舞茸パウダーは、舞茸を乾燥・微粉末化し、だし・スープ粉末・機能性食品・シーズニングへ舞茸特有の香ばしい旨味を均一に広げる原料です。舞茸に多く含まれるグアニル酸・グルタミン酸の相乗する旨味と、βグルカンをはじめとした機能性成分を、液体や粉体に分散させやすいサイズに仕上げています。Agriture社では、乾燥舞茸と同じ原料を使い、微粉末化工程を加えた形でパウダー化しています。
原料形状の舞茸が「食感と香ばしさを残したい炒め物・鍋・天ぷら具材」に向くのに対し、舞茸パウダーは「旨味と機能性成分を均一に広げたい」用途に向きます。同じきのこ系のえのきパウダー・なめこパウダーとブレンドすれば、単一きのこでは出せない複合きのこだしの設計も可能です。
Agritureの舞茸パウダー、3つのこだわり
舞茸は旨味成分と機能性成分の両面で価値のある素材です。Agriture社では、前処理から粉砕・包装までを自社加工所で管理し、ロット差の少ない仕上がりを目指しています。
1. 旨味成分と機能性を残す低温乾燥
舞茸はグアニル酸・グルタミン酸の両方を豊富に含む珍しいきのこで、単一素材で旨味の相乗効果が得られます。温度を上げすぎると旨味成分もβグルカンなどの機能性成分も分解が進むため、低温でじっくり仕上げます。粉末を舐めた瞬間に舞茸らしい香ばしい旨味が広がる状態が目安です。
2. 香ばしさを活かす粉砕条件
舞茸特有の香ばしい香りは、粉砕時の摩擦熱で揮発しやすい性質があります。粉砕ロットを小さくし、温度上昇を抑えた条件で粒度を揃えることで、袋を開けた瞬間の舞茸らしい香ばしい香りを粉末に残します。
3. 機能性食品向けのブレンド設計
舞茸に含まれるβグルカン(特にMDフラクション系)は、機能性食品・健康ドリンクでの訴求素材として注目されています。他のきのこパウダー・野菜パウダー・薬膳素材との組み合わせで、きのこ複合サプリメント・免疫系機能性食品のOEM原料設計に対応できます。
取り扱い製品がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

- 100g~の小ロットから販売
- 日本各地の伝統野菜の取扱い
- ドライフルーツ/ハーブも対応
舞茸パウダーの特徴
単一素材で旨味の相乗効果が得られる希少なきのこ。だし・スープ粉末の旨味ベースとして設計の厚みが出ます。
βグルカン(MDフラクション系)を含む機能性素材として、免疫系・健康訴求食品のOEM原料に展開できます。
スープや味噌汁に溶かしても粒感が気になりにくく、粉末ミックスに均一に分散。戻し不要でそのまま使えます。
細挽き(スープ粉末・ドリンク)/中挽き(だしパック・シーズニング)/粗挽き(仕上げ振りかけ)から選べます。
えのき・なめこ・椎茸など他のきのこパウダーと組み合わせて、複合きのこだしや万能シーズニングの中核設計が可能です。
乾燥舞茸と併用することで、旨味の厚み(パウダー)と具材感・香ばしさ(原料形状)を両立できます。
製品仕様(業務用)
試作段階の基本仕様は以下の通りです。仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 舞茸パウダー |
| 原材料 | 舞茸(国産) |
| 形状 | 微粉末(乾燥舞茸を粉砕) |
| 外観 | 淡い茶〜こげ茶色の微粉末 |
| 香り | 舞茸特有の香ばしい旨味香、きのこらしいコクのある香り |
| 内容量 | 用途・ロットに応じて個別見積 |
| 賞味期限 | 出荷日から6ヶ月程度 |
| 保存方法 | 高温多湿・直射日光を避け、開封後は密閉して冷暗所で保管 |
| 加工所 | 京都府内の自社加工所 |
| 試作最小ロット | 原料1kg〜 |
カスタマイズ対応
粒度・配合・包装・最終製品化までを試作段階から相談いただけます。機能性食品のOEMなど、成分分析を前提とした設計にも対応可能です。
| 項目 | 対応内容 |
|---|---|
| 粒度調整 | 細挽き(スープ粉末・ドリンク)/中挽き(だしパック・シーズニング)/粗挽き(仕上げ振りかけ) |
| 事前ブレンド | 昆布粉・椎茸粉・えのき粉・野菜粉・塩とのプリミックス対応 |
| ブレンド設計 | 他のきのこパウダー、薬膳素材、野菜パウダーとの複合レシピ |
| 包装形態 | 業務用バルク、だしパック内包用、スティック・小袋、サプリメント向け大袋 |
