乾燥島かぼちゃ
乾燥島かぼちゃは、沖縄で古くから育てられてきた在来種のかぼちゃ「島かぼちゃ」を原料化した業務用素材です。沖縄では方言でナンクヮー、チンクヮーとも呼ばれ、日本かぼちゃ系に分類されます。水分が多くねっとりとした粘質の果肉で、甘みは控えめながら濃いオレンジ色の肉質が持ち味です。Agriture社では、この島かぼちゃを低温乾燥で原料化し、同じ島かぼちゃを微粉末化した島かぼちゃパウダー(受注対応)と併走で展開しています。果肉感・色を残したい用途は乾燥島かぼちゃ、スープ・生地・粉体への色づけにはパウダー、という棲み分けでご提案しています。
西洋かぼちゃ(栗かぼちゃ)と比較すると、島かぼちゃは「ホクホクではなく水分の多い粘質」「甘み控えめでだしや出汁を含みやすい」「沖縄の家庭料理での存在感」で差別化できます。沖縄の煮物(ンブシー)・かぼちゃ汁・スープ・惣菜・製菓の原料として、試作相談が多い素材です。
Agritureの乾燥島かぼちゃ、3つのこだわり
1. 濃いオレンジ色を活かす低温乾燥
島かぼちゃの果肉は、完熟するほど濃いオレンジ色になります。Agriture社では、乾燥温度を抑え、短時間で水分を抜く設計にして、果肉の色をできるだけ仕上がりに残しています。戻したときに色が立ち上がることが、煮物やスープ、惣菜の見た目を左右する要素になります。
2. 戻しやすい形状に整える
島かぼちゃはダイスやスライスに整えてから乾燥します。形状をそろえることで水やだしで戻りやすく、煮物・スープ・惣菜にそのまま使えます。カットサイズは用途に合わせて選定でき、最終製品の見た目と食感に合わせてご相談いただけます。
3. 沖縄県産の島かぼちゃを選んで原料化
Agriture社では、沖縄県産の島かぼちゃを使い、果肉の色・熟度・大きさを見極めて原料化しています。産地の見える原料はトレーサビリティを設計しやすく、沖縄の食文化に関心の高い惣菜・製菓メーカーの試作で選ばれる理由のひとつです。
取り扱い製品がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

- 100g~の小ロットから販売
- 日本各地の伝統野菜の取扱い
- ドライフルーツ/ハーブも対応
乾燥島かぼちゃの特徴
かぼちゃ系の乾燥原料のなかでも、島かぼちゃは粘質の食感・控えめな甘み・沖縄での存在感で独自のポジションを持つ素材です。ダイス・スライス形状を想定した強みを6つの観点で整理します。
沖縄在来の日本かぼちゃ
島かぼちゃは沖縄で長く育てられてきた在来種で、ナンクヮー、チンクヮーとも呼ばれます。日本かぼちゃ系に分類され、西洋かぼちゃとは肉質・食感が異なります。沖縄の食文化を打ち出したい商品設計に向く素材です。
水分の多い粘質な肉質
島かぼちゃはホクホク系ではなく、水分が多くねっとりとした粘質の肉質です。だしや煮汁を含みやすく、煮物・スープにすると柔らかく仕上がり、味が染みやすいのが特徴です。
沖縄料理での定番性
島かぼちゃの煮物(ンブシー)・かぼちゃ汁・炊き込みごはん(ジューシー)など、沖縄の家庭料理に使われてきた素材です。常温保管できる乾燥品なら、季節を問わず島かぼちゃを最終製品に取り入れられます。
控えめな甘みと素朴な風味
島かぼちゃは甘みが控えめで、素朴で懐かしい風味が持ち味です。甘さを抑えたかぼちゃの色と風味を活かしたい惣菜・スープ・製菓のレシピ設計に向きます。
濃いオレンジ色の果肉
完熟した島かぼちゃの果肉は濃いオレンジ色になります。色を活かし、スープ・蒸し菓子・焼き菓子・惣菜の色味素材として使え、野菜由来の色を打ち出した商品設計のアクセントに向きます。
パウダー化との併用
微粉末化した島かぼちゃパウダー(受注対応)と併用することで、果肉感(ダイス・スライス)とスープ・生地への色づけ(パウダー)を両立したレシピ設計ができます。
製品仕様(業務用)
試作段階の基本仕様は以下の通りです。仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 乾燥島かぼちゃ |
| 原材料 | 島かぼちゃ(沖縄県産) |
| 形状 | ダイス/スライス。サイズは用途に応じて調整 |
| 外観 | 濃いオレンジ色のダイス・スライス |
| 香り | かぼちゃらしいやさしい香り |
| 内容量 | 用途・ロットに応じて個別見積 |
| 賞味期限 | 出荷日から6ヶ月程度 |
| 保存方法 | 高温多湿・直射日光を避け、開封後は密閉して冷暗所で保管 |
| 試作最小ロット | 原料1kg〜 |
