なすパウダーは、なすを乾燥後に微粉末化した原料です。麻婆ソースベース・カレー・和風煮物粉末・ラタトゥイユ・ペースト下地といった用途で、なす独特の風味とコクを均一に広げることを目的としています。ナスニン(アントシアニン)由来の色は乾燥で褐色寄りに変化し、その落ち着いた色調は煮込み系ソースやペーストに自然になじみます。Agriture社では、乾燥なすと同じ原料を使い、粉砕・ふるい分けの工程を加えた形でパウダー化しています。
同じ洋食・煮込み系と相性の良いズッキーニパウダーや玉ねぎパウダーと組み合わせると、ラタトゥイユベース・カレーソース・麻婆ソースの粉体配合がまとめて設計できます。少量から仕様の詰めが可能です。
Agritureのなすパウダー、3つのこだわり
なすパウダーは、なす特有の風味と粒度出し分けで仕上がりが決まります。Agriture社では、原料の前処理から粉砕・包装までを京都府内の自社加工所で管理し、ロット差の少ない仕上がりを目指しています。
1. なすらしい風味を残す乾燥設計
なすは水分量が多く、乾燥条件によって風味の立ち方が変わります。Agriture社では温度帯を整え、なす特有のコクとほのかな甘みが残る条件で運用しています。色は乾燥・粉砕で褐色寄りに変化しますが、煮込み系ソースやペーストに自然になじむ落ち着いた色調で仕上がります。
2. 用途別の粒度出し分け
ソース・ペースト下地向けの細挽き(120〜150メッシュ)、カレー・麻婆ベース向けの中挽き(80〜120メッシュ)、煮物粉末・トッピング向けの粗挽き(40〜80メッシュ)と、用途に応じた粉砕度を選べます。煮込み系では溶け込むように細挽きを使い、食感を残したい場合は中・粗挽きを選ぶ提案が可能です。
3. 洋食・中華・和食ベースのブレンド設計
ズッキーニ・玉ねぎ・にんにく・トマト系のパウダーを同じラインで扱っているため、ラタトゥイユベース・カレーソース・麻婆ソース・和風煮物粉末を一つの原料供給先でまとめて設計できます。用途ジャンルをまたいだブレンド試作が可能です。
取り扱い製品がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

- 100g~の小ロットから販売
- 日本各地の伝統野菜の取扱い
- ドライフルーツ/ハーブも対応
なすパウダーの特徴
微粉末化することで、スライス・ダイスでは届かない「ソース・ペーストへの均一配合」の用途領域に展開できます。なすパウダーならではの強みを6つの観点で整理します。
なす独特の風味とコクを凝縮
なすのコクとほのかな甘みを粉末に凝縮。少量の配合で、麻婆ソース・カレー・ラタトゥイユといった煮込み系料理の土台にコクを足せます。煮込み料理の「あと一歩の厚み」を粉体で補える素材です。
液体・ソースへの分散性
ソース・カレー・煮物液に均一に分散し、ペースト下地にもなじみやすい粒度設計が可能です。原料形状では出せない「ソースに溶け込む」「ベースに厚みを足す」運用に向きます。
粒度3段階から選択
細挽き(120〜150M)はソース・ペースト、中挽き(80〜120M)はカレー・麻婆ベース、粗挽き(40〜80M)は煮物粉末・トッピングと、用途に応じた粉砕度を選べます。
色の変化を活かした設計
乾燥・粉砕により色はナスニン由来の紫から褐色寄りに変化します。煮込み系ソース・カレー・麻婆などの色調には自然になじむため、色の変化を前提としたレシピ設計がしやすい素材です。
洋・中・和ブレンドに対応
ズッキーニ・玉ねぎ・にんにく・トマト系パウダーと事前ブレンドすることで、ラタトゥイユ・カレー・麻婆ソース・和風煮物ベースを一つの原料供給先で設計できます。用途ジャンルを超えた活用が可能です。
原料形状との併用
食感を残したい用途には乾燥なす(スライス・ダイス)、コクを均一に広げたい用途にはパウダー、と使い分けられます。具材感とベース厚みを同じレシピで両立可能です。
製品仕様(業務用)
試作段階の基本仕様は以下の通りです。量産・OEMの仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | なすパウダー |
| 原材料 | なす(国産) |
| 形状 | 微粉末(皮・身を乾燥・粉砕) |
| 外観 | 褐色〜やや紫色帯の微粉末 |
| 香り | なす特有のほのかなコクと穏やかな香り |
| 内容量 | 用途・ロットに応じて個別見積 |
| 賞味期限 | 出荷日から6ヶ月程度 |
| 保存方法 | 高温多湿・直射日光を避け、開封後は密閉して冷暗所で保管 |
| 加工所 | 京都府内の自社加工所 |
| 試作最小ロット | 原料1kg〜 |