| OEM製品化 | スープ粉末・だしパック・機能性食品・シーズニング・サプリメントへの展開 |
| 原料供給 | 自社原料のほか、指定産地での受託乾燥・粉砕にも対応 |
食感・具材感を残したい用途には原料形状がおすすめ
炊き込みご飯・天ぷら・鍋・炒め物など、舞茸の食感と香ばしさを活かしたい用途には、乾燥舞茸(原料形状)が向きます。戻してそのまま具材として使える点が強みです。
品種・生産者・産地のこだわり
舞茸はサルノコシカケ科のきのこで、かつては「幻のきのこ」と呼ばれるほど貴重でした。現在は菌床栽培が確立され、国内では新潟県を中心に全国で生産されています。パウダー原料としては、株の大きさより香ばしさと旨味成分が揃った品種が適します。
主な産地
| 産地 | 特徴 |
|---|---|
| 新潟県 | 舞茸生産量全国トップ。菌床栽培の技術が確立されている |
| 静岡県 | 香ばしさの強い系統が栽培される主要産地 |
| 福岡県 | 西日本の主要産地。流通網が確立されており調達がしやすい |
| 群馬県 | 冷涼な気候を活かした通年生産。株の形が整う |
品種・系統の使い分け
一般的な菌床栽培の舞茸(黒系)は香ばしさが強く、だしやシーズニング向きの汎用原料です。白舞茸(白まいたけ)は色味が白く、淡い風味で見た目を活かしたスープ粉末や健康食品向けに使えます。機能性食品向けには、βグルカン含有率が高いとされる系統を指定できます。
粉末化の技術と品質管理
舞茸パウダーは、乾燥条件と粉砕条件で旨味と香ばしさの残り方が変わります。Agriture社では、仕込みから包装までを一貫して管理し、ロット間のブレを抑えています。
低温乾燥で旨味と機能性を保持
グアニル酸・グルタミン酸・βグルカンはいずれも温度帯が高すぎると分解が進みます。低温でじっくり仕上げることで、旨味と機能性を同時に粉末に閉じ込めます。
粉砕時の発熱コントロール
舞茸の香ばしい香りは摩擦熱で揮発しやすいため、粉砕ロットを小さくし、休止時間を入れながら粒度を揃えます。袋を開けた瞬間の香りで品質を判断しています。
機能性食品向けのロット管理
βグルカン含有量を訴求する機能性食品向けには、原料産地・品種・乾燥条件をロット単位で記録し、含有量分析のサンプルも残します。届出書類を前提とした品質管理にも対応できます。
TIPS:複合きのこだしの黄金比
単一きのこより複合きのこの方がだしの厚みが大きく出ます。舞茸35%+えのき25%+椎茸25%+昆布粉15%の配合は、グアニル酸とグルタミン酸の相乗効果で塩分を20%下げても満足感を維持できる設計です。減塩だしパック・減塩調味料・介護食ベースとしてご相談が多い黄金比です。仕上げに舞茸の粗挽きを0.1〜0.3g振りかけると香ばしさが立ち上がり、食欲を引き立てます。
活用シーン・採用事例
舞茸パウダーは旨味と機能性の両面で採用事例が広がっています。ご相談が多い用途を5つのカテゴリに整理します。
1. スープ粉末・インスタント食品
- 舞茸の炊き込みご飯の素
- きのこ鍋つゆ・和風スープの粉末ベース
- 即席味噌汁・インスタントスープ
- フリーズドライ食品のブレンド
2. だしパック・万能調味料
- きのこだしパック(舞茸・椎茸・昆布のブレンド)
- 万能きのこ調味料(シェフの秘密兵器系)
- うどんつゆ・そばつゆの粉末ベース
- 鍋の素・寄せ鍋つゆ
3. 機能性食品・サプリメント
- βグルカン訴求の機能性食品
- 免疫系サポート系サプリメント
- きのこ複合サプリメント
- 健康ドリンク・青汁ミックス
4. シーズニング・ふりかけ
- きのこふりかけ(ご飯・おにぎりの素)
- パスタシーズニング・ピザ用スパイス
- ポップコーン・ナッツ用フレーバー
- 焼肉・唐揚げの下味パウダー
5. 加工食品・惣菜
- ハンバーグ・ミートボールの旨味ベース
- レトルトカレー・シチューのコク出し
- 冷凍餃子・シュウマイの餡
- 介護食・減塩調味料ベース
きのこ複合だしの設計はえのきパウダー・なめこパウダーもご参照ください。機能性食品のOEMは食品OEMの窓口で相談を受け付けています。薬膳領域では野菜薬膳との連携も可能です。
粉末の使い方・ブレンド設計
原料形状では戻し工程が必要ですが、パウダーは粉ものにそのまま配合できるのが利点です。粉体特有の運用ポイントを整理します。
使い方の基本
- スープ:200mlに対して0.5〜1.5gを溶かす
- だしパック1包あたり1〜2gを他のだし素材とブレンド
