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さつまいもパウダー

さつまいもパウダーは、加熱糖化させたさつまいもを微粉末化し、ラテ・ドリンク・製菓生地・離乳食・スープ粉末ベースに、甘みと黄色〜オレンジの色を均一に広げることを目的にした原料です。Agriture社では、乾燥さつまいもと同じ原料を使い、粒度を細挽き(120〜150メッシュ)・中挽き(80〜120メッシュ)・粗挽き(40〜80メッシュ)の3段階で調整できる仕様で展開しています。

乾燥さつまいも(チップ・スライス・ダイス)が「食感・具材感・色のコントラストを残したい用途」に向くのに対し、さつまいもパウダーは「戻さずそのまま溶かして甘みと色だけを引き出したい用途」に向きます。ラテ・スムージー・離乳食・ベーカリー生地の色付けなど、粉体の分散性が効くレシピ設計に強い原料です。

目次

Agritureのさつまいもパウダー、3つのこだわり

さつまいもパウダーは、糖化度と粒度で甘みの立ち上がりと分散性が大きく変わります。Agriture社では、原料の仕込みから粉砕・包装までを自社加工所で管理し、ロット差の少ない仕上がりを目指しています。

1. 糖化を引き出してから粉末化

さつまいもの甘みは、65〜75℃付近でβ-アミラーゼがデンプンを麦芽糖に分解することで生まれます。Agriture社では、粉砕前の蒸し加熱でこの温度帯を長めに通過させ、糖化を十分に進めてから乾燥・粉砕に入ります。パウダーを口に含んだ瞬間に蒸しいもに近い甘みが広がるレベルを、仕上がりの基準に置いています。

2. 用途に合わせた3段階の粒度

細挽き(120〜150メッシュ)はラテ・スムージー・飲料で溶けやすい微粉、中挽き(80〜120メッシュ)は製菓生地・ベーカリー練り込みで甘みと色を均一に広げる粒度、粗挽き(40〜80メッシュ)はグラノーラ・トッピング・仕上げの色付けに、それぞれ向きます。試作段階で粒度を3段階並べて比較し、口当たりと色の立ち上がりを同時に詰めます。

3. 粉砕時の発熱と色褐変のコントロール

粉砕工程では摩擦熱で粉末温度が上がりやすく、糖が焦げて色が褐変し、甘い香りが抜ける原因になります。粉砕ロットを小さくし、休止時間を入れながら粒度を揃えることで、袋を開けた瞬間のさつまいもらしい甘い香りと、黄色〜オレンジの鮮やかな色を残します。

取り扱い製品がわかる商品カタログ

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

乾燥野菜
  • 100g~の小ロットから販売
  • 日本各地の伝統野菜の取扱い
  • ドライフルーツ/ハーブも対応

さつまいもパウダーの特徴

微粉末化することで、乾燥さつまいも(原料形状)では届かない用途領域に展開できます。さつまいもパウダーならではの強みを6つの観点で整理します。

自然な甘みが液体に広がる

蒸し加熱で糖化させてから粉末化するため、水・牛乳・豆乳に溶かしただけで蒸しいもに近い甘みが立ち上がります。砂糖・甘味料の使用量を抑えたい製菓・飲料設計のコア原料に向きます。

液体・粉体への分散性

ラテ・スープ・ドレッシングに溶かしても粒感が気になりにくく、粉末ミックスに均一に分散。戻し不要でそのまま使える点がパウダーの強みです。

黄色〜オレンジの色付け

さつまいも本来の黄色〜オレンジが、生地・飲料・クリームにやさしく乗ります。合成着色料を使わずに秋冬らしい色のグラデーションを出したい商品設計に向きます。

3段階の粒度選択

細挽き(飲料・ラテ)/中挽き(製菓・ベーカリー)/粗挽き(グラノーラ・仕上げ)から選択。同じ原料で粒度違いを比較できる試作体制です。

離乳食・介護食との相性

自然な甘みと消化の良いでんぷん質、とろみの出やすさから、離乳食の主食系ベース・介護食の嚥下食設計でご相談が多い原料です。お湯で溶くだけでベースが作れます。

原料形状との併用

乾燥さつまいもと併用することで、甘みと色の均一さ(パウダー)と食感・具材感(原料形状)を両立したレシピ設計ができます。

製品仕様(業務用)