| 本製造ロット | 10kg〜(応相談) |
カスタマイズ対応
粒度・配合・包装・最終製品化までを試作段階から相談いただけます。試作と量産で仕様がぶれにくいよう、条件を記録しながら詰めていきます。
| 項目 | 対応 | 詳細 |
|---|---|---|
| 粒度調整 | 3段階から選択 | 細挽き120〜150M/中挽き80〜120M/粗挽き40〜80M |
| 部位指定 | 皮/身/全体から指定 | 皮は色と風味、身はコクと繊維質が強い |
| ブレンド設計 | 野菜パウダー事前混合 | ズッキーニ・玉ねぎ・にんにく・トマト系との指定比率混合 |
| 包装形態 | 業務用バルク〜小袋 | 遮光アルミ袋、スティック・小袋、個包装など |
| OEM製品化 | 最終製品まで一貫対応 | 麻婆ソース、カレー、ラタトゥイユベース、煮物粉末等 |
| 原料供給 | 自社原料+受託加工 | 指定産地での受託乾燥・粉砕にも対応 |
食感・形状を活かしたい方へ(原料形状版)
煮物・炒め物・ラタトゥイユの具など、なすの食感と見た目を残す用途には、乾燥なす(スライス・ダイス)が向いています。パウダーでは得られないなすの食感と存在感がレシピに活きます。
品種・生産者・産地のこだわり
なすはナス科ナス属の夏野菜です。国内では長なす・中長なす・丸なす・米なすなど多様な系統が栽培されており、品種系統ごとに皮の厚み・身の密度・水分量が異なります。パウダー原料としては、水分量と皮・身のバランスを見て選定します。
BRAND
Agriture社では、国産のなすを原料に、京都府内の自社加工所で乾燥から粉砕・包装まで一貫して管理しています。なすらしい風味とコクを残した仕上がりが基本方針です。
PRODUCER
契約産地と提携し、品種・収穫時期・水分量の目安を共有したうえで原料を受け入れています。原料ロットを記録し、量産時の風味・色調の再現に活かしています。
REGION
主要産地は高知・熊本・福岡・群馬。温暖な気候と夏野菜としての旬が重なる時期に原料を集中的に調達します。産地リレーで通年原料の安定供給にも対応できます。
CULTIVATION
露地・ハウスの両方から原料を調達し、季節変動に備えています。水分量・皮の厚みを目安に受け入れ、パウダー化工程で再現性を担保します。
粉末化の技術と品質管理
なすパウダーは、風味の保持と粒度の均一性で品質が決まります。Agriture社では、乾燥・粉砕・包装の各工程で条件を記録し、ロット間のブレを抑える運用を整えています。
水分管理と風味保持
なすは水分量が多く、乾燥過程で風味が変化しやすい素材です。温度帯を整え、なす特有のコクを残しながら水分を抜く条件で運用しています。粉砕時の摩擦熱もコントロールし、粉末が熱を持ちすぎない仕上がりを目安にしています。
粒度分布の安定
用途ごとに指定された粒度に合わせるため、粉砕後にふるい分けを行い、規格外の粗粉・微粉を分別します。ソース・ペースト下地向けの細挽きではなめらかさを、カレー・麻婆向けの中挽きではベースとしての厚みを、煮物粉末向けの粗挽きでは粒感を目安に仕上げます。
色調と包装
なすの色は乾燥・粉砕で褐色寄りに変化しますが、遮光包装を徹底することで、仕上がりの色調を均一に保ちます。業務用バルクは遮光アルミ袋、小袋・スティックは防湿・遮光フィルムを採用し、店頭・倉庫での保管を想定した仕様を提案します。
TIPS:なすパウダーを活かす配合の目安
麻婆ソースベースに使う場合は、ソース重量の2〜4%配合で、なすのコクがベースに自然になじみます。カレーソースでは全粉末調味料のうち3〜5%配分が目安。ラタトゥイユベースではズッキーニ・玉ねぎ・トマト系との合算で、なすを20〜30%に振るとバランスが取りやすい範囲です。和風煮物粉末では塩・昆布パウダーとの配合で5〜10%配分が使いやすく、なすの煮物らしい厚みが加わります。
活用シーン・採用事例
パウダーは液体・粉体に均一に分散するため、スライス・ダイスでは届かない用途に広がります。ご相談が多い用途を整理します。
1. 麻婆ソース・中華調味料
- 麻婆ソースベース(ソース重量の2〜4%)
- 麻婆茄子ソース粉末
- 中華炒め調味料の野菜厚み
- 中華粉末ソースの土台
2. カレー・煮込みソース
- カレールウ・カレーペーストの野菜厚み(3〜5%)
- 欧風カレーの粉末ベース
- ビーフシチュー・ハヤシライスの粉末ソース
- 業務用煮込みソースベース
3. ラタトゥイユ・洋風ペースト
- ラタトゥイユベース(なす20〜30%配分)
- カポナータ・ムサカなど地中海料理ベース
- 洋風野菜ペースト・スプレッド
- 野菜ディップのコク付け
