セロリパウダーは、セロリを乾燥・微粉末化し、洋風スープのブイヨンベース、加工肉の香味付け、ドレッシングやシーズニングへセロリ独特の青みとコクを均一に広げる原料です。セロリの茎と葉に含まれる芳香成分を、液体や粉体に分散させやすいサイズに仕上げています。Agriture社では、乾燥セロリと同じ原料を使い、微粉末化工程を加えた形でパウダー化しています。
原料形状のセロリが「食感と具材感を残したいスープ・ピクルス・煮込み具材」に向くのに対し、セロリパウダーは「香りとコクを均一に広げたい」用途に向きます。欧米の加工食品業界ではセロリパウダーは香味野菜ベース(ミルポワ)の定番原料として長く使われており、国内でもブイヨン・ソース・加工肉のOEMで採用が増えています。
Agritureのセロリパウダー、3つのこだわり
セロリパウダーは独特の芳香が品質の決め手です。Agriture社では、前処理から粉砕・包装までを自社加工所で管理し、ロット差の少ない仕上がりを目指しています。
1. 芳香成分を逃さない低温乾燥
セロリ特有の香りは精油成分(フタライド類など)によるもので、熱に弱く揮発しやすい性質があります。低温で時間をかけて水分を抜き、粉砕工程でも発熱を抑えることで、袋を開けた瞬間にセロリらしい香りが立ち上がる仕上がりを目指します。
2. 茎と葉の配合調整
セロリは茎と葉で香りの質が異なります。茎主体ならマイルドでコクのある香り、葉を多めに配合するとシャープでハーブ的な香りが強く出ます。用途に応じて茎と葉の配合比を指定でき、欧米式のブイヨンベースや加工肉用シーズニング向けの香り設計が可能です。
3. 香味野菜ブレンドの設計パートナー
玉ねぎ・人参・セロリは洋風ブイヨンの基本構成です。Agriture社では玉ねぎパウダー・キャベツパウダーも同じラインで扱っているため、香味野菜ベース(ミルポワミックス)のブレンドを一つの原料供給先でまとめて設計できます。
取り扱い製品がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

- 100g~の小ロットから販売
- 日本各地の伝統野菜の取扱い
- ドライフルーツ/ハーブも対応
セロリパウダーの特徴
セロリ特有のフタライド系香気成分を凝縮。洋風ブイヨン・ソース・加工肉に深みと広がりを与えるアクセント原料として機能します。
ミルポワ(玉ねぎ・人参・セロリ)のセロリ部分の粉末化で、コンソメ・ブイヨン・シチュー・煮込みのベースに向きます。
スープやソースに溶かしても粒感が気になりにくく、粉末ミックスに均一に分散。戻し不要でそのまま使えます。
茎主体(マイルド・コク)/葉主体(シャープ・ハーブ感)から選べます。用途に応じて茎と葉の配合比を指定できます。
ソーセージ・ハム・パテなど欧米系加工肉では、セロリパウダーは古くから使われる香味ベース。量産ラインでの配合にも向きます。
乾燥セロリと併用することで、香り(パウダー)と食感(原料形状)を両立できます。
製品仕様(業務用)
試作段階の基本仕様は以下の通りです。仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | セロリパウダー |
| 原材料 | セロリ(国産) |
| 形状 | 微粉末(乾燥セロリを粉砕) |
| 外観 | 淡い黄緑〜薄緑色の微粉末 |
| 香り | セロリ特有のフタライド系香気、青みとコクを伴う芳香 |
| 内容量 | 用途・ロットに応じて個別見積 |
| 賞味期限 | 出荷日から6ヶ月程度 |
| 保存方法 | 高温多湿・直射日光を避け、開封後は密閉して冷暗所で保管 |
| 加工所 | 京都府内の自社加工所 |
| 試作最小ロット | 原料1kg〜 |
カスタマイズ対応
粒度・配合・包装・最終製品化までを試作段階から相談いただけます。
| 項目 | 対応内容 |
|---|---|
| 粒度調整 | 細挽き(ブイヨン・ドレッシング)/中挽き(加工肉・ソーセージ)/粗挽き(シーズニング・仕上げ) |
| 配合調整 | 茎主体(マイルド・コク)/葉主体(シャープ・ハーブ感)/茎・葉バランス型 |
| 事前ブレンド | 玉ねぎ・人参・パセリ・タイムなどミルポワ系素材とのプリミックス対応 |
| ブレンド設計 | ハーブ類(タイム・ローリエ・パセリ)、スパイス類(ブラックペッパー・ナツメグ)との複合レシピ |
