玉ねぎパウダーは、玉ねぎを乾燥・微粉末化し、スープ粉末・シーズニング・加工肉・ドレッシングへ甘みと旨味を均一に広げる万能ベース原料です。玉ねぎ由来の甘みとグルタミン酸系の旨味を、液体や粉体に分散させやすいサイズに仕上げています。Agriture社では、乾燥玉ねぎと同じ原料を使い、微粉末化工程を加えた形でパウダー化しています。
原料形状の玉ねぎが「食感と具材感を残したいスープ・煮込み具材」に向くのに対し、玉ねぎパウダーは「甘み・旨味ベースとして均一に広げたい」用途に向きます。スープ粉末・シーズニング・ハンバーグやソーセージといった加工肉製品では、玉ねぎパウダーは古くから定番のベース素材として採用されています。
Agritureの玉ねぎパウダー、3つのこだわり
玉ねぎパウダーはベース原料として使われる頻度が高い分、焦げ臭・刺激臭が出ないクリーンな仕上がりが品質を左右します。Agriture社では、前処理から粉砕・包装までを自社加工所で管理し、ロット差の少ない仕上がりを目指しています。
1. 焦げ臭を出さない低温乾燥
玉ねぎは糖分が多く、温度が高すぎるとメイラード反応が進んで焦げ臭や苦味が出ます。低温で時間をかけて水分を抜き、玉ねぎ本来の甘みを残すことを最優先にしています。粉末を舐めた瞬間に、焦げ臭ではなく素直な甘みが感じられる状態が目安です。
2. 刺激成分をコントロールした仕上がり
生の玉ねぎに含まれる硫化アリル系の刺激成分は、乾燥条件で残り方が変わります。シーズニングや加工肉向けには刺激を残したシャープな仕上がり、スープ・ドレッシング向けには刺激を抑えたマイルドな仕上がり、というように用途に応じて調整できます。
3. 粒度選択で量産ラインに最適化
スープ粉末・ドレッシングでは溶け残りを感じない細挽き、シーズニング・加工肉では粒感があるガーリックパウダー的な中挽き、仕上げの振りかけには粗挽きというように、最終製品に合わせた粒度を選べます。量産ラインの計量・計装に合わせた粒度調整も可能です。
取り扱い製品がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

- 100g~の小ロットから販売
- 日本各地の伝統野菜の取扱い
- ドライフルーツ/ハーブも対応
玉ねぎパウダーの特徴
玉ねぎ由来の甘みとグルタミン酸系の旨味を凝縮。スープ粉末・ソース・シーズニングの土台として機能する万能ベース素材です。
ハンバーグ・ソーセージ・ハムでは玉ねぎパウダーは古くから使われる定番原料。生玉ねぎを使うより水分コントロールがしやすく、量産ラインに向きます。
スープやソースに溶かしても粒感が気になりにくく、粉末ミックスに均一に分散。戻し不要でそのまま使えます。
シャープ系(シーズニング・加工肉向け)/マイルド系(スープ・ドレッシング向け)から選べます。用途に応じて乾燥条件を調整します。
塩・胡椒・スパイス・他野菜パウダーと組み合わせたプリミックス対応が可能。シーズニング・スープ粉末の一括OEMに向きます。
乾燥玉ねぎと併用することで、甘み・旨味(パウダー)と具材感(原料形状)を両立できます。
製品仕様(業務用)
試作段階の基本仕様は以下の通りです。仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 玉ねぎパウダー |
| 原材料 | 玉ねぎ(国産) |
| 形状 | 微粉末(乾燥玉ねぎを粉砕) |
| 外観 | 淡いクリーム〜ベージュ色の微粉末 |
| 香り | 玉ねぎ特有の甘みを伴う香り、用途によりシャープ〜マイルドを選択 |
| 内容量 | 用途・ロットに応じて個別見積 |
| 賞味期限 | 出荷日から6ヶ月程度 |
| 保存方法 | 高温多湿・直射日光を避け、開封後は密閉して冷暗所で保管 |
| 加工所 | 京都府内の自社加工所 |
| 試作最小ロット | 原料1kg〜 |
カスタマイズ対応
粒度・配合・包装・最終製品化までを試作段階から相談いただけます。
| 項目 | 対応内容 |
|---|---|
| 粒度調整 | 細挽き(スープ粉末・ドレッシング)/中挽き(シーズニング・加工肉)/粗挽き(仕上げ・ふりかけ) |
| 香りタイプ | シャープ系(シーズニング・加工肉向け)/マイルド系(スープ・ドレッシング向け) |
| 事前ブレンド | 塩・胡椒・スパイス・他野菜パウダーとのプリミックス対応 |
