国産のさつまいもを使った「乾燥さつまいもダイス」の試作を行いました
このたびAgritureでは、国産のさつまいもを原料に使った「乾燥さつまいもダイス」の試作を行いました。生のさつまいもは水分が多く、そのまま焼き菓子やシリアルへ配合すると水分移行によって食感や賞味期限に影響が出やすい素材ですが、ダイスカットで乾燥させることで、常温流通が可能な安定した業務用原料として扱えるようになります。
今回の試作では、京都府内の自社加工所で丁寧な前処理を経た上で、皮を剥いたさつまいもを角切りにし、低温乾燥で仕上げました。さつまいも本来のやさしい甘みと黄色い断面色を残す条件で乾燥させ、焼き菓子・シリアル・ミューズリー・スープ具材など複数の用途に展開できる仕様を軸に設計しています。既存の乾燥さつまいもはスライス・チップ形状での取り扱いが中心でしたが、今回のダイス仕様はより粒感を活かした配合原料として、製菓・ベーカリー向けのご相談に応えるラインナップです。
・ダイス(角切り):粒感を活かした配合原料
皮を剥いたさつまいもを均一な角切りに揃え、加熱前処理を経た上で低温乾燥にかけました。生地に練り込んでも粒の存在感が残るサイズ感で、焼成後もほくほくとした食感を維持しやすいのが特徴です。パウンドケーキ・マフィン・スコーン・パン生地への配合、シリアル・グラノーラ・ミューズリーの具材、スープ・ポタージュ・炊き込みご飯の具材まで、幅広い業務用途で使えます。
ダイスカットは、スライスやチップとは異なり「素材そのものの粒を残したい用途」に向く形状です。スライスは薄い断面を活かしてトッピングや直食い、パウダーは色と甘みを均一に広げる配合原料として使い分けますが、ダイスは配合したときに「さつまいもが入っている」ことがひと目で分かる存在感が強みです。芋の甘みと粒感を商品の主役に据えたい場面で選ばれています。
試作の仕様と用途の使い分け
今回の試作では、10mm角前後を基本サイズとして仕上げていますが、用途に応じて角の大きさや乾燥条件を組み替えられます。最終製品の想定に合わせて、以下のような仕様設計が可能です。
- 大きめのダイス:パン・スコーン・マフィンへの練り込み、シチューやポタージュの具材
- 中サイズのダイス:グラノーラ・ミューズリー・シリアル、パウンドケーキ・クッキー生地
- 小さめのダイス:ふりかけ・混ぜご飯の素、離乳食・介護食の具材、和菓子の餡ブレンド
ダイスの断面には皮由来のポリフェノールや繊維は含まれず、皮なし仕様の淡い黄色を基調とした仕上がりです。皮付きでの試作もご相談いただけますが、皮の色素・食感が最終製品にどう影響するかは事前に条件出しをおすすめしています。
さつまいもダイスを使うOEM・商品開発のアイデア
さつまいもは、和洋どちらの商品コンセプトにも馴染む素材で、季節性・健康志向・国産原料といった訴求軸を持たせやすい原料です。Agriture社でご相談が多い方向性を整理します。
- 秋冬シーズン限定の焼き菓子(さつまいもマフィン・スコーン・パウンドケーキ)
- 国産素材を軸にしたグラノーラ・ミューズリーのブランド展開
- 子ども向けおやつ・園給食向けの安心素材(無着色・添加物最小)
- 介護食・やわらか食向けの甘み素材(戻して使うポタージュ・スープの具材)
- 和菓子ブランドの新素材(芋あん・混ぜ込み和菓子・落雁)
- 常温流通ができるベーカリー向けフィリング原料
さつまいも本来の甘みで砂糖使用量を抑えた設計や、他の乾燥野菜・ドライフルーツと組み合わせたブレンド原料としても検討しやすい素材です。
国産さつまいもという原料コンセプト
さつまいもは輸入原料も一定の流通がありますが、国産さつまいもという原料コンセプトは、パッケージ表示・原材料表示・商品ストーリーの面で差別化のしやすい切り口です。「産地の顔が見える」「トレーサビリティを設計できる」「加工工程まで国内で完結する」という強みを、最終製品のブランド設計に活かせます。
Agriture社では、国産のさつまいもを京都府内の自社加工所で乾燥・カット・包装まで一貫管理する体制で試作を進めています。産地・収穫時期・仕上げ条件を最終商品の設計に合わせて調整できるため、原料選定の段階から一緒に商品コンセプトを詰めていくことが可能です。
試作の最小ロットと加工所について
試作は原料1kgからお受けしています。ダイスサイズ違い・皮の有無・乾燥条件違いを並行で試すこともできるため、商品コンセプトが固まっていない初期段階からご相談いただけます。本製造は10kgからの対応で、仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。
加工所は京都府内の自社加工所です。賞味期限は出荷日から6ヶ月程度、業務用バルク・小袋・遮光包装まで対応可能です。焼き菓子ミックスやシリアル用にあらかじめ他素材とブレンドした形での納品も相談いただけます。
他の乾燥野菜・果実との組み合わせ
さつまいもダイスは単独でも使えますが、他の乾燥野菜・果実と組み合わせることで商品コンセプトの幅が広がります。乾燥じゃがいも(塩気のあるスープ具材)、乾燥鹿ヶ谷かぼちゃ(甘みと色味を補うポタージュ素材)、乾燥とうもろこし(甘みと粒感の相性がよいシリアル配合)、ドライりんご(グラノーラ・ミューズリー配合)などと合わせたブレンド設計は、一つの原料供給先でまとめて進められるのが強みです。
秋冬シーズンの国産素材ブレンド、根菜系のポタージュミックス、和素材を軸にしたグラノーラといった、素材の個性を掛け合わせた商品設計のご相談もお受けしています。試作段階から、最終製品の仕様・ロット・スケジュールを一緒に詰めていきましょう。
Agritureでは、国産のさつまいもをはじめとする根菜・芋類の乾燥・カット加工OEMや業務用原料の試作にも対応しています。さつまいもダイスを活かした焼き菓子・シリアル・スープ・和菓子などの商品開発にご関心のある企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