カスタマイズ対応
形状・カットサイズ・包装・最終製品化までを試作段階から相談いただけます。記録を残しながらレシピを詰めるため、試作と量産で仕様がぶれにくい体制です。
| 項目 | 対応 | 詳細 |
|---|---|---|
| 形状調整 | ダイス/スライス/角切り | サイズ・厚みを最終製品の見た目と食感に合わせて設計 |
| パウダー化 | 微粉末(受注対応) | スープ・製菓・飲料の色づけ・粉体配合向け |
| ブレンド設計 | 他の野菜との複合 | 冬瓜・島らっきょ・他の沖縄野菜との惣菜ミックス |
| 包装形態 | 業務用バルク/小袋/個包装 | 惣菜用バルクから製菓原料用パックまで対応 |
| OEM製品化 | 最終製品までの一貫対応 | 沖縄惣菜・スープの素・製菓原料の企画から生産まで |
微粉末タイプをご検討の方へ
スープ・製菓・飲料への色づけや粉体配合など、島かぼちゃの色と風味を均一に広げたい用途には、微粉末化した島かぼちゃパウダー(受注対応)が向きます。パウダー原料の一覧もあわせてご覧ください。
品種・生産者・産地のこだわり
島かぼちゃはウリ科の日本かぼちゃで、沖縄で古くから育てられてきた在来種です。16世紀にポルトガル船によって沖縄に伝わったとされ、琉球の食文化のなかで親しまれてきた伝統野菜のひとつです。Agriture社では、産地・熟度・果肉の色までを原料設計の軸にしています。
BRAND|島かぼちゃ原料の立ち位置
ンブシー・かぼちゃ汁・ジューシーなど、沖縄の家庭料理で使われてきた在来かぼちゃが島かぼちゃです。Agriture社では、この粘質の食感と素朴な風味を業務用原料に落とし込み、沖縄惣菜・スープ・製菓まで幅広い最終製品に使える素材として提供しています。
PRODUCER|仕入れと連携の基本方針
果肉の色・熟度・形の揃ったロットを産地と直接すり合わせて選定します。試作段階では複数の仕入れ先から少量ずつ取り寄せ、乾燥時の色保持・戻りの良さで評価した上で、量産ロットの供給ラインを組みます。
REGION|主産地の特徴
島かぼちゃは沖縄県を代表する在来野菜で、温暖な気候のなか家庭菜園から産地栽培まで広く育てられてきました。Agriture社では、沖縄県産のなかから、乾燥に向く果肉の色・熟度のロットを見極めて原料化しています。
CULTIVATION|熟度と果肉の色
島かぼちゃは完熟するほど果肉の色が濃くなり、表皮も緑からオレンジへ変化していきます。Agriture社では、果肉の色がのった熟度のものを選んで原料化しています。
低温乾燥の技術と品質管理
カット後の速やかな乾燥
島かぼちゃは水分が多いため、カット後に時間が経つと表面が傷みやすくなります。カットから乾燥への移行を速やかに行うことで、果肉の色と風味を両立する条件で仕上げています。
低温乾燥による色と風味の保持
高温乾燥は果肉の色をくすませ、やさしい香りも飛びやすくなります。低温帯でじっくり水分を抜くことで、戻したときにも色が残る仕上がりにしています。沖縄の煮物やスープの具材として、見た目に島かぼちゃらしさが伝わる原料を目指しています。煮物に使う場合は、戻したダイスをだしで含め煮にすると、色を残したまま味が入ります。スープでは、戻し汁ごと煮込むと色と風味が移ります。
活用シーン
Agriture社で試作相談をいただく用途を6つのカテゴリに整理します。いずれも、島かぼちゃの粘質の食感・控えめな甘み・濃い果肉色を活かしたレシピ設計の例です。
1. 沖縄の煮物・ンブシー
島かぼちゃの煮物やンブシー(水分の多い野菜を煮込む沖縄の調理法)の原料として使えます。戻してだしや煮汁で炊くと、粘質の果肉がだしを含み、柔らかく味の染みた仕上がりになります。常温在庫として確保でき、仕込み工数を抑えられる点も業務用で評価されています。
2. かぼちゃ汁・スープ
かぼちゃ汁・ポタージュ・スープの野菜源として使えます。島かぼちゃは水分が多く、煮込むと果肉が崩れてとろみが出やすいため、素朴な甘みと濃い色を活かしたスープ設計に向きます。戻し汁ごと使うと色と風味がスープに移ります。
3. 炊き込みごはん・ジューシー
炊き込みごはんや沖縄風炊き込みごはん(ジューシー)の具材として使えます。戻したダイスを米と一緒に炊き込むと、戻し汁ごと色と風味がごはんに移り、彩り豊かに仕上がります。即席の混ぜごはんの素やおにぎり具材にも展開できます。
4. 製菓・ベーカリー