| ブレンド設計 | キャベツ・セロリ・人参・昆布粉など野菜・だし系との複合レシピ |
| 包装形態 | 業務用バルク、大袋(加工肉工場向け)、小袋・スティック、キャニスター |
| OEM製品化 | スープ粉末・シーズニング・ドレッシング・加工肉・ソース類への展開 |
食感・具材感を残したい用途には原料形状がおすすめ
スープ・カレー・煮込み料理の具材など、玉ねぎの食感を残したい用途には、乾燥玉ねぎ(原料形状)が向きます。戻してそのまま具材として使える点が強みです。
品種・生産者・産地のこだわり
玉ねぎはユリ科(ヒガンバナ科)の代表的な野菜で、全国で通年栽培されています。パウダー原料としては、甘み主体の北海道産秋冬玉ねぎ、辛味が強い早生玉ねぎ、貯蔵性に優れた黄玉ねぎなど、用途に合わせた品種選定ができます。
主な産地
| 産地 | 特徴 |
|---|---|
| 北海道 | 玉ねぎ生産量全国トップ。甘みが強く加熱用途に向く |
| 佐賀県 | 新玉ねぎの主産地。辛味が穏やかで早生品種 |
| 兵庫県(淡路島) | 高糖度玉ねぎのブランド産地。パウダーでも甘みが際立つ |
| 愛知県 | 貯蔵玉ねぎ主産地。通年の安定供給が可能 |
品種・系統の使い分け
北海道産秋冬玉ねぎ(スーパーきたもみじなど)は加熱で甘みが増し、スープ・ソース向けに最適です。淡路島産のブランド玉ねぎは糖度が高く、プレミアム商品のベースに向きます。辛味系品種はシーズニング・加工肉向けに、刺激を残した仕上がりで使います。
粉末化の技術と品質管理
玉ねぎパウダーは糖分が多く、乾燥条件で焦げ臭の出方が大きく変わります。Agriture社では、仕込みから包装までを一貫して管理し、ロット間のブレを抑えています。
低温乾燥で焦げ臭を抑える
温度が上がると糖分とアミノ酸が反応して焦げ臭・苦味が出ます。低温で時間をかけて水分を抜くことで、玉ねぎ本来のクリーンな甘みを粉末に残します。
刺激成分の調整
硫化アリル系の刺激成分は乾燥条件で残存量が変わります。加工肉・シーズニング用途には残し、スープ・ドレッシング用途には抑える、というように用途別に条件設定します。
吸湿対策の包装
玉ねぎパウダーは糖分が多く吸湿しやすいため、仕上がった粉末は速やかに防湿包装に移します。業務用バルクは防湿袋、加工肉工場向けの大袋は脱酸素剤との併用で品質を保ちます。
TIPS:加工肉での配合設計
ハンバーグ生地では、ひき肉に対して玉ねぎパウダー1〜2%を練り込むと、生玉ねぎを炒める工程を省略しても甘みと旨味のベースが整います。ソーセージ・ハムでは0.5〜1%で玉ねぎ由来のコクを、鶏ミートボールや練り製品では1〜3%でしっかりした玉ねぎ感を出せます。生玉ねぎより水分コントロールがしやすく、量産ラインでの歩留まりが安定する点がベンダー側から評価されています。
活用シーン・採用事例
玉ねぎパウダーは加工食品の万能ベースとして古くから採用されています。ご相談が多い用途を5つのカテゴリに整理します。
1. スープ粉末・インスタント食品
- オニオンスープ・コンソメの旨味ベース
- インスタント味噌汁・和風スープ
- カップラーメン・ラーメンスープ
- フリーズドライ食品のブレンド
2. シーズニング・スパイス
- 塩・胡椒・ガーリックとブレンドしたオールシーズン
- ポップコーン・ナッツ用フレーバー
- 焼肉のタレ・ドライラブ
- BBQ用スパイスミックス
3. 加工肉・練り物
- ハンバーグ・ミートボールのベース
- ソーセージ・ハム・ベーコンの風味付け
- 餃子・シュウマイの餡
- つくね・さつま揚げの練り込み
4. ドレッシング・ソース
- オニオンドレッシング・シーザードレッシング
- ステーキソース・ハンバーグソース
- BBQソース・トマトケチャップ
- マヨネーズ・タルタルソースのアクセント
5. 調味料・ベース素材
- カレールー・シチュールーの野菜ベース
- だしパック・万能調味料
- レトルト食品のコク出し
- 減塩調味料の旨味補強
複合野菜ベースの設計ではキャベツパウダー・セロリパウダーとの組み合わせもご提案できます。きのこ系との複合だしはえのきパウダー・舞茸パウダーもご参照ください。
粉末の使い方・ブレンド設計
原料形状では戻し工程が必要ですが、パウダーは粉ものにそのまま配合できるのが利点です。粉体特有の運用ポイントを整理します。
使い方の基本