4. 和風煮物・和食調味料
- 和風煮物粉末(塩・昆布との合算で5〜10%)
- 煮浸し・揚げ浸しの下地粉末
- 田楽味噌・和風タレの厚み
- ふりかけ・混ぜご飯の素
5. ペースト・冷凍食品ベース
- 冷凍ピザ・冷凍パスタソース
- レトルトカレー・レトルト煮物
- 業務用冷凍食品の野菜ベース
- プラントベース食品のコク補強
6. 健康食品・粉末ミックス
- 野菜粉末ミックス(他野菜との合算配合)
- 置き換え食品の野菜ベース
- スープミックスのコク付け
- 介護食・嚥下食のベース素材
粉末の使い方・ブレンド設計
粉末の運用は、粒度選択と液体・ソースへの分散設計が中心です。戻さずそのままソース・カレー・煮物に配合でき、他の野菜パウダーとの事前ブレンドも可能です。
粒度別の使い分け
- 細挽き(120〜150M):ソース・ペースト下地・ドレッシング。なめらかに分散
- 中挽き(80〜120M):カレー・麻婆ベース・煮込みソース。ベースの厚み
- 粗挽き(40〜80M):煮物粉末・ふりかけ・トッピング
配合の目安
- 麻婆ソース:ソース重量の2〜4%
- カレー粉末:全粉末調味料の3〜5%
- ラタトゥイユ:野菜パウダー合算の20〜30%をなすに
- 和風煮物粉末:塩・昆布との合算で5〜10%
- ふりかけ:全粉末の5〜8%
事前ブレンド対応
ズッキーニ・玉ねぎ・にんにく・トマト系など、煮込み系・洋食系で相性の良い野菜パウダーとの事前ブレンド納品に対応します。ラタトゥイユベース・カレーベース・麻婆ソースなど、指定比率で混合・袋詰めまで一貫して行います。和食用途のブレンドにも対応可能です。
関連記事・他の野菜原料
Agriture社で取り扱う野菜パウダー・関連原料です。なすとのブレンド設計にご活用ください。
- 乾燥なす:スライス・ダイスの形状を残した原料
- ズッキーニパウダー:夏野菜・煮込み系の相方
- 玉ねぎパウダー:ソース・煮込みのコク付け
- にんにくパウダー:煮込み系の香味ベース
- 食品OEMの窓口:OEM案件の相談窓口
取り扱い製品がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

- 100g~の小ロットから販売
- 日本各地の伝統野菜の取扱い
- ドライフルーツ/ハーブも対応
よくあるご質問
乾燥なす(形状あり)とパウダーはどう使い分けますか?
乾燥なすはスライス・ダイスの形状を残したタイプで、煮物・炒め物・ラタトゥイユの具など、食感と見た目を活かしたい用途に向きます。パウダーは微粉末のため、麻婆ソース・カレー・ラタトゥイユベース・ペースト下地など、なすのコクと厚みを均一に広げたい用途に向きます。併用で具材感とベースの厚みを両立できます。
色はどうなりますか?
なすの色はナスニン(アントシアニン)由来ですが、乾燥・粉砕の過程で褐色寄りに変化します。煮込み系ソース・カレー・麻婆などの色調には自然になじむため、色変化を前提としたレシピ設計がしやすい仕上がりです。紫色を強く残す用途には基本的に向かず、コクと厚みを活かす用途に向きます。
粒度は選べますか?
はい。細挽き(120〜150メッシュ)はソース・ペースト下地・ドレッシング向け、中挽き(80〜120メッシュ)はカレー・麻婆ベース向け、粗挽き(40〜80メッシュ)は煮物粉末・ふりかけ向け、というように粒度を3段階から選べます。同じ原料から粒度だけを変えた比較試作にも対応します。
皮と身は分けて粉末化できますか?
可能です。皮のみのパウダーは色と風味が強く、身も含むパウダーはコクと繊維質のバランスが取りやすくなります。用途によって部位比率を指定できます。製品コンセプトに応じてご相談ください。
他の野菜パウダーと事前ブレンドできますか?
可能です。ズッキーニ・玉ねぎ・にんにく・トマト系など、煮込み系・洋食系で相性の良い野菜パウダーとの事前ブレンドに対応します。ラタトゥイユベース・カレーベース・麻婆ソースなど、最終製品で狙う配合を共有いただければ、その比率で混合・袋詰めまで行います。
試作の最小ロットはどのくらいですか?
試作は原料1kgから受け付けています。量産・OEMは個別に見積と納期をご提案します。麻婆ソース・カレー・ラタトゥイユベース・和風煮物粉末などの最終製品化までを一貫して相談いただけます。
賞味期限と保存方法を教えてください。
賞味期限は出荷日から6ヶ月程度です。なすパウダーは湿気を吸いやすいため、未開封時は高温多湿と直射日光を避け、常温の冷暗所で保管してください。開封後は密閉容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。