| 包装形態 | 業務用バルク、加工肉工場向け大袋、小袋・スティック、スパイス瓶 |
| OEM製品化 | ブイヨン・コンソメ・ソーセージ・ハム・ソース・ドレッシングへの展開 |
食感・具材感を残したい用途には原料形状がおすすめ
ピクルス・マリネ・スープの具材・煮込み料理など、セロリの食感を活かしたい用途には、乾燥セロリ(原料形状)が向きます。戻してそのまま具材として使える点が強みです。
品種・生産者・産地のこだわり
セロリはセリ科の香味野菜で、欧米では古くから香味ベースとして使われてきました。パウダー原料としては、茎が太くて香りの強いコーネル系・トップセラー系、葉物主体で香りが繊細なセロリアック系統、葉柄の柔らかいスープセロリ系統などから用途に合わせた品種選定ができます。
主な産地
| 産地 | 特徴 |
|---|---|
| 長野県 | セロリ生産量全国トップ。冷涼な気候で香りの強い原料が育つ |
| 静岡県 | 冬春セロリの主産地。茎が太く加工向きの品質 |
| 福岡県 | 西日本の主要産地。通年での安定供給が可能 |
| 愛知県 | 夏秋セロリの産地。葉物主体の原料として活用 |
品種・系統の使い分け
コーネル系(一般流通の主流)は茎が太く香りが強く、業務用の汎用原料として向きます。葉物主体のスープセロリ(キンサイ/中国セロリ)は香りがシャープで、アジア系料理・加工肉のシーズニングに適します。品種指定やブレンド配合もご相談いただけます。
粉末化の技術と品質管理
セロリパウダーは香りと粒度の均一性で差が出ます。Agriture社では、仕込みから包装までを一貫して管理し、ロット間のブレを抑えています。
低温乾燥で香りを保持
セロリの芳香成分は熱で揮発しやすく、温度を上げると香りのない粉末になります。低温でゆっくり水分を抜き、セロリらしい香りを粉末に残します。
茎と葉の分別管理
茎と葉は別々に前処理し、用途に応じた比率でブレンドして粉砕します。配合比のロット記録を残すことで、試作と量産の風味差を抑えます。
遮光包装で品質を維持
セロリパウダーは光で退色が進むため、仕上がった粉末は速やかに遮光包装に移します。業務用バルクは遮光袋、小袋・スティックは遮光フィルムを採用します。
TIPS:洋風ブイヨンベースの配合
洋風ブイヨンベースを設計する場合、玉ねぎパウダー50%・人参パウダー25%・セロリパウダー15%・塩10%のミルポワベースが定番です。ここに昆布粉や酵母エキスを加えると旨味の厚みが増します。加工肉用シーズニングでは、セロリパウダー30%・塩25%・黒胡椒15%・ナツメグ・タイム・ローリエなどのハーブ30%で欧米式のソーセージ用配合になります。量産ではプリミックスでの納品が運用をシンプルにします。
活用シーン・採用事例
セロリパウダーは洋風加工食品のベース原料として採用が定着しています。ご相談が多い用途を5つのカテゴリに整理します。
1. 洋風スープ・ブイヨン
- コンソメ・ブイヨンキューブの粉末ベース
- ミネストローネ・ポトフのスープミックス
- クリームスープ・チャウダーのベース
- 業務用スープ顆粒
2. 加工肉・ソーセージ
- ソーセージ・フランクフルトの香味付け
- ハム・ベーコン・パテのシーズニング
- ハンバーグ・ミートローフへの配合
- 燻製用ラブスパイス
3. ソース・ドレッシング
- デミグラスソース・トマトソースのコク出し
- シーザードレッシング・ブルーチーズドレッシング
- バーベキューソース・ステーキソース
- ブラッディマリー用のシーズニングミックス
4. シーズニング・スパイスミックス
- セロリソルト(塩とブレンド)
- ケイジャンシーズニング・オールドベイ系
- ポテトシーズニング・フライドチキン用
- ポップコーン・ナッツ用フレーバー
5. 製菓・ベーカリー
- 野菜クラッカー・グリッシーニ
- 総菜パン・キッシュ生地への配合
- セイボリークッキーの風味付け
- サンドイッチ用スプレッド
ミルポワ系のブレンド設計は玉ねぎパウダーとの組み合わせが定番です。和風野菜との組み合わせはキャベツパウダー・水菜パウダーも参考になります。
粉末の使い方・ブレンド設計
原料形状では戻し工程が必要ですが、パウダーは粉ものにそのまま配合できるのが利点です。粉体特有の運用ポイントを整理します。
使い方の基本
