー状のバジルは扱いやすく、安定した風味づくりに役立ちます。
Agritureでは、国産ハーブや地域特産の葉物野菜をはじめ、乾燥・粉末加工のOEMや業務用原料の試作にも対応しています。スイートバジルを活かした新商品開発や小ロットのハーブ加工をご検討中の企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

スイートバジルパウダーの特徴と成分の着眼点
スイートバジル(Ocimum basilicum)はシソ科メボウキ属のハーブで、地中海料理を支える代表的な香味原料です。代表的にはリナロール・1,8-シネオール・オイゲノール・メチルチャビコール系の揮発性成分が香り設計のうえで着眼点になり、品種やケモタイプ、収穫時期によって立ち方が変わります。Agritureではロットごとに官能評価を行い、商品コンセプトに合う葉だけを乾燥工程へ送る運用にしています。詳細なスペックはスイートバジルパウダーの商品ページでもご確認いただけます。
生葉・ドライリーフ・パウダーの使い分け
同じバジルでも、形状を変えると業務用途が大きく変わります。開発段階でどの形に仕込むかを決めるとき、次の比較表を目安にしてください(数値は未開封・防湿包装時の目安で、原料状態や収穫時水分によって変動します)。
| 項目 | 生葉 | ドライリーフ(粗砕) | パウダー |
|---|---|---|---|
| 主な用途 | サラダ・ガーニッシュ | 煮込み・トッピング | ドレッシング・シーズニング・製菓・シロップ |
| 保存期間の目安 | 冷蔵数日 | 常温6ヶ月前後 | 出荷日から6ヶ月程度 |
| 分散性 | 不向き | △(粒残りあり) | ◎(均一にブレンド) |
| 立ち香の強度 | ★★★ | ★★ | ★★★(低温乾燥時) |
| 発色 | 鮮やかな緑 | 褐色化しやすい | 深いグリーンを保持可能 |
歩留まりや保存期間は原料の収穫時水分、包装の遮光・防湿仕様、保管温度によって振れ幅が出ます。ロットごとの実測値は試作時の規格書に明記してお渡ししますので、バジルパウダーの商品仕様とあわせて確認いただくとスムーズです。
粒度と用途適性
Agritureのスイートバジルパウダーは、80〜150メッシュのレンジで粒度を調整できます。細挽き(120〜150メッシュ前後)はドレッシングやソースでの分散性を優先したいとき、中挽き(80〜120メッシュ前後)は製菓生地や焼成前のトッピングで見た目の粒残りと香りを両立させたいときに適しています。ハーブソルトのような調味料ブレンドでは、岩塩やガーリックと粒度をあわせる設計が重要です。
活用シーンと製品開発アイデア
国産スイートバジルパウダーは、分散性と香気保持のバランスが求められる業務用途に向いています。代表的な開発アイデアを用途別に紹介します。
ハーブソルト・シーズニングブレンド
岩塩・ペッパー・ドライトマト・ガーリックパウダーと合わせたイタリアンハーブソルトの主役原料として採用されています。全体重量の3〜8%程度を配合すると立ち香がしっかり感じられ、ギフト商材や飲食店向けPBにふさわしい仕上がりになります。岩塩との粒度バランスを取りたい場合は中挽き、スティック分包などで舞い上がりを抑えたい場合は細挽きがおすすめです。
製菓・ベーカリー
スコーン・フォカッチャ・フィナンシェ・ショートブレッドの生地練り込み素材として活用すると、加熱後もグリーンが残るためハーブスイーツの差別化につながります。粉1kgに対して2〜5gを目安に配合すると、香りが前に出つつ苦味が出にくい設計になります。チョコレートやグラノーラに混ぜる場合は、香りの抜けを抑えるために仕上げ工程で追加するのもおすすめです。
クラフトドリンク・シロップ・ペースト
シロップや糖液へのプレミックス、抽出液化、ジェノベーゼ風ペーストのベース原料といった用途で試作が進んでいます。パウダー状のため乳化・懸濁系ドリンクのブレンド原料として扱いやすく、クラフトコーディアルやハーブソーダの試作にも使われています。完全溶解はしないため、沈降や分散のしくみを踏まえた設計が必要です。
ソース・ドレッシング