焼き菓子・蒸し菓子・パンの色づけ・具材として使えます。濃い果肉色と素朴な風味を活かし、かぼちゃの蒸しパン・スコーン・焼き菓子など、野菜由来の色を打ち出した製菓・ベーカリー商品に展開できます。
5. レトルト・冷凍食品・惣菜
レトルト・冷凍惣菜やミールキットの野菜として組み込めます。常温在庫として安定確保でき、下処理済みのため製造ラインの工数を削減できます。煮物・スープ・炊き込みごはんの素など、戻し時間が短い商品にも適しています。
6. 沖縄テーマの商品・ベジ系商品
沖縄の食材・郷土料理をテーマにした商品の野菜源として使えます。島かぼちゃは在来野菜としての背景があるため、沖縄らしさを打ち出したい惣菜・スープ・ベジ設計のアクセントに向きます。パウダーと組み合わせれば、具材感と色づけを両立できます。
業務用の使い方・戻し方
戻し方の基本
- 煮物向け:水で10〜15分、またはお湯で5〜8分戻す。ンブシー・含め煮向け
- 含め煮向け:戻してからだし・煮汁で炊くと、粘質の果肉に味が入る
- スープ向け:戻さず、戻し汁ごと煮込むと色と風味がスープに移る
- 戻し液は島かぼちゃの色と風味が出ているため、汁物・炊き込みにそのまま使うとよい
配合目安
- 煮物:仕上がり100gに対して乾燥10〜15gの戻し量
- かぼちゃ汁:1人前(200ml)に対して乾燥8〜12gを戻して使用
- 炊き込みごはん:米2合に対して乾燥8〜12gを目安に投入
- ポタージュ:1人前(200ml)に対して乾燥8〜12gを戻して使用
保管方法
- 未開封時:高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管
- 開封後:チャック袋・密閉容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切り
- 賞味期限は出荷日から6ヶ月程度。光と吸湿で色が変わるため注意
- 冷蔵保管可能。取り出し直後は結露するため、常温に戻してから開封する
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- ドライフルーツ/ハーブも対応
よくあるご質問
西洋かぼちゃとの違いは何ですか?
島かぼちゃは沖縄在来の日本かぼちゃ系の品種で、ナンクヮー、チンクヮーとも呼ばれます。栗かぼちゃ(西洋かぼちゃ)のホクホクした肉質に対して、水分が多くねっとりとした粘質で、甘みは控えめです。だしや煮汁を含みやすいため、煮物・スープなど、味を含ませる料理に向いています。
色はどの程度残りますか?
カットから速やかに低温乾燥へ移行することで、果肉の色を残した仕上がりにしています。戻した後も煮物・スープ・惣菜の彩りとして濃いオレンジ色を確認いただけます。高温調理や長時間の保管・吸湿で色が変わりやすいため、最終製品の加熱条件・保管設計には注意が必要です。
スープに使えますか?
ご相談が多い用途の一つです。島かぼちゃは水分が多く、煮込むと果肉が崩れてとろみが出やすいため、かぼちゃ汁・ポタージュ・スープに向きます。戻し汁ごと使うと色と風味がスープに移り、素朴な甘みを活かした仕上がりになります。
島かぼちゃパウダーとの使い分けは?
乾燥島かぼちゃは「ダイス・スライスの果肉感を残したい用途」、パウダーは「スープ・製菓・飲料への色づけや粉体配合」という棲み分けになります。煮物・かぼちゃ汁・炊き込みごはんは乾燥品、蒸しパン・ポタージュ・焼き菓子の色づけはパウダーが向きます。併用することで、果肉感と均一な色づけを両立したレシピ設計が可能です。
試作の最小ロットはどのくらいですか?
試作は原料1kgからお受けしています。ダイスとスライスの形状比較、煮物用とスープ用の仕様比較など、複数条件を並行で試作できます。本製造は10kg〜、OEM最終製品化まで含めてご相談いただけます。想定する最終製品の仕様・ロット・スケジュールをお聞きしたうえで、個別に見積と納期をご提案します。
賞味期限と保存方法を教えてください。
賞味期限は出荷日から6ヶ月程度です。未開封時は高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管してください。光と吸湿で果肉の色が変わりやすいため、開封後はチャック袋・遮光容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。冷蔵保管も可能ですが、取り出し直後の結露には注意し、常温に戻してから開封してください。
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