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乾燥山椒

乾燥山椒は、ミカン科サンショウ属の「山椒(サンショウ)」を原料化した業務用素材です。ぴりっとした辛味と舌に残る痺れ、そして柑橘を思わせる爽やかな香りが特徴で、辛味と痺れは果皮に含まれるサンショオールという成分に由来します。Agriture社では、同じ山椒を微粉末化した山椒パウダー(受注対応)と併走で展開しており、佃煮・ちりめん山椒・煮込みに使う用途は実をそのまま使うホールの乾燥山椒、ふりかけ・調味料への均一な配合にはパウダー、という棲み分けでご提案しています。

同じ薬味系のとうがらしと比べると、山椒は「辛さだけでなく舌に残る痺れ」「柑橘様の爽やかな香り」「うなぎ・麻婆豆腐に欠かせない和の薬味としての存在感」で差別化できます。山椒の辛味のもとはとうがらしのカプサイシンとは異なる成分のため、辛さの質そのものが違う素材です。佃煮・ちりめん山椒・うなぎの蒲焼き・麻婆豆腐・七味唐辛子・山椒油の原料として、試作相談が多い素材です。

目次

Agritureの乾燥山椒、3つのこだわり

1. 香りと痺れを活かす低温乾燥

山椒の個性は、舌に残る痺れと、柑橘を思わせる爽やかな香りです。香りの成分は熱で飛びやすいため、Agriture社では乾燥温度を抑え、短時間で水分を抜く設計にして、香りと痺れをできるだけ仕上がりに残しています。佃煮・山椒油など、香りと痺れの両方を活かす最終製品の品質を左右する要素になります。

2. ホール(実)形状

山椒は粒状の実を丸ごとホールで乾燥します。ホールは佃煮・ちりめん山椒への炊き込み、煮込みへの投入、醤油・油への漬け込みにそのまま使えます。砕き・パウダーへの加工にも展開でき、最終製品の用途に合わせて形状を選定いただけます。粉山椒のように果皮を挽いた形態も、原料の実から一貫して相談いただけます。

3. 和歌山県産の山椒を選んで原料化

Agriture社では、和歌山県産の山椒を使い、香りの強さ・痺れののり・粒の揃いを見極めて原料化しています。実山椒の収穫量は和歌山県が大きな割合を占め、なかでもぶどう山椒は粒が大きく香り高い品種として知られています。産地の見える原料はトレーサビリティを設計しやすく、佃煮・調味料メーカーの試作で選ばれる理由のひとつです。

取り扱い製品がわかる商品カタログ

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

乾燥野菜
  • 100g~の小ロットから販売
  • 日本各地の伝統野菜の取扱い
  • ドライフルーツ/ハーブも対応

乾燥山椒の特徴

薬味系の乾燥原料のなかでも、山椒は痺れを伴う辛味・柑橘様の香り・和食での存在感で独自のポジションを持つ素材です。ホール形状を想定した強みを6つの観点で整理します。

舌に残る独特の痺れ

山椒の辛味は、果皮に含まれるサンショオールという成分に由来し、舌がぴりぴりと痺れる感覚が特徴です。とうがらしの辛さとは質が異なるため、痺れを売りにした麻辣系・和の薬味系の商品設計に向きます。

柑橘を思わせる爽やかな香り

山椒には柑橘様の爽やかな香りがあり、青々しい清涼感が料理を引き締めます。うなぎ・焼き鳥・煮込みの仕上げに香りを立たせる用途で、商品の個性になります。

佃煮・ちりめん山椒への適性

乾燥山椒は、ちりめん山椒や佃煮の主原料として使えます。実をそのまま炊き込むことで、痺れと香りが具材になじみ、和の常備菜・ごはんのお供を打ち出した商品に向きます。

香りを残す低温乾燥

高温乾燥では香りが飛びやすい山椒を、低温帯でじっくり乾燥して香りを残します。山椒油・佃煮・ふりかけの中で、爽やかな香りが映えます。

少量で効く=コスト効率

痺れと香りが強いため、少量の配合で十分な存在感を出せます。薬味・調味料・加工食品で、味の設計効率を高められる素材です。

パウダー化との併用

微粉末化した山椒パウダー(受注対応)と併用することで、見た目と食感(ホール)と、ふりかけ・調味料への均一な配合(パウダー)を両立したレシピ設計ができます。

製品仕様(業務用)

試作段階の基本仕様は以下の通りです。仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。

項目内容
商品名乾燥山椒
原材料山椒(和歌山県産)
形状ホール(実)。砕き・パウダーへの加工も対応
外観数mm程度の粒状の実、緑〜茶褐色
香り柑橘を思わせる爽やかで清涼感のある香り
内容量用途・ロットに応じて個別見積
賞味期限出荷日から6ヶ月程度
保存方法高温多湿・直射日光を避け、開封後は密閉して冷暗所で保管
試作最小ロット原料100g〜(小ロットでの試作も相談可)

