さつまいもパウダー
さつまいもパウダーは、加熱糖化させたさつまいもを微粉末化し、ラテ・ドリンク・製菓生地・離乳食・スープ粉末ベースに、甘みと黄色〜オレンジの色を均一に広げることを目的にした原料です。Agriture社では、乾燥さつまいもと同じ原料を使い、ラテ・スムージー・離乳食・ベーカリー生地の色付けなど、粉体の分散性が効くレシピ設計に強い原料です。
Agritureのさつまいもパウダー、3つのこだわり
1. 糖化を引き出してから粉末化
さつまいもの甘みは、65〜75℃付近でβ-アミラーゼがデンプンを麦芽糖に分解することで生まれます。Agriture社では、粉砕前の蒸し加熱でこの温度帯を長めに通過させ、糖化を十分に進めてから乾燥・粉砕に入ります。パウダーを口に含んだ瞬間に蒸しいもに近い甘みが広がるレベルを、仕上がりの基準に置いています。さつまいもパウダーならではの強みを6つの観点で整理します。
自然な甘みが液体に広がる
蒸し加熱で糖化させてから粉末化するため、水・牛乳・豆乳に溶かしただけで蒸しいもに近い甘みが立ち上がります。砂糖・甘味料の使用量を抑えたい製菓・飲料設計のコア原料に向きます。
液体・粉体への分散性
ラテ・スープ・ドレッシングに溶かしても粒感が気になりにくく、粉末ミックスに均一に分散。戻し不要でそのまま使える点がパウダーの強みです。
黄色〜オレンジの色付け
さつまいも本来の黄色〜オレンジが、生地・飲料・クリームにやさしく乗ります。合成着色料を使わずに秋冬らしい色のグラデーションを出したい商品設計に向きます。
離乳食・介護食との相性
自然な甘みと消化の良いでんぷん質、とろみの出やすさから、離乳食の主食系ベース・介護食の嚥下食設計でご相談が多い原料です。お湯で溶くだけでベースが作れます。
原料形状との併用
乾燥さつまいもと併用することで、甘みと色の均一さ(パウダー)と食感・具材感(原料形状)を両立したレシピ設計ができます。
製品仕様(業務用)
試作段階の基本仕様は以下の通りです。仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | さつまいもパウダー |
| 原材料 | さつまいも(国産) |
| 形状 | 微粉末(蒸し加熱済みのさつまいもを粉砕) |
| 外観 | 黄色〜オレンジ色の微粉末、皮付き仕様は淡い褐色が混じる |
| 香り | 蒸しいもに近い甘い香り、加熱糖化由来のコク |
| 内容量 | 用途・ロットに応じて個別見積 |
| 賞味期限 | 出荷日から6ヶ月程度 |
| 保存方法 | 高温多湿・直射日光を避け、開封後は密閉して冷暗所で保管 |
| 加工所 | 京都府内の自社加工所 |
| 試作最小ロット | 原料1kg〜 |
カスタマイズ対応
| 項目 | 対応 | 詳細 |
|---|---|---|
| 糖化度 | 浅め/標準/深め | 蒸し加熱時間で麦芽糖の生成量を変え、甘みの強さを調整 |
| 事前ブレンド | プリミックス対応 | スキムミルク・オーツ粉・スパイス・甘味料とのプリミックス |
| ブレンド設計 | 根菜・穀物・きのこと複合 | かぼちゃパウダー・オーツ粉・きのこ粉などとの複合スープベース |
| 包装形態 | 業務用バルク/スティック/キャニスター | ラテスティック、ドリンクミックス、ベーカリー業務用袋まで対応 |
| OEM製品化 | 最終製品までの一貫対応 | ラテミックス・ベビーフード・シリアルバー・菓子まで企画から生産まで |
食感・具材感を残したい用途には原料形状がおすすめ
グラノーラ・トッピング・スナック・製菓の具材・ポタージュの具材など、さつまいもの食感と見た目を活かしたい用途には、乾燥さつまいも(チップ・スライス・ダイス)が向きます。戻してそのまま具材として使える点が強みです。
品種・生産者・産地のこだわり
さつまいもは日本でも古くから親しまれるヒルガオ科の根菜で、貯蔵による糖化と加熱による甘みの立ち上がりに設計余地があります。パウダー原料としては、糖度の乗った個体を蒸し加熱と組み合わせて使うことで、甘みと色を最大限に引き出せます。
BRAND|さつまいもパウダーの立ち位置
焼きいも・干しいも文化を背景に持つ日本の根菜パウダーとして、さつまいもパウダーは製菓・飲料・離乳食・シリアル領域で汎用性が高い原料です。Agriture社では、ラテ・ドリンクミックス・ベビーフードOEMの素材基点として設計しています。
PRODUCER|仕入れと連携の基本方針
規格外や加工向けロットを産地と直接すり合わせ、糖度が乗りやすく色味の安定した原料を選定しています。貯蔵(キュアリング)で糖度が上がった原料を乾燥・粉砕に回すことで、パウダーの甘みが安定します。
REGION|主産地の特徴
鹿児島・茨城・千葉・宮崎などが国内の主産地です。火山灰土壌の水はけの良さと、温暖な気候が糖度の乗りやすさにつながります。Agriture社では、用途と仕上がりの色味・甘みに合わせてこれらの産地を使い分けます。
CULTIVATION|貯蔵・糖化とパウダー品質
収穫後に2〜3ヶ月の貯蔵を経ることで、でんぷんが糖に変わり甘みが増します。貯蔵が浅いロットはパウダー化後も甘みが弱くなるため、産地で適切に熟成された原料のみをパウダー用途に選定しています。