試作段階の基本仕様は以下の通りです。仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。

項目内容
商品名さつまいもパウダー
原材料さつまいも(国産)
形状微粉末(蒸し加熱済みのさつまいもを粉砕)
粒度細挽き120〜150メッシュ/中挽き80〜120メッシュ/粗挽き40〜80メッシュの3段階から選択
外観黄色〜オレンジ色の微粉末、皮付き仕様は淡い褐色が混じる
香り蒸しいもに近い甘い香り、加熱糖化由来のコク
内容量用途・ロットに応じて個別見積
賞味期限出荷日から6ヶ月程度
保存方法高温多湿・直射日光を避け、開封後は密閉して冷暗所で保管
加工所京都府内の自社加工所
試作最小ロット原料1kg〜

カスタマイズ対応

粒度・配合・包装・最終製品化までを試作段階から相談いただけます。記録を残しながらレシピを詰めるため、試作と量産で仕様がぶれにくい体制です。

項目対応詳細
粒度調整細挽き/中挽き/粗挽きラテ・飲料は細、製菓は中、グラノーラ・仕上げは粗を目安に選定
糖化度浅め/標準/深め蒸し加熱時間で麦芽糖の生成量を変え、甘みの強さを調整
事前ブレンドプリミックス対応スキムミルク・オーツ粉・スパイス・甘味料とのプリミックス
ブレンド設計根菜・穀物・きのこと複合かぼちゃパウダー・オーツ粉・きのこ粉などとの複合スープベース
包装形態業務用バルク/スティック/キャニスターラテスティック、ドリンクミックス、ベーカリー業務用袋まで対応
OEM製品化最終製品までの一貫対応ラテミックス・ベビーフード・シリアルバー・菓子まで企画から生産まで

食感・具材感を残したい用途には原料形状がおすすめ

グラノーラ・トッピング・スナック・製菓の具材・ポタージュの具材など、さつまいもの食感と見た目を活かしたい用途には、乾燥さつまいも(チップ・スライス・ダイス)が向きます。戻してそのまま具材として使える点が強みです。

乾燥さつまいもの詳細を見る

品種・生産者・産地のこだわり

さつまいもは日本でも古くから親しまれるヒルガオ科の根菜で、貯蔵による糖化と加熱による甘みの立ち上がりに設計余地があります。パウダー原料としては、糖度の乗った個体を蒸し加熱と組み合わせて使うことで、甘みと色を最大限に引き出せます。

BRAND|さつまいもパウダーの立ち位置

焼きいも・干しいも文化を背景に持つ日本の根菜パウダーとして、さつまいもパウダーは製菓・飲料・離乳食・シリアル領域で汎用性が高い原料です。Agriture社では、ラテ・ドリンクミックス・ベビーフードOEMの素材基点として設計しています。

PRODUCER|仕入れと連携の基本方針

規格外や加工向けロットを産地と直接すり合わせ、糖度が乗りやすく色味の安定した原料を選定しています。貯蔵(キュアリング)で糖度が上がった原料を乾燥・粉砕に回すことで、パウダーの甘みが安定します。

REGION|主産地の特徴

鹿児島・茨城・千葉・宮崎などが国内の主産地です。火山灰土壌の水はけの良さと、温暖な気候が糖度の乗りやすさにつながります。Agriture社では、用途と仕上がりの色味・甘みに合わせてこれらの産地を使い分けます。

CULTIVATION|貯蔵・糖化とパウダー品質

収穫後に2〜3ヶ月の貯蔵を経ることで、でんぷんが糖に変わり甘みが増します。貯蔵が浅いロットはパウダー化後も甘みが弱くなるため、産地で適切に熟成された原料のみをパウダー用途に選定しています。

低温乾燥の技術と品質管理

さつまいもパウダーは、蒸し加熱・乾燥・粉砕の各工程で甘み・色・香りの残り方が変わります。Agriture社では、原料の仕込みから包装までを一貫管理し、ロット間のブレを抑える仕組みを整えています。

蒸し加熱でβ-アミラーゼを活かす

粉砕前の蒸し加熱で、65〜75℃付近を長めに通過させることで、デンプンを麦芽糖に分解します。この工程を省くと、パウダーに仕上げても甘みが弱く、水に溶かしたときに生のでんぷん感が残ります。

乾燥温度と色の維持

糖分を多く含むさつまいもは、高温で乾燥させると色が褐変し、甘い香りが飛びます。水分を抜く段階で温度を下げ、段階的に乾燥することで、黄色〜オレンジの鮮やかな色を粉末に残します。

粉砕時の発熱コントロールと粒度分布

粉砕工程では摩擦熱で粉末温度が上がりやすく、糖の焦げ・香り飛び・結着が起こりやすくなります。粉砕ロットを小さくし、休止時間を入れながら粒度を揃えることで、細挽き・中挽き・粗挽きそれぞれの仕上がりを安定させます。粉砕後はふるい分けで規格外の粗粉・微粉を分別します。