- ハンバーグ・ミートボール:ひき肉100gに対して0.3〜0.5gを練り込み
- シーズニング:塩・胡椒と1:1〜2:1でブレンド
- サプリメント原料:製品仕様に応じた含有量で設計
ブレンド設計の例
- 複合きのこだし:舞茸35%+えのき25%+椎茸25%+昆布粉15%
- きのこスープミックス:舞茸30%+玉ねぎ20%+スキムミルク30%+塩・デキストリン20%
- 万能きのこシーズニング:舞茸35%+えのき25%+塩・スパイス40%
- 機能性食品:舞茸40%+他きのこ30%+デキストリン20%+その他10%(製品仕様に応じて設計)
保管方法
- 未開封時:高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管
- 開封後:湿気を吸いやすいため、チャック袋や密閉容器に移し替え、冷蔵庫保管も可
- 賞味期限は出荷日から6ヶ月程度。開封後は1〜2ヶ月を目安に使い切り
- ダマになった場合は、茶こしでふるってから使用すると均一に分散する
関連記事・他のきのこ原料
Agriture社で取り扱うきのこ系パウダーおよび関連原料です。複合だしや機能性食品の設計時にご活用ください。
- 乾燥舞茸:炊き込み・鍋・天ぷら具材向けの原料形状
- えのきパウダー:グアニル酸の旨味ベース
- なめこパウダー:とろみと旨味の微粉末
- ウコンパウダー:機能性食品向け定番素材
- 食品OEMの窓口:機能性食品OEM相談窓口
取り扱い製品がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

- 100g~の小ロットから販売
- 日本各地の伝統野菜の取扱い
- ドライフルーツ/ハーブも対応
よくあるご質問
乾燥舞茸(原料形状)と舞茸パウダーはどう使い分けますか?
原料形状は食感と香ばしさを残したい用途、炊き込みご飯・天ぷら・鍋・炒め物に向きます。パウダーは旨味と機能性を均一に広げたい用途、だし・スープ粉末・機能性食品・シーズニングに向きます。同じレシピで両方を併用し、旨味の厚みと具材感・香ばしさを両立させるケースもあります。
他のきのこパウダーと何が違いますか?
舞茸はグアニル酸(きのこ由来)とグルタミン酸(アミノ酸由来)の両方を豊富に含む希少なきのこで、単一素材で旨味の相乗効果が得られます。えのきはグアニル酸主体の素直な旨味、なめこはとろみと深み、舞茸は香ばしさを伴う複合旨味、と使い分けるとだし設計の幅が広がります。3種を組み合わせた複合きのこだしは、単一きのこでは出せない厚みが出ます。
機能性表示食品の原料として使えますか?
機能性表示食品向けのOEM原料としてのご相談に対応しています。βグルカン含有量の分析・エビデンスの整備・届出書類の作成は自社単独では対応できないため、食品OEMの窓口経由で機能性表示食品に強いパートナー企業をご紹介するスキームを組む形になります。ロット単位での原料管理と分析サンプル保存には対応可能です。
粒度は選べますか?
細挽き(スープ粉末・ドリンク向けで溶けやすい微粉)、中挽き(だしパック・シーズニング向け)、粗挽き(仕上げ振りかけ用)の3段階で試作できます。サプリメント・タブレット用には量産ラインで流れやすい粒度設計も可能です。
試作の最小ロットはどのくらいですか?
試作は原料1kgからお受けしています。想定する最終製品の仕様・配合・ロット・スケジュールをお聞きしたうえで、個別に見積と納期をご提案します。スープ粉末・だしパック・機能性食品・シーズニングなどの最終製品化までを一貫して相談いただけます。
賞味期限と保存方法を教えてください。
賞味期限は出荷日から6ヶ月程度です。未開封時は高温多湿と直射日光を避け、常温の冷暗所で保管してください。パウダーは湿気を吸いやすいため、開封後はチャック袋や密閉容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。機能性成分の劣化を抑えるには遮光容器での保管を推奨します。
減塩調味料のベースに使えますか?
ご相談が多い用途の一つです。舞茸はグアニル酸とグルタミン酸の相乗効果で、塩分を下げても満足感を維持しやすい素材です。他のきのこパウダー・昆布粉と組み合わせた複合だし設計により、減塩しょうゆ・減塩だし・介護食ベース・病院給食向けメニューで塩分を20〜30%下げても物足りなさを感じさせない設計が可能です。