- スープ:200mlに対して1〜3gを溶かす
- 加工肉:ひき肉100gに対して1〜2gを練り込み
- ドレッシング:オイル+酢100gに対して1〜2gを加える
- シーズニング:塩・胡椒と1:1〜3:1でブレンド
- カレールー:ルー100gに対して3〜5gを配合
ブレンド設計の例
- オニオンスープミックス:玉ねぎ40%+昆布粉15%+スキムミルク25%+塩・デキストリン20%
- オールシーズニング:玉ねぎ30%+塩25%+胡椒15%+ガーリック10%+ハーブ20%
- 加工肉用ミックス:玉ねぎ40%+セロリ20%+人参15%+スパイス・塩25%
- ドレッシングベース:玉ねぎ30%+酢パウダー20%+砂糖25%+塩・胡椒・油脂25%
保管方法
- 未開封時:高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管
- 開封後:湿気を吸いやすいため、チャック袋や密閉容器に移し替え、冷蔵庫保管も可
- 賞味期限は出荷日から6ヶ月程度。開封後は1〜2ヶ月を目安に使い切り
- ダマになった場合は、茶こしでふるってから使用すると均一に分散する
関連記事・他の野菜原料
Agriture社で取り扱う野菜系パウダーおよび関連原料です。スープ粉末・シーズニング・加工肉の設計時にご活用ください。
- 乾燥玉ねぎ:スープ・煮込み具材向けの原料形状
- キャベツパウダー:お好み焼き粉・スープ粉末向け
- セロリパウダー:洋風スープ・加工肉向け
- えのきパウダー:きのこだし・減塩設計
- 舞茸パウダー:機能性きのこ・複合だし
取り扱い製品がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

- 100g~の小ロットから販売
- 日本各地の伝統野菜の取扱い
- ドライフルーツ/ハーブも対応
よくあるご質問
乾燥玉ねぎ(原料形状)と玉ねぎパウダーはどう使い分けますか?
原料形状は食感と具材感を残したい用途、スープ・カレー・煮込み料理・炒め物の具材に向きます。パウダーは甘み・旨味ベースを均一に広げたい用途、スープ粉末・シーズニング・加工肉・ドレッシングに向きます。同じレシピで両方を併用し、甘みの厚みと具材感を両立させるケースもあります。
加工肉向けにはどのタイプが良いですか?
加工肉(ハンバーグ・ソーセージ・ハム)向けには、硫化アリル系の刺激を残したシャープタイプの中挽きを推奨します。生玉ねぎを使うより水分コントロールがしやすく、量産ラインでの歩留まりが安定します。配合は1〜2%が目安で、塩・胡椒・スパイスとのプリミックス納品も対応可能です。
焦げ臭のない仕上がりは可能ですか?
はい。低温乾燥で仕上げることで、焦げ臭・苦味を出さずにクリーンな甘みを残した粉末に仕上げられます。温度帯を上げて時短乾燥すると焦げ臭が出やすいため、品質を優先してゆっくり仕上げる設計にしています。試作段階で香りのチェックが可能です。
粒度は選べますか?
細挽き(スープ粉末・ドレッシング向けで溶けやすい微粉)、中挽き(シーズニング・加工肉向け)、粗挽き(ふりかけ・仕上げ用)の3段階で試作できます。同じ原料から粒度だけを変えた比較試作も可能で、量産ラインの計量・計装設備に合わせた粒度調整もご相談いただけます。
試作の最小ロットはどのくらいですか?
試作は原料1kgからお受けしています。想定する最終製品の仕様・配合・ロット・スケジュールをお聞きしたうえで、個別に見積と納期をご提案します。スープ粉末・シーズニング・加工肉・ドレッシングなどの最終製品化までを一貫して相談いただけます。
賞味期限と保存方法を教えてください。
賞味期限は出荷日から6ヶ月程度です。未開封時は高温多湿と直射日光を避け、常温の冷暗所で保管してください。玉ねぎパウダーは糖分が多く吸湿しやすいため、開封後はチャック袋や密閉容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。脱酸素剤の併用も有効です。
プリミックス(事前ブレンド)の対応はできますか?
対応可能です。塩・胡椒・スパイス・他野菜パウダー・だし粉末を指定配合でブレンドし、最終製品に近い粉末の状態で納品する運用もご相談いただけます。シーズニング・オールスパイス・スープ粉末のOEMでは、プリミックスでの納品がユーザー側の生産ラインをシンプルにします。