TIPS:さつまいもパウダーでラテ・ベーカリーを設計するコツ

ラテ設計ではホットミルク200mlに対して細挽き6〜8gを溶かすと、焼きいもラテ風の甘みと色が出ます。砂糖を加えずに蒸しいも感を出したい場合は、糖化度「深め」仕様を選ぶと砂糖換算で2〜3g分の甘みが乗ります。ベーカリー生地に使う場合は中挽きを粉体に対して5〜8%置き換えると、黄色〜オレンジの生地色とほのかな甘みが全体に広がります。仕上げの見た目を立てたい場合は、粗挽きをトッピングやアイシングに振りかけると、色の粒感がアクセントになります。

活用シーン・採用事例

さつまいもパウダーは、戻さずそのまま使える点と、甘み・色を均一に広げられる点が強みです。ご相談が多い用途を6つのカテゴリに整理します。

1. ラテ・ドリンク・カフェメニュー

  • さつまいもラテ・焼きいもラテ(細挽き、ミルク200mlに対し6〜8g)
  • スムージー・シェイクの甘味・色付けベース
  • スティックドリンク・インスタントラテミックス
  • 豆乳・オーツミルク系のヴィーガンドリンク

2. 製菓生地・ベーカリー

  • マドレーヌ・パウンドケーキ・シフォンケーキの生地練り込み(粉体5〜8%)
  • 食パン・菓子パン・蒸しパンの生地色付け
  • クッキー・ビスケット・和菓子の生地ベース
  • アイシング・クリーム・フィリングの色付けと風味付け

3. 離乳食・ベビーフード・介護食

  • 離乳食の主食系ベース(お湯で溶いてとろみ付け、自然な甘みを付与)
  • 介護食・嚥下食の甘み・カロリー・とろみ設計
  • 無糖・低糖設計のベビーフード原料
  • 病院・施設給食向けデザートベース

4. スープ粉末・ポタージュ

  • さつまいもポタージュの粉末ベース(1人前12〜15g目安)
  • かぼちゃパウダーとブレンドした秋冬のポタージュミックス
  • 即席スープ・スティックスープの甘み・色ベース
  • フリーズドライ食品との複合設計

5. アイス・プリン・クリーム系

  • アイスクリーム・ジェラート・ソフトクリームのフレーバーパウダー
  • プリン・パンナコッタ・ムースの色・甘味設計
  • ホイップクリーム・カスタードクリームの風味付け
  • ヴィーガンアイス・豆乳ヨーグルトのベース

6. シリアル・グラノーラ・代替甘味

  • グラノーラ・ミューズリーのコーティングパウダー
  • プロテインバー・シリアルバーの甘味ベース(砂糖の一部置き換え)
  • スポーツ・エナジー系食品の自然甘味設計
  • ヴィーガン甘味料の置き換え原料(砂糖・ハチミツの部分代替)

根菜系・糖度系の複合設計は乾燥かぼちゃのページもご確認ください。食感と具材感を残したい用途は乾燥さつまいも、根菜の香りを広げる設計は乾燥ごぼうとの併用もご提案できます。

粉末の使い方・ブレンド設計

原料形状では戻し工程が必要ですが、パウダーは液体にそのまま溶かし込めるのが最大の利点です。粉体特有の運用ポイントを整理します。

使い方の基本

  • ラテ:ホットミルク200mlに対して細挽き6〜8gを溶かし、泡立て器または電動フォーマーで撹拌
  • 製菓生地:粉体100gに対して5〜8gを置き換え、甘み・色・風味を付与
  • スープ・ポタージュ:1人前(200ml)に対して12〜15gをお湯で溶かしてベースに
  • 離乳食:お湯100mlに対して小さじ1〜2杯を溶かし、とろみと甘みのあるベースに
  • トッピング:粗挽きを仕上げに0.5〜1g振りかけて色と食感のアクセントに

ブレンド設計の例

  • 焼きいもラテミックス:さつまいも40%+スキムミルク35%+きび砂糖15%+シナモン10%
  • 秋冬ポタージュベース:さつまいも35%+かぼちゃパウダー30%+オニオンパウダー15%+塩・スパイス20%
  • 離乳食主食ベース:さつまいも50%+オーツ粉30%+米粉20%
  • ヴィーガン甘味プリミックス:さつまいも45%+オーツ粉30%+デーツ粉20%+シナモン5%

