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キャベツパウダー

キャベツパウダーは、キャベツを乾燥・微粉末化し、お好み焼き粉・スープ粉末・練り物・パン生地へ自然な甘みと野菜感を均一に広げる原料です。キャベツ由来のビタミンU(通称キャベジン)をはじめとした機能性成分と、加熱で引き出されるやさしい甘みを、液体や粉体に分散させやすいサイズに仕上げています。Agriture社では、乾燥キャベツと同じ原料を使い、微粉末化工程を加えた形でパウダー化しています。

原料形状のキャベツが「食感と具材感を残したいお好み焼き・スープ具材」に向くのに対し、キャベツパウダーは「甘みと風味を均一に広げたい」用途に向きます。お好み焼き粉・たこ焼き粉のベース、パン生地の風味付け、介護食ベースなどで採用が広がっている原料です。

目次

Agritureのキャベツパウダー、3つのこだわり

野菜パウダーは、甘み成分の保持と粒度の均一性が品質を決めます。Agriture社では、前処理から粉砕・包装までを自社加工所で管理し、ロット差の少ない仕上がりを目指しています。

1. 甘みを引き出す低温乾燥

キャベツの甘みは、乾燥工程で水分が抜けるにつれて凝縮されます。温度を上げすぎると焦げ臭が出たり、ビタミンU(メチルメチオニンスルホニウム)が分解したりするため、低温で時間をかけて仕上げます。粉末を舐めた瞬間に自然なキャベツの甘みが感じられる状態が目安です。

2. 用途に合わせた粒度調整

お好み焼き粉・スープ粉末では均一に分散する細挽き、パン生地・練り物ではキャベツのテクスチャが残る中挽き、仕上げの振りかけには粗挽きというように、最終製品に合わせた粒度を選べます。試作段階で3〜4段階比較が可能です。

3. 事前ブレンド対応で量産ラインを簡素化

お好み焼き粉のように、キャベツパウダー+小麦粉+山芋粉+だし粉末を配合する製品では、プリミックスでの納品が量産ラインの簡素化に役立ちます。配合比・ロット・包装形態を事前に決めることで、最終製品に近い状態で供給可能です。

取り扱い製品がわかる商品カタログ

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

乾燥野菜
  • 100g~の小ロットから販売
  • 日本各地の伝統野菜の取扱い
  • ドライフルーツ/ハーブも対応

キャベツパウダーの特徴

やさしい甘みと野菜感

加熱で引き出されるキャベツの甘みを凝縮。スープ粉末・お好み焼き粉・パン生地で自然な野菜感を演出します。

ビタミンU含有素材

胃の粘膜保護作用で知られるビタミンU(キャベジン)を含むため、胃腸健康訴求の機能性食品・介護食ベースとしてご相談が多い原料です。

液体・粉体への分散性

お好み焼き粉やスープに溶かしても粒感が気になりにくく、粉末ミックスに均一に分散。戻し不要でそのまま使えます。

粒度調整が可能

細挽き(お好み焼き粉・スープ粉末)/中挽き(パン・練り物)/粗挽き(ふりかけ・仕上げ)から選べます。

プリミックス対応

小麦粉・山芋粉・だし粉末との事前ブレンドに対応。お好み焼き粉・たこ焼き粉のOEMを一括で設計できます。

原料形状との併用

乾燥キャベツと併用することで、甘み・風味(パウダー)と食感(原料形状)を両立できます。

製品仕様(業務用)

試作段階の基本仕様は以下の通りです。仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。

項目内容
商品名キャベツパウダー
原材料キャベツ(国産)
形状微粉末(乾燥キャベツを粉砕)
外観淡いクリーム〜黄緑色の微粉末
香りキャベツ特有の甘みを伴う野菜香
内容量用途・ロットに応じて個別見積
賞味期限出荷日から6ヶ月程度
保存方法高温多湿・直射日光を避け、開封後は密閉して冷暗所で保管
加工所京都府内の自社加工所
試作最小ロット原料1kg〜

カスタマイズ対応

粒度・配合・包装・最終製品化までを試作段階から相談いただけます。

項目対応内容
粒度調整細挽き(お好み焼き粉・スープ粉末)/中挽き(パン・練り物)/粗挽き(ふりかけ・仕上げ)
事前ブレンド小麦粉・山芋粉・だし粉末・塩とのプリミックス対応
ブレンド設計玉ねぎ・ニンジン・セロリなど他野菜、だし粉末との複合レシピ
包装形態業務用バルク、お好み焼き粉向け大袋、小袋・スティック、キャニスター
OEM製品化お好み焼き粉・たこ焼き粉・スープ粉末・パンミックス・介護食ベースへの展開
原料供給自社原料のほか、指定産地・規格外品の受託乾燥・粉砕にも対応

