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乾燥なす

乾燥なすは、夏〜秋の代表的な食卓野菜を、スライス・ダイスの2形状で原料化した業務用素材です。なす特有の皮の紫色と、加熱でとろりと柔らかくなる果肉の食感を、低温乾燥で封じ込めています。Agriture社では、同じなすを微粉末化したなすパウダーと併走で展開しており、食感・見た目の皮色を残したい用途は乾燥なす、色素・栄養成分を液体・粉体に分散させる用途はパウダー、という棲み分けでご提案しています。

ピーマン・ズッキーニなど他の夏野菜と比較すると、なすは「皮のナスニン(アントシアニン系色素)」「加熱でトロッとする果肉食感」「カレー・煮物・和惣菜での定番性」で差別化できます。レトルトカレー・麻婆茄子風レトルト・煮浸し惣菜・冷凍和食・スパイスカレーの原料として、試作相談が多い素材です。

目次

Agritureの乾燥なす、3つのこだわり

なすは水分量が多く、皮の色素が熱に弱いデリケートな夏野菜です。Agriture社では、カット・前処理・乾燥条件・ふるい分け・包装までを自社加工所で一貫管理し、皮の紫色と果肉の食感を両立する仕上がりを目指しています。

1. ナスニンを守る低温乾燥

なすの皮に含まれるナスニン(アントシアニン系色素)は、高温や酸性条件で退色しやすい色素です。Agriture社では、乾燥温度を抑え、短時間で水分を抜く設計にして、皮の紫色を可能な限り仕上がりに残しています。戻したときにも皮の色が残っていることが、最終製品の見た目を左右する要素になります。

2. スライス・ダイスの2形状

スライス(輪切り・半月切り)は煮浸し・なす味噌・焼きなす風惣菜向け、ダイス(角切り)はカレー・麻婆茄子・ミネストローネ具材向けに向きます。同じ原料から形状を切り替えて試作できるため、最終製品の見た目と食感に合わせて選定いただけます。

3. アク抜きと食感のバランス

生なすはカット面が空気に触れるとポリフェノールの酸化で褐変し、渋み(アク)も出やすい素材です。カット直後に速やかに前処理へ進めることで褐変を抑え、渋みを和らげた仕上がりにしています。戻したときに、煮浸しや焼きなすに近いとろりと柔らかい食感が立ち上がる設計です。

取り扱い製品がわかる商品カタログ

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

乾燥野菜
  • 100g~の小ロットから販売
  • 日本各地の伝統野菜の取扱い
  • ドライフルーツ/ハーブも対応

乾燥なすの特徴

夏野菜乾燥原料のなかでも、なすは皮色・食感・料理ジャンルの広さで独自のポジションを持つ素材です。スライス・ダイスそれぞれの用途を想定した強みを6つの観点で整理します。

ナスニンを残した皮の紫色

皮に含まれるナスニン(アントシアニン系色素)を、低温乾燥で可能な限り残しています。戻したときにも皮の紫色が残り、カレー・煮浸し・惣菜での見た目にアクセントが効きます。

2形状で用途別に対応

スライスは煮浸し・なす味噌・焼きなす風惣菜向け、ダイスはカレー・麻婆茄子・スープ具材向け。同じ原料から形状を切り替えた試作ができます。

加熱で広がるとろり食感

なすは加熱で果肉がとろりと柔らかくなる夏野菜です。乾燥品を戻してから煮込むと、生なすを使ったときに近いとろり感が出て、煮浸し・カレー・麻婆茄子の仕上がりがなすらしい食感に近づきます。

カリウムと食物繊維を含む

代表的にはカリウム・食物繊維・ナスニンなどの着眼点があります。低カロリーで満腹感の出る夏野菜として、カレー・スープ・惣菜ベースの健康系商品設計に向く素材です。

カレー・スパイス料理との相性

スパイスカレー・ラタトゥイユ・麻婆茄子・ムサカなど、世界各国のスパイス料理で主役を張れる素材です。レトルト・冷凍食品でスパイスカレーのなす具材を安定供給できる原料として使われています。

