国産のピーマンを使った「ピーマンパウダー」の試作を行いました
このたびAgritureでは、国産のピーマンを原料に使った「ピーマンパウダー」の試作を行いました。以前に乾燥ピーマンの試作を行った際、チップ状の仕上がりに加えてパウダー化の可能性についても触れていましたが、今回はその続きとして、実際に粉砕工程まで通した粉体仕様の試作を進めています。
今回の試作では、京都府内の自社加工所で低温乾燥させたピーマンを、そのまま粉砕にかけて微粉末まで落としました。仕上がりは写真のとおり明るい黄緑色で、ピーマン特有の青い香りが粉末の状態でもしっかり残っています。チップ状では「野菜が入っている」ことを見せる用途が中心でしたが、パウダーにすると色と香りを均一に広げる配合原料として、まったく別の使い方ができるようになります。
・緑ピーマンパウダー:色と青い香りを活かす
緑の状態で収穫したピーマンを粉末化すると、クロロフィル由来の明るい黄緑色になります。生地への練り込みで自然なグリーンを出したい場合や、スープ・ポタージュのベースに野菜の風味を足したい場合に向く仕様です。加熱工程を通ると色調がやや落ち着くため、最終製品の加熱条件に合わせて配合率を詰めていきます。
・赤ピーマンパウダー:天然の赤色素材として
完熟させた赤いピーマンを粉末化すると、カロテノイド由来の鮮やかな赤色になります。輸入のパプリカパウダーを国産原料に置き換えたいというご相談で使われることが多い仕様です。緑よりも甘みが強く、苦味がほとんど出ないため、味の設計がしやすいのも扱いやすい点です。
チップとパウダーの使い分け
同じピーマンでも、チップとパウダーでは商品設計の考え方が変わります。試作の段階でどちらを主役にするかを決めておくと、乾燥条件から逆算した設計ができます。
- チップ(スライス):野菜の存在感を見せたい用途。惣菜・カレー・炒め物の具材、野菜チップスのミックス素材
- パウダー:色と香りを均一に広げたい用途。生地の練り込み、スープ・ソースのベース、シーズニング、ドレッシング
- 両方併用:具材としてのチップと、ベースの色付けとしてのパウダーを同じ商品内で使い分ける設計
パウダーは水分を吸いやすい性質があるため、粉体同士のブレンドや充填工程では保管条件を含めた設計が必要になります。試作段階から最終製品の製造ラインを想定した仕様に寄せていくことをおすすめしています。
ピーマンパウダーを使うOEM・商品開発のアイデア
ピーマンパウダーは、野菜由来の色と風味を同時に持ち込める素材です。Agriture社でご相談が多い方向性を整理します。
- 国産原料にこだわったシーズニング・スパイスミックス(パプリカパウダーの代替)
- 野菜嫌いの子ども向けの商品(パンやクッキーの生地に練り込んで野菜を摂れる設計)
- スープ・ポタージュ・パスタソースのベース原料
- ドレッシング・ディップソースの色味と風味づけ
- 野菜パウダーブレンド(トマト・にんじん・かぼちゃなどと組み合わせた彩りミックス)
- 無添加・無着色をうたう食品ブランドの天然着色素材
着色料や香料を使わずに色と風味を出せる点が、原材料表示をシンプルに保ちたいブランドと相性の良い素材です。
試作の最小ロットと加工所について
試作は原料1kgからお受けしています。緑と赤の色違い、チップとパウダーの形状違いを並行で試すこともできるため、商品コンセプトが固まっていない初期段階からご相談いただけます。本製造は10kgからの対応で、仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。
加工所は京都府内の自社加工所です。賞味期限は出荷日から6ヶ月程度、業務用バルク・小袋・遮光包装まで対応可能です。他の野菜パウダーとの事前ブレンドを済ませた状態での納品もご相談いただけます。
他の野菜パウダーとの組み合わせ
ピーマンパウダーは単独でも使えますが、他の野菜パウダーと組み合わせることで商品の幅が広がります。彩りを揃えたミックス設計、味のベースを補う組み合わせなど、一つの原料供給先でまとめて進められるのが強みです。
Agritureでは、国産のピーマンをはじめとする野菜の乾燥・粉末加工OEMや業務用原料の試作にも対応しています。ピーマンパウダーを活かしたシーズニング・製菓・スープ・惣菜などの商品開発にご関心のある企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