粉末状のバジルはエマルジョン系ドレッシングや乳化ソースにそのまま加えられるため、ジェノベーゼ風ソースの安定配合や、ペースト状バジルを使えない工程での代替原料として重宝されています。パスタソース・ピザソースのPB開発にも採用実績があります。野菜パウダーの栄養価とメリットもあわせてご覧ください。
Agritureの製造スペックとOEM対応
Agritureの国産スイートバジルパウダー業務用ロットについて、代表的な仕様をまとめました。用途に応じて粒度・香気強度・ブレンドをチューニングできます。商品ページに掲載しているスイートバジルパウダーの規格詳細とあわせてご参照ください。
製造スペック
| 項目 | 標準仕様(目安) |
|---|---|
| 原料 | 国産スイートバジル(葉・契約栽培) |
| 加工工程 | 洗浄 → 低温熱風乾燥(品温40℃前後)→ 粉砕 → 篩分け → 充填 |
| 粒度 | 80〜150メッシュ(細挽き・中挽きを選択可) |
| 添加物 | ブドウ糖・着色料・酸化防止剤 すべて不使用 |
| 保存期間 | 出荷日から6ヶ月程度を目安(保管条件により変動) |
| 最小試作ロット | 原葉1kg〜(粉末換算で約100〜120g目安) |
| 本製造ロット | 原葉10kg〜 |
| 発行可能書類 | 規格書・原料原産地証明・残留農薬分析表・微生物検査書 |
カスタマイズ対応
- 粒度: 細挽き(調味料向け)・中挽き(製菓向け)・粗挽き(仕上げ用)を出し分け可能
- 配合: 他ハーブパウダー・乾燥野菜・塩との事前ブレンド対応
- 包装: 500g袋・1kg袋・5kg業務用袋・個包装スティックの4タイプ
- ラベル: 無印納品のほか、OEM先ブランドでのPB充填対応
- 産地: 京都府内農園をはじめ、国内契約栽培ルートを複数用意
OEM試作のご相談の流れ
ハーブパウダーは収穫時期・品種・乾燥温度で香気が変動するため、Agritureでは試作段階から複数バージョンを比較できる体制をとっています。代表的な進め方は次のとおりです。
- 乾燥野菜・パウダーOEMお問い合わせフォームから試作内容・用途・希望粒度をご連絡
- コンセプトヒアリング(Zoom またはメール)で想定商品と粒度・香気のゴールを共有
- 原葉1kg単位で試作サンプルを発送(通常2〜3週間)。2〜3パターンの比較試作が可能
- 試作評価のフィードバックをもとに商品仕様をベースにスペックを確定
- 本製造(原葉10kg〜)。必要書類の発行、ロット単位の品質検査に対応
どの用途で試作を進めたいかが決まっていなくても問題ありません。「バジル単体規格の相談」「既存ブレンドの置き換え相談」「少量試作の相談」など、目的を伝えていただければ最短ルートをご提案します。
取り扱い製品がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

- 100g~の小ロットから販売
- 日本各地の伝統野菜の取扱い
- ドライフルーツ/ハーブも対応
よくあるご質問
Q. 国産バジルはシーズン限定ですか?
A. 原葉の収穫は6〜10月が中心です。Agritureではシーズンに合わせて複数ロットを仕込み、真空パックで保管することで通年供給に近い体制を整えています。年間必要量が見えている場合は、前年の収穫前にご相談いただくのがおすすめです。
Q. 他のハーブや野菜パウダーとブレンドできますか?
A. 可能です。自社で乾燥加工している60品目以上の野菜・ハーブ・果実パウダーをベースに、イタリアンミックスや和ハーブミックスなどのブレンド設計をご提案できます。詳しくは野菜パウダー一覧ページをご確認ください。
Q. 原料原産地証明や分析表は発行できますか?
A. 国産バジルであることを示す原料原産地証明書、残留農薬分析表、微生物検査書のいずれも発行可能です。量販店・通販・ギフト商品向けの品質要件や、輸出に伴う書類要件にも対応しています。
Q. 量産時のリードタイムはどのくらいですか?
A. 在庫原料がある場合は3〜4週間で出荷可能です。新規契約栽培を含む案件は、収穫時期と合わせて4〜8週間のリードタイムをご計画ください。
Q. 試作の最小ロットは?
A. 原葉ベースで1kgから試作可能です。原葉1kgで粉末換算約100〜120gが目安となり、複数の粒度や香気強度を同時に比較できます。本製造は原葉10kg〜が目安です。