パウダー化との併用

微粉末化したなすパウダーと併用することで、食感(乾燥品)とソース・生地への分散(パウダー)を両立したレシピ設計ができます。

製品仕様(業務用)

試作段階の基本仕様は以下の通りです。仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。

項目内容
商品名乾燥なす
原材料なす(国産)
形状スライス(輪切り・半月切り)/ダイス(角切り)の2形状展開
外観皮部分は濃い紫色、果肉部分は淡いベージュ〜薄緑色のコントラスト
香りなすらしい穏やかな香り、戻すとやさしい甘みのある夏野菜の風味
内容量用途・ロットに応じて個別見積
賞味期限出荷日から6ヶ月程度
保存方法高温多湿・直射日光を避け、開封後は密閉して冷暗所で保管
加工所京都府内の自社加工所
試作最小ロット原料1kg〜

カスタマイズ対応

形状・皮処理・アク抜き度合い・包装・最終製品化までを試作段階から相談いただけます。記録を残しながらレシピを詰めるため、試作と量産で仕様がぶれにくい体制です。

項目対応詳細
形状調整スライス/ダイス厚み・粒径を最終製品の食感に合わせて設計
皮処理皮付き/皮むき皮の色味重視か、口当たり統一重視かで選択
アク抜き浅め/標準/深め渋みの残し方と食感の柔らかさを調整
ブレンド設計他夏野菜・スパイスとの複合ピーマン・ズッキーニ・トマトとのラタトゥイユミックス
包装形態業務用バルク/小袋/個包装カレー具材パック・冷凍食品用バルクまで対応
OEM製品化最終製品までの一貫対応レトルトカレー・冷凍和食・惣菜・スパイスカレーの企画から生産まで

微粉末タイプをお探しの方へ

ソースへの練り込み・パン生地・健康食品の粉体配合など、なすの色素と栄養成分を均一に広げたい用途には、微粉末化したなすパウダーが向きます。細挽き・中挽き・粗挽きから粒度を選べ、液体・粉体製品どちらにも分散できるのが強みです。

なすパウダーの詳細を見る

品種・生産者・産地のこだわり

なすはナス科の夏野菜で、日本・インド・地中海沿岸・中東など世界中で使われてきた食用植物です。Agriture社では、産地・系統・収穫時期までを原料設計の軸にしています。

BRAND|なす原料の立ち位置

煮浸し・焼きなす・麻婆茄子・カレー・ラタトゥイユ・ムサカなど、和洋中・エスニックを問わず幅広い料理で主役を張れる夏野菜がなすです。Agriture社では、この汎用性を業務用原料に落とし込み、レトルト・冷凍食品・惣菜・スパイスカレーまで幅広い最終製品に使える素材として提供しています。

PRODUCER|仕入れと連携の基本方針

皮の色の濃さ・果肉のきめ細かさ・大きさが揃ったロットを産地と直接すり合わせて選定します。試作段階では複数の仕入れ先から少量ずつ取り寄せ、乾燥時の皮色保持・食感の安定性で評価した上で、量産ロットの供給ラインを組みます。

REGION|主産地の特徴

高知・熊本・福岡・群馬などが国内の主産地で、時期ごとに産地リレーされる野菜です。九州・四国は冬春もの、関東・東北は夏秋もの中心となります。Agriture社では、乾燥に向く皮色・果肉密度を季節ごとに見極めて原料を選びます。

CULTIVATION|収穫時期と色素

なすは旬(夏〜秋)に収穫されるものが皮色が濃く、ナスニン含量も高い傾向にあります。ハウス栽培の冬春ものは皮が薄く、果肉が柔らかいのが特徴です。Agriture社では、皮色重視なら旬の露地もの、食感重視ならハウスものを使い分けて原料化しています。