食感・具材感を残したい用途には原料形状がおすすめ

お好み焼きの具・スープ具材・炒め物ベースなど、キャベツの食感を活かしたい用途には、乾燥キャベツ(原料形状)が向きます。戻してそのまま具材として使える点が強みです。

→ 乾燥キャベツの詳細を見る

品種・生産者・産地のこだわり

キャベツはアブラナ科の代表的な野菜で、全国で通年栽培されています。パウダー原料としては、葉が柔らかく甘みの強い春キャベツ、身が詰まって加熱で甘みが出る冬キャベツ、結球が固くて水分の抜けがよい夏秋キャベツなど、用途に合わせた品種選定ができます。

主な産地

産地特徴
群馬県(嬬恋村)夏秋キャベツの主産地。高原の冷涼気候で身が締まる
愛知県冬キャベツの主産地。甘みが強く加熱用途に向く
千葉県春キャベツの主産地。葉が柔らかくパウダー化しやすい
長野県夏キャベツの産地。水分の抜けが早く乾燥効率が高い

品種・系統の使い分け

冬キャベツ(寒玉系統)は甘みが強く、スープ・お好み焼き粉など加熱用途のベースに向きます。春キャベツ(さとうキャベツ系統)は葉が柔らかく香りが繊細で、ベーカリー生地や製菓用の風味付けに適します。夏秋キャベツは水分の抜けがよく、量産ロット向きです。

粉末化の技術と品質管理

キャベツパウダーは乾燥条件で甘みの引き出し方が変わります。Agriture社では、仕込みから包装までを一貫して管理し、ロット間のブレを抑えています。

低温乾燥で甘みを引き出す

乾燥工程で水分が抜けるにつれて糖分が凝縮されますが、温度が高すぎるとメイラード反応が進みすぎて苦味や焦げ臭が出ます。低温で時間をかけることで、自然な甘みを粉末に残します。

粉砕時の発熱コントロール

粉砕工程では摩擦熱で香味成分が揮発しやすく、キャベツらしい野菜感が弱まります。粉砕ロットを小さくし、休止時間を入れながら粒度を揃えます。

プリミックス前提の配合管理

お好み焼き粉のような複合原料では、事前に配合比を決めてブレンドした状態で納品することも可能です。ユーザー側での計量・混合工程を省略でき、量産ラインがシンプルになります。配合比ごとのロット管理表を残し、再現性を確保します。

TIPS:お好み焼き粉での配合設計

業務用お好み焼き粉では、小麦粉に対してキャベツパウダーを3〜5%、山芋粉を2〜3%、だし粉末(鰹・昆布)を1〜2%配合するのが目安です。キャベツパウダーを加えることで、生のキャベツを入れる前から粉自体にキャベツの風味が広がり、焼き上がりの香りと甘みが一段深くなります。粗挽きを0.5〜1%ブレンドすると、食感のアクセントも出せます。

活用シーン・採用事例

キャベツパウダーは甘みと機能性訴求を両立できる素材です。ご相談が多い用途を5つのカテゴリに整理します。

1. お好み焼き粉・たこ焼き粉

  • 業務用お好み焼き粉のベース配合
  • 家庭用たこ焼き粉・もんじゃ粉への配合
  • 冷凍お好み焼き・たこ焼きの生地改良
  • チヂミ・チヂミ粉への応用

2. スープ粉末・インスタント食品

  • キャベツポタージュ・野菜ミネストローネの原料
  • 即席スープのベース素材
  • ロールキャベツ風のスープミックス
  • フリーズドライ食品のブレンド

3. パン・ベーカリー

  • 野菜パン・総菜パンへの練り込み
  • キャベツ入りフォカッチャ・ピザ生地
  • クラッカー・グリッシーニの風味付け
  • スコーン・マフィンの配合

4. 練り物・加工肉

  • ハンバーグ・ミートボールへの配合
  • ソーセージ・ハムの野菜風味付け
  • 冷凍餃子・シュウマイの餡への練り込み
  • さつま揚げ・つくね生地への配合

5. 健康食品・介護食

  • 胃腸健康訴求の機能性食品(ビタミンU訴求)
  • 青汁ミックス・野菜パウダー健康食品
  • 介護食・嚥下食ベースの野菜フレーバー
  • ダイエット食品・低糖質スープ