粒度別の運用ポイント

  • 細挽き(120〜150メッシュ):ラテ・ドリンク・離乳食で沈殿しにくい。ダマになりやすいので少量のぬるま湯で溶いてから本液に加える
  • 中挽き(80〜120メッシュ):製菓・ベーカリー生地で粉と同時にふるいにかけると均一に分散
  • 粗挽き(40〜80メッシュ):グラノーラ・トッピングに。色の粒感が残り視覚的なアクセントに

保管方法

  • 未開封時:高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管
  • 開封後:糖度が高く湿気を吸いやすいため、チャック袋や密閉容器に移し替え、冷蔵庫保管も可
  • 賞味期限は出荷日から6ヶ月程度。開封後は1〜2ヶ月を目安に使い切り
  • ダマになった場合は、茶こしでふるってから使用すると均一に分散する

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取り扱い製品がわかる商品カタログ

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

乾燥野菜
  • 100g~の小ロットから販売
  • 日本各地の伝統野菜の取扱い
  • ドライフルーツ/ハーブも対応

よくあるご質問

乾燥さつまいも(原料形状)とさつまいもパウダーはどう使い分けますか?

原料形状は食感・具材感・色のコントラストを残したい用途、たとえばグラノーラ・スナック・製菓具材・ポタージュ具材に向きます。パウダーは戻さずそのまま溶かして甘みと色を引き出したい用途、ラテ・ドリンク・離乳食ベース・製菓生地の色付け・スープ粉末に向きます。同じさつまいもを原料にしているため、両方を併用して食感と均一な甘み・色を両立させる設計もご提案できます。

粒度は選べますか?

細挽き(120〜150メッシュ:ラテ・飲料・離乳食向けで溶けやすい微粉)、中挽き(80〜120メッシュ:製菓生地・ベーカリー練り込みで均一に分散する粒度)、粗挽き(40〜80メッシュ:グラノーラ・仕上げトッピングに粒感が残る粒度)の3段階で試作できます。同じ原料から粒度だけを変えた比較試作も可能で、最終製品の口当たりと甘み・色の立ち上がり方に合わせて選定します。

ラテ・ドリンクの甘みはどの程度出ますか?

ホットミルク200mlに対して細挽きを6〜8g溶かすと、蒸しいもに近い自然な甘みが出ます。砂糖換算で2〜3g分の甘みが乗るイメージで、無糖のまま甘みのあるラテが作れるのが特徴です。さらに甘みを強めたい場合は、糖化度「深め」仕様を選ぶ、または黒糖・きび砂糖を少量追加する設計が向きます。スムージー・シェイク・豆乳ドリンクにも同じ感覚で使えます。

離乳食・ベビーフードのベースに使えますか?

ご相談が多い用途の一つです。さつまいもは消化の良いでんぷん質と自然な甘みを持ち、お湯で溶くだけでとろみのある主食系ベースが作れます。無糖・無添加でベビーフードの主役素材として設計でき、介護食・嚥下食の甘み・カロリー・とろみ補強にも向きます。粒度は細挽きを基準にご提案することが多く、配合と粘度は用途ごとに試作して詰めます。

他のパウダーとブレンドできますか?

可能です。Agriture社ではかぼちゃパウダー・オーツ粉・きのこ粉などを同じラインで取り扱っており、根菜・穀物・きのこを組み合わせた秋冬ポタージュベースや、ヴィーガン甘味プリミックスを一つの原料供給先で設計できます。さつまいもの甘みにかぼちゃの色、きのこの旨味などを重ねることで、単品パウダーでは出せない奥行きのあるベースになります。

試作の最小ロットはどのくらいですか?

試作は原料1kgからお受けしています。粒度違い(細・中・粗)、糖化度違い(浅・標準・深)、皮付き/皮むき違いなど、複数の条件を並行で試作できます。本製造は10kg〜、ラテミックス・ベビーフード・ベーカリー・OEM最終製品化まで含めてご相談いただけます。想定する最終製品の仕様・配合・ロット・スケジュールをお聞きしたうえで、個別に見積と納期をご提案します。

賞味期限と保存方法を教えてください。

賞味期限は出荷日から6ヶ月程度です。未開封時は高温多湿と直射日光を避け、常温の冷暗所で保管してください。さつまいもパウダーは糖度が高く湿気を吸いやすいため、開封後はチャック袋や密閉容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。ダマになった場合は茶こしでふるってから使用すると均一に分散します。冷蔵保管も可能ですが、取り出した直後の結露には注意してください。

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この記事を書いた人

小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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