低温乾燥の技術と品質管理

なすの乾燥は、ナスニンの保持・褐変の抑制・食感の復元性の3点をどう両立するかが品質を決めます。Agriture社では、洗浄・カット・前処理・乾燥・ふるい分け・包装までを一貫管理し、ロット差の少ない仕上がりを目指しています。

カット直後の速やかな前処理

なすはカット後にポリフェノールの酸化で褐変し、皮のナスニンも退色しやすい素材です。カットから前処理・乾燥への移行を速やかに行うことで、皮の色と果肉の白さを両立する条件で仕上げています。

低温乾燥による色素保持

高温乾燥はナスニンを退色させ、皮の紫色がくすんだ茶色に変わってしまいます。低温帯でじっくり水分を抜くことで、戻したときにも皮の紫色が残る仕上がりにしています。カレーや煮浸しの具材として、見た目になすらしさが伝わる原料を目指しています。

異物・粒度の管理

原料投入時の目視選別と、仕上がり後のふるい分けで規格外の大粒・細粉を除去します。スライス厚み・ダイス寸法を揃えることで、カレー・煮物の仕上がりの均質性が安定します。

TIPS:なすのとろり感と皮色を活かす設計

煮浸しに使う場合はスライスを水で10〜15分戻してから出汁で煮ると、生なすで作る煮浸しに近いとろり感が出ます。カレーに使う場合はダイスをそのままカレー鍋に投入し、15〜20分煮込むと皮の紫色が残ったままとろりとした食感になります。麻婆茄子風レトルトでは、ダイスを軽く油通し風に戻してから豆板醤・甜麺醤と合わせると、生なすで作るより歩留まり良く仕上がります。焼きなす風惣菜は、スライスを戻して軽く焼き目を付けてからポン酢と合わせると、夏の定番副菜が再現できます。

活用シーン・採用事例

Agriture社で試作相談をいただく用途を6つのカテゴリに整理します。いずれも、なすの皮色・とろり食感・夏野菜らしさを活かしたレシピ設計の例です。

1. カレー・スパイス料理

  • レトルトカレーのなす具材(ダイスで色と食感を残す)
  • スパイスカレー・インドカレーの主具材
  • キーマカレー・ドライカレーの野菜原料
  • 冷凍カレーパック・カレーパンの具材

2. 和食・煮物・惣菜

  • なす煮浸し・焼きなす風惣菜の具材
  • なす味噌・田楽風惣菜の原料
  • 和風煮物・揚げ浸しの具材
  • 弁当惣菜・お弁当副菜の素材

3. 中華・麻婆茄子系

  • レトルト麻婆茄子・冷凍麻婆茄子の具材
  • 中華炒め・エビチリ風惣菜の具材
  • 中華弁当・中華ドリアの野菜具材
  • 担々麺・汁なし麺のトッピング

4. 洋食・エスニック料理

  • ラタトゥイユ・カポナータの具材
  • ムサカ・ババガヌーシュの原料
  • ピザ・パスタソースの野菜具材
  • 地中海料理・中東料理のメイン素材

5. レトルト・冷凍食品・総菜

  • レトルト食品の野菜具材(夏野菜シリーズ)
  • 冷凍野菜ミックス・冷凍惣菜の素材
  • ミールキット・調理キットの野菜パック
  • レンジ調理食品の具材

6. 健康食品・ベジ系商品

  • ヴィーガン・ベジタリアン向けミールの主具材
  • 低カロリー弁当・ダイエット食品の野菜源
  • ナスニンを訴求した健康食品
  • 夏野菜ブレンドの素材配合

夏野菜系の組み合わせ設計は乾燥ピーマン乾燥ズッキーニのページもご確認ください。ソース・生地への分散にはなすパウダーとの併用が向きます。

業務用の使い方・戻し方

戻し方の基本

  • スライス:水で10〜15分、またはお湯で5〜7分戻す。煮浸し・焼きなす風惣菜向け
  • ダイス:お湯・スープで10〜15分戻す。カレー・麻婆茄子・スープ具材向け
  • 煮込み直接投入:ダイスをそのまま煮込みに投入し、15〜20分で戻しながら煮る方法も可能
  • 戻し液はなすの旨味・色素が出ているため、汁物・ソースにそのまま使うとコクが増す