カスタマイズ対応

形状・配合・包装・最終製品化までを試作段階から相談いただけます。記録を残しながらレシピを詰めるため、試作と量産で仕様がぶれにくい体制です。

項目対応詳細
形状調整ホール/砕き/パウダー佃煮・煮込みはホール、薬味は砕き、ふりかけ・調味料はパウダー
パウダー化微粉末(受注対応)粉山椒・七味・調味料の粉体配合向け
ブレンド設計とうがらし・他のスパイスとの配合とうがらし等との配合で、麻辣・七味など最終製品の味を設計
包装形態業務用バルク/小袋/個包装調味料原料用バルクからふりかけ用パックまで対応
OEM製品化最終製品までの一貫対応佃煮・ちりめん山椒・山椒油・七味の企画から生産まで

微粉末タイプをご検討の方へ

ふりかけ・調味料・七味への配合など、山椒の香りと痺れを均一に広げたい用途には、微粉末化した山椒パウダー(受注対応)が向きます。詳しくは山椒パウダーのページをご覧ください。

山椒パウダーの詳細を見る

品種・生産者・産地のこだわり

山椒はミカン科サンショウ属(学名 Zanthoxylum piperitum)の落葉低木で、日本に古くから自生する香辛料です。Agriture社では、産地・収穫時期・香りののりまでを原料設計の軸にしています。

BRAND|山椒原料の立ち位置

うなぎの蒲焼き・麻婆豆腐・佃煮・七味唐辛子など、和の食文化を支えてきた薬味が山椒です。Agriture社では、この痺れと香りを業務用原料に落とし込み、佃煮・調味料・加工食品まで幅広い最終製品に使える素材として提供しています。

PRODUCER|仕入れと連携の基本方針

香りの強さ・痺れののり・粒の揃ったロットを産地と直接すり合わせて選定します。試作段階では複数の仕入れ先から少量ずつ取り寄せ、乾燥時の香り保持・痺れの安定性で評価した上で、量産ロットの供給ラインを組みます。

REGION|主産地の特徴

実山椒は和歌山県が主産地として知られ、なかでも有田川町発祥の「ぶどう山椒」は、果実がぶどうの房のように実る大粒の品種として高く評価されています。Agriture社では、和歌山県産の山椒を乾燥に向く香り・痺れで見極めて原料化しています。

CULTIVATION|収穫時期と香り

山椒は初夏に未熟な青い実(実山椒)を収穫するほか、秋に完熟した実の果皮を粉山椒の原料に用います。青い実はフレッシュな香りと強い痺れ、完熟果皮は深い香りが特徴です。Agriture社では、用途に合わせて収穫時期の異なる実を選んで原料化しています。

低温乾燥の技術と品質管理

選別・下処理後の速やかな乾燥

山椒は小さな粒状の実のため、色づきや傷み・枝の混入を選別し、用途に応じて下処理してから乾燥します。収穫後の劣化が進む前に速やかに乾燥へ移行することで、香りと痺れを両立する条件で仕上げています。

低温乾燥による香りと痺れの保持

高温乾燥は香りを飛ばし、えぐみが出ることもあります。低温帯でじっくり水分を抜くことで、爽やかな香りと山椒らしい痺れが残る仕上がりにしています。佃煮に使う場合は、ホールのまま炊き込むと痺れと香りがゆっくりなじみます。山椒油では、ホールを低温の油でじっくり熱すると、焦がさずに香りと痺れを移せます。

活用シーン

Agriture社で試作相談をいただく用途を6つのカテゴリに整理します。いずれも、山椒の痺れ・柑橘様の香り・ホール形状を活かしたレシピ設計の例です。

1. 佃煮・ちりめん山椒・ごはんのお供

ちりめん山椒・昆布の佃煮など、ごはんのお供の主原料として使えます。実をそのまま炊き込むことで痺れと香りが具材になじみ、京都の名物として知られるちりめん山椒をはじめ、和の常備菜を打ち出した商品に展開できます。

2. 山椒油・香味油

山椒油・香味油・食べる調味料の香り原料として使えます。ホールを低温の油でじっくり熱すると、焦がさずに痺れと香りを移せます。麻辣油・ラー油のアクセントなど、痺れと香りを両立したい商品に向きます。

3. 七味・調味料・スパイスブレンド

砕き・パウダーに加工して、七味唐辛子・麻辣ミックス・粉山椒などの調味料に使えます。少量で強い痺れと香りを出せるため、薬味を軸にしたスパイスブレンドの設計に向きます。とうがらしとの配合で、辛さと痺れのバランスを設計できます。