低温乾燥の技術と品質管理
さつまいもパウダーは、蒸し加熱・乾燥・粉砕の各工程で甘み・色・香りの残り方が変わります。Agriture社では、原料の仕込みから包装までを一貫管理し、ロット間のブレを抑える仕組みを整えています。
蒸し加熱でβ-アミラーゼを活かす
粉砕前の蒸し加熱で、65〜75℃付近を長めに通過させることで、デンプンを麦芽糖に分解します。この工程を省くと、パウダーに仕上げても甘みが弱く、水に溶かしたときに生のでんぷん感が残ります。
乾燥温度と色の維持
糖分を多く含むさつまいもは、高温で乾燥させると色が褐変し、甘い香りが飛びます。水分を抜く段階で温度を下げ、段階的に乾燥することで、黄色〜オレンジの鮮やかな色を粉末に残します。ご相談が多い用途を6つのカテゴリに整理します。
1. ラテ・ドリンク・カフェメニュー
- スムージー・シェイクの甘味・色付けベース
- スティックドリンク・インスタントラテミックス
- 豆乳・オーツミルク系のヴィーガンドリンク
2. 製菓生地・ベーカリー
- マドレーヌ・パウンドケーキ・シフォンケーキの生地練り込み(粉体5〜8%)
- 食パン・菓子パン・蒸しパンの生地色付け
- クッキー・ビスケット・和菓子の生地ベース
- アイシング・クリーム・フィリングの色付けと風味付け
3. 離乳食・ベビーフード・介護食
- 離乳食の主食系ベース(お湯で溶いてとろみ付け、自然な甘みを付与)
- 介護食・嚥下食の甘み・カロリー・とろみ設計
- 無糖・低糖設計のベビーフード原料
- 病院・施設給食向けデザートベース
4. スープ粉末・ポタージュ
- さつまいもポタージュの粉末ベース(1人前12〜15g目安)
- かぼちゃパウダーとブレンドした秋冬のポタージュミックス
- 即席スープ・スティックスープの甘み・色ベース
- フリーズドライ食品との複合設計
5. アイス・プリン・クリーム系
- アイスクリーム・ジェラート・ソフトクリームのフレーバーパウダー
- プリン・パンナコッタ・ムースの色・甘味設計
- ホイップクリーム・カスタードクリームの風味付け
- ヴィーガンアイス・豆乳ヨーグルトのベース
6. シリアル・グラノーラ・代替甘味
- グラノーラ・ミューズリーのコーティングパウダー
- プロテインバー・シリアルバーの甘味ベース(砂糖の一部置き換え)
- スポーツ・エナジー系食品の自然甘味設計
- ヴィーガン甘味料の置き換え原料(砂糖・ハチミツの部分代替)
根菜系・糖度系の複合設計は乾燥かぼちゃのページもご確認ください。食感と具材感を残したい用途は乾燥さつまいも、根菜の香りを広げる設計は乾燥ごぼうとの併用もご提案できます。
粉末の使い方・ブレンド設計
原料形状では戻し工程が必要ですが、パウダーは液体にそのまま溶かし込めるのが最大の利点です。粉体特有の運用ポイントを整理します。
使い方の基本
- 製菓生地:粉体100gに対して5〜8gを置き換え、甘み・色・風味を付与
- スープ・ポタージュ:1人前(200ml)に対して12〜15gをお湯で溶かしてベースに
- 離乳食:お湯100mlに対して小さじ1〜2杯を溶かし、開封後は1〜2ヶ月を目安に使い切り
- ダマになった場合は、茶こしでふるってから使用すると均一に分散する
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取り扱い製品がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

- 100g~の小ロットから販売
- 日本各地の伝統野菜の取扱い
- ドライフルーツ/ハーブも対応
よくあるご質問
乾燥さつまいも(原料形状)とさつまいもパウダーはどう使い分けますか?
原料形状は食感・具材感・色のコントラストを残したい用途、たとえばグラノーラ・スナック・製菓具材・ポタージュ具材に向きます。パウダーは戻さずそのまま溶かして甘みと色を引き出したい用途、ラテ・ドリンク・離乳食ベース・製菓生地の色付け・スープ粉末に向きます。同じさつまいもを原料にしているため、両方を併用して食感と均一な甘み・色を両立させる設計もご提案できます。Agriture社ではかぼちゃパウダー・オーツ粉・きのこ粉などを同じラインで取り扱っており、根菜・穀物・きのこを組み合わせた秋冬ポタージュベースや、ヴィーガン甘味プリミックスを一つの原料供給先で設計できます。さつまいもの甘みにかぼちゃの色、きのこの旨味などを重ねることで、単品パウダーでは出せない奥行きのあるベースになります。
試作の最小ロットはどのくらいですか?
賞味期限と保存方法を教えてください。
賞味期限は出荷日から6ヶ月程度です。未開封時は高温多湿と直射日光を避け、常温の冷暗所で保管してください。さつまいもパウダーは糖度が高く湿気を吸いやすいため、開封後はチャック袋や密閉容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。ダマになった場合は茶こしでふるってから使用すると均一に分散します。冷蔵保管も可能ですが、取り出した直後の結露には注意してください。