配合目安

  • カレー:1人前(250ml)に対して乾燥重量5〜8gを戻して使用
  • 煮浸し惣菜:1人前80gに対して乾燥8〜12gの戻し量
  • 麻婆茄子:肉餡100gに対してダイス戻し60〜80g
  • ラタトゥイユ:総重量100gに対して戻しなす25〜35g

保管方法

  • 未開封時:高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管
  • 開封後:チャック袋・密閉容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切り
  • 賞味期限は出荷日から6ヶ月程度。光と吸湿で皮色が変わるため注意
  • 冷蔵保管可能。取り出し直後は結露するため、常温に戻してから開封する

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取り扱い製品がわかる商品カタログ

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

乾燥野菜
  • 100g~の小ロットから販売
  • 日本各地の伝統野菜の取扱い
  • ドライフルーツ/ハーブも対応

よくあるご質問

スライスとダイスはどう使い分けますか?

スライスは輪切り・半月切り形状で、煮浸し・焼きなす風惣菜・なす味噌など見た目になす感を残したい用途に向きます。ダイスは角切りで、カレー・麻婆茄子・ラタトゥイユ・スープ具材など均一な具材感を求める設計に向きます。1ロットで両形状の併用発注にも対応します。

皮の紫色はどの程度残りますか?

カットから速やかに低温乾燥へ移行することで、ナスニン由来の紫色を残した仕上がりにしています。戻した後もカレーや煮浸しの具材として、皮部分に紫色が残ることを確認いただけます。ただし強い酸性の調味液(トマトソース・酢系調味料)と長時間合わせると退色しやすくなるため、最終製品の設計で調味液のpHバランスに注意する必要があります。

なすパウダーとの使い分けは?

乾燥なすは「食感・皮色・具材感を残したい用途」、パウダーは「ソース・生地・液体への分散・色素の均一配合」という棲み分けになります。カレー・煮浸し・麻婆茄子の具材は乾燥品、パスタソース・パン生地・健康食品の粉体配合はパウダーが向きます。併用することで、具材感と均一な風味・色を両立したレシピ設計が可能です。

皮付きと皮むきは選べますか?

選択いただけます。皮付きはナスニン由来の紫色を残したい用途(カレー・煮浸し・和惣菜)に向きます。皮むきはラタトゥイユ・ババガヌーシュ・ヴィーガンミール・離乳食など、口当たりを統一したい用途に向きます。試作段階で両方を並行比較し、最終製品のコンセプトに合わせて仕様を詰めていくケースが多いです。

レトルトカレーの具材として使えますか?

ご相談が多い用途の一つです。ダイス形状は煮込み時に戻しながら煮込むことができ、生なすを使うより歩留まりが安定し、皮の色も保たれやすい原料として使われています。レトルト殺菌工程での色素変化は最小限に抑える設計が可能で、スパイスカレー・キーマカレー・ドライカレーなど幅広いカレー系レトルト商品に提案しています。

試作の最小ロットはどのくらいですか?

試作は原料1kgからお受けしています。スライス・ダイスの形状比較、皮付き/皮むきの比較、アク抜き度合いの違いによる渋みと食感の比較など、複数条件を並行で試作できます。本製造は10kg〜、OEM最終製品化まで含めてご相談いただけます。想定する最終製品の仕様・ロット・スケジュールをお聞きしたうえで、個別に見積と納期をご提案します。

賞味期限と保存方法を教えてください。

賞味期限は出荷日から6ヶ月程度です。未開封時は高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管してください。なすは光と吸湿で皮色が退色しやすいため、開封後はチャック袋・遮光容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。冷蔵保管も可能ですが、取り出し直後の結露には注意し、常温に戻してから開封してください。

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この記事を書いた人

小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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