4. 麻婆豆腐・中華惣菜

麻婆豆腐・麻辣系の惣菜など、痺れを売りにした料理の原料として使えます。パウダーで仕上げに振り、ホールで煮込みに加えるなど、痺れの強さと香りを商品設計に活かせます。

5. レトルト・冷凍食品・うなぎ向け

うなぎの蒲焼きに添える粉山椒、レトルトの麻辣系惣菜・冷凍食品など、薬味・香り付けの原料として組み込めます。常温在庫として安定確保でき、ホール・砕き・パウダーを使い分けることで、香りの出方と見た目を調整できます。

6. 和菓子・スイーツ・飲料

山椒の柑橘様の香りを活かし、和菓子・チョコレート・クラフトコーラなどの飲料に香りのアクセントとして使う相談も増えています。パウダーで香りを均一に分散させ、和素材を打ち出した商品ラインの素材として展開できます。

業務用の使い方

使い方の基本

  • 佃煮・ちりめん山椒:ホールのまま具材と一緒に炊き込み、痺れと香りをなじませる
  • 山椒油・香味油:ホールを低温の油でじっくり熱し、焦がさずに香りと痺れを移す
  • 薬味・調味料:砕く、またはパウダーにして料理や加工食品に振りかける
  • 煮込み:ホールのまま煮込みに加え、痺れを見て途中で取り出す

配合目安

  • ちりめん山椒:ちりめんじゃこ100gに対して乾燥山椒小さじ1〜2を目安に炊き込む
  • 山椒油:油100mlに対して乾燥山椒小さじ1〜2を目安に低温で抽出
  • 七味・調味料:とうがらしとの配合で、辛さと痺れのバランスを調整
  • 少量で強い痺れと香りが出るため、まず少なめで試作し、味を見て調整する

保管方法

  • 未開封時:高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管
  • 開封後:チャック袋・密閉容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切り
  • 賞味期限は出荷日から6ヶ月程度。香りが飛びやすいため開封後は早めに使う
  • 香りの強い素材のため、他の食材へのにおい移りに注意して保管する

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小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

乾燥野菜
  • 100g~の小ロットから販売
  • 日本各地の伝統野菜の取扱い
  • ドライフルーツ/ハーブも対応

よくあるご質問

山椒の辛さはとうがらしと違いますか?

違います。山椒の辛味は果皮に含まれるサンショオールという成分に由来し、舌がぴりぴりと痺れる感覚が特徴です。とうがらしのカプサイシンによる辛さとは質が異なり、痺れと柑橘様の香りを併せ持つのが山椒の個性です。最終製品でどの程度の味にするかは、配合量や他のスパイスとのブレンドで設計いただけます。

ちりめん山椒や佃煮の原料として使えますか?

ご相談が多い用途の一つです。乾燥山椒をホールのまま具材と一緒に炊き込むと、痺れと香りがなじみ、ちりめん山椒・昆布の佃煮になります。京都の名物として知られるちりめん山椒をはじめ、ごはんのお供・和の常備菜を打ち出した商品のコア原料として使えます。

ホールのまま使えますか?それとも砕きますか?

用途で使い分けます。佃煮・煮込み・漬け込みはホールのまま、薬味・ふりかけ・粉山椒は砕きやパウダーが向きます。ホールは食感と見た目があり、砕き・パウダーは香りと痺れを均一に広げやすいという違いがあります。形状は試作段階でご相談いただけます。

山椒パウダーとの使い分けは?

乾燥山椒(ホール)は「佃煮・煮込み・食感を活かす用途」、パウダーは「ふりかけ・調味料・七味への均一な配合」という棲み分けになります。佃煮・山椒油はホール、粉山椒・まぶし用はパウダーが向きます。併用することで、食感と均一な香りを両立したレシピ設計が可能です。

産地はどこですか?

和歌山県産の山椒を原料にしています。実山椒の収穫量は和歌山県が大きな割合を占め、なかでも有田川町発祥の「ぶどう山椒」は大粒で香り高い品種として知られています。Agriture社では、香り・痺れののりで乾燥に向くロットを見極めて原料化しています。

試作の最小ロットはどのくらいですか?

試作は原料100gからお受けしており、香りの強い素材のため小ロットでの比較試作も相談可能です。ホール・砕き・パウダーの形状比較や、とうがらしとのブレンド比較など、複数条件を並行で試作できます。本製造・OEM最終製品化まで含めてご相談いただけます。

賞味期限と保存方法を教えてください。

賞味期限は出荷日から6ヶ月程度です。未開封時は高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管してください。山椒は香りが飛びやすいため、開封後はチャック袋・密閉容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。香りの強い素材のため、他の食材へのにおい移りにもご注意ください。

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    この記事を書いた人

    小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

    株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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