- ブイヨン:200mlに対して0.5〜1.5gを溶かす
- 加工肉:ひき肉100gに対して0.5〜1.5gを練り込み
- ソース:100gに対して0.5〜1gを加える
- ドレッシング:100gに対して0.3〜0.8g
- セロリソルト:塩100g+セロリパウダー15〜25g
ブレンド設計の例
- ミルポワベース:玉ねぎ50%+人参25%+セロリ15%+塩10%
- ソーセージ用ミックス:セロリ30%+塩25%+黒胡椒15%+ハーブ30%
- ケイジャンシーズニング:パプリカ30%+セロリ15%+塩15%+ガーリック10%+スパイス30%
- セロリソルト:塩80%+セロリパウダー20%
保管方法
- 未開封時:高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管
- 開封後:湿気を吸いやすいため、チャック袋や密閉容器に移し替え、冷蔵庫保管も可
- 賞味期限は出荷日から6ヶ月程度。開封後は1〜2ヶ月を目安に使い切り
- ダマになった場合は、茶こしでふるってから使用すると均一に分散する
関連記事・他の香味野菜原料
Agriture社で取り扱う香味野菜系パウダーおよび関連原料です。ブイヨン・加工肉・シーズニングの設計時にご活用ください。
- 乾燥セロリ:ピクルス・スープ具材向けの原料形状
- 玉ねぎパウダー:ミルポワベースの主原料
- キャベツパウダー:スープ粉末・お好み焼き粉向け
- 水菜パウダー:京野菜のグリーン
- きゅうりパウダー:冷製ソース・浴剤向け
取り扱い製品がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

- 100g~の小ロットから販売
- 日本各地の伝統野菜の取扱い
- ドライフルーツ/ハーブも対応
よくあるご質問
乾燥セロリ(原料形状)とセロリパウダーはどう使い分けますか?
原料形状は食感と具材感を残したい用途、ピクルス・マリネ・スープの具材・煮込み料理に向きます。パウダーは香りとコクを均一に広げたい用途、ブイヨン・ソーセージ・ソース・ドレッシングに向きます。同じレシピで両方を併用し、香りの厚みと食感を両立させるケースもあります。
茎主体と葉主体の違いは何ですか?
茎主体の仕上がりはマイルドでコクのある香りが特徴で、洋風スープ・ブイヨン・加工肉のベースに向きます。葉主体はシャープでハーブ的な香りが強く出るため、シーズニング・ソース・ドレッシングのアクセント原料に適します。茎と葉のバランス型も選択でき、用途に応じて配合比を指定いただけます。
加工肉向けのプリミックスはどこまで対応できますか?
ソーセージ・ハム・ベーコン向けのシーズニングミックスとして、セロリパウダー・塩・黒胡椒・ナツメグ・タイム・ローリエ・ガーリックなどを指定配合でブレンドし、最終製品に近い状態で納品できます。加工肉メーカー様からのご相談が多い運用で、量産ラインでの計量・混合工程を省略できます。
粒度は選べますか?
細挽き(ブイヨン・ドレッシング向けで溶けやすい微粉)、中挽き(加工肉・ソーセージ向け)、粗挽き(シーズニング・仕上げ用)の3段階で試作できます。同じ原料から粒度だけを変えた比較試作も可能です。
試作の最小ロットはどのくらいですか?
試作は原料1kgからお受けしています。想定する最終製品の仕様・配合・ロット・スケジュールをお聞きしたうえで、個別に見積と納期をご提案します。ブイヨン・加工肉・ソース・ドレッシングなどの最終製品化まで一貫して相談いただけます。
賞味期限と保存方法を教えてください。
賞味期限は出荷日から6ヶ月程度です。未開封時は高温多湿と直射日光を避け、常温の冷暗所で保管してください。セロリパウダーは光と湿気で品質が劣化しやすいため、遮光容器・密閉容器への移し替えを推奨します。開封後は1〜2ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。
アレルギー表示上の注意はありますか?
セロリはEU圏ではアレルゲン表示義務対象品目です。日本国内では特定原材料に準ずる品目には含まれていませんが、輸出商品や海外向けOEM商品を設計される場合は、アレルゲン表示ルールと生産ラインの管理について事前にご相談ください。他の原料との交差汚染がないよう、専用ラインでの加工対応もご相談いただけます。