スープ粉末・練り物系の複合設計では玉ねぎパウダーセロリパウダーとの組み合わせもご提案できます。薬膳・健康食品領域では野菜薬膳との連携も可能です。

粉末の使い方・ブレンド設計

原料形状では戻し工程が必要ですが、パウダーは粉ものにそのまま配合できるのが利点です。粉体特有の運用ポイントを整理します。

使い方の基本

  • お好み焼き粉:小麦粉100gに対して3〜5gを配合
  • スープ:200mlに対して2〜4gを溶かす
  • パン生地:小麦粉100gに対して1〜3gを配合
  • 練り物:ひき肉100gに対して1〜2gを練り込み
  • 介護食:ベーススープに対して1〜2%を配合

ブレンド設計の例

  • お好み焼き粉:小麦粉90%+キャベツ4%+山芋粉3%+だし粉2%+塩1%
  • キャベツポタージュ:キャベツ40%+玉ねぎ20%+スキムミルク25%+塩・胡椒・デキストリン15%
  • 野菜パンミックス:小麦粉85%+キャベツ5%+玉ねぎ3%+塩・砂糖・酵母7%
  • 介護食ベース:キャベツ30%+玉ねぎ25%+人参25%+昆布粉10%+デキストリン10%

保管方法

  • 未開封時:高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管
  • 開封後:湿気を吸いやすいため、チャック袋や密閉容器に移し替え、冷蔵庫保管も可
  • 賞味期限は出荷日から6ヶ月程度。開封後は1〜2ヶ月を目安に使い切り
  • ダマになった場合は、茶こしでふるってから使用すると均一に分散する

関連記事・他の野菜原料

Agriture社で取り扱う野菜系パウダーおよび関連原料です。プリミックス・スープ粉末の設計時にご活用ください。

取り扱い製品がわかる商品カタログ

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

乾燥野菜
  • 100g~の小ロットから販売
  • 日本各地の伝統野菜の取扱い
  • ドライフルーツ/ハーブも対応

よくあるご質問

乾燥キャベツ(原料形状)とキャベツパウダーはどう使い分けますか?

原料形状は食感と具材感を残したい用途、お好み焼き・スープ具材・炒め物・ロールキャベツ風に向きます。パウダーは甘みと風味を均一に広げたい用途、お好み焼き粉のベース・スープ粉末・パン生地・介護食に向きます。同じレシピで両方を併用し、風味の厚みと食感を両立させるケースもあります。

お好み焼き粉のプリミックスはどの程度まで対応できますか?

小麦粉・キャベツパウダー・山芋粉・だし粉末・塩などの全配合を事前にブレンドした状態で納品できます。配合比・ロット・包装形態を事前に決めておけば、ユーザー側での計量・混合工程が不要になり、量産ラインが大幅に簡素化されます。OEMで外部に発注されているお好み焼き粉メーカー様からのご相談が多い運用です。

ビタミンUは残りますか?

ビタミンU(メチルメチオニンスルホニウム)は熱で分解しやすい成分のため、低温乾燥と粉砕時の発熱抑制で残存量を高める工夫をしています。ただし残存量の定量保証には別途分析費用が必要になりますので、機能性表示食品や特定保健用食品への使用を想定される場合はスキームを別途ご相談ください。

粒度は選べますか?

細挽き(お好み焼き粉・スープ粉末向けで溶けやすい微粉)、中挽き(パン・練り物向けで具材感が残る粒度)、粗挽き(ふりかけ・仕上げ用)の3段階で試作できます。同じ原料から粒度だけを変えた比較試作も可能です。

試作の最小ロットはどのくらいですか?

試作は原料1kgからお受けしています。想定する最終製品の仕様・配合・ロット・スケジュールをお聞きしたうえで、個別に見積と納期をご提案します。お好み焼き粉・スープ粉末・パンミックスなどの最終製品化までを一貫して相談いただけます。

賞味期限と保存方法を教えてください。

賞味期限は出荷日から6ヶ月程度です。未開封時は高温多湿と直射日光を避け、常温の冷暗所で保管してください。パウダーは湿気を吸いやすいため、開封後はチャック袋や密閉容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。

規格外キャベツの受託乾燥はできますか?

対応可能です。結球不良・大きさ不揃いなどの規格外品を乾燥・粉砕し、パウダー化する受託加工をお受けしています。産地で廃棄ロスになる原料をOEM製品に変える取り組みとしてご相談が多い領域です。産地・数量・スケジュールをお聞きしたうえで個別に進め方をご提案します。

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この記事を書いた人

小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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