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乾燥じゃがいも

乾燥じゃがいもは、スープ・シチュー・グラタン・コロッケなど幅広い料理で主役を張れる根菜(塊茎)を、チップ・スライス・ダイスの3形状で原料化した業務用素材です。じゃがいも本来のホクホク感とでん粉由来のコクを、低温乾燥で封じ込めています。Agriture社では、同じじゃがいもを微粉末化したじゃがいもパウダーと併走で展開しており、食感・具材感を残したい用途は乾燥じゃがいも、とろみ付け・生地の練り込みにはパウダー、という棲み分けでご提案しています。

さつまいも・かぼちゃなど同じでん粉系・糖度系の素材と比較すると、じゃがいもは「淡白な味わい」「でん粉の粘度」「煮込み料理との相性の広さ」で差別化できます。レトルトシチュー・冷凍グラタン・即席スープ・コロッケ原料・ベビーフードの具材として、試作相談が多い素材です。

目次

Agritureの乾燥じゃがいも、3つのこだわり

じゃがいもは加熱条件と乾燥条件で食感が大きく変わるナス科の塊茎です。Agriture社では、洗浄・前処理・乾燥条件・ふるい分け・包装までを自社加工所で一貫管理し、戻したときにホクホク感が立ち上がる仕上がりを目指しています。

1. 糊化を抑える段階乾燥

じゃがいものでん粉は、加熱し過ぎると糊化して粘りの強いペースト状になり、乾燥後の戻しが重たくなります。Agriture社では、前処理の加熱温度を抑えめに設定し、乾燥段階でも低温帯を中心にしてでん粉を生に近い状態で封じ込める設計にしています。戻したときに粉ふきいも・ホクホクのマッシュに近い口当たりを狙っています。

2. チップ・スライス・ダイスの3形状

チップ(薄切り乾燥)はスナック・サラダトッピング向け、スライス(やや厚めの細切り)は炒め物・ハッシュドポテト向け、ダイス(角切り)はシチュー・スープ・グラタン・コロッケ具材向けに向きます。同じ原料から形状を切り替えて試作できるため、最終製品の見た目と食感に合わせて選定いただけます。

3. 皮付き・皮むきの選択

皮付き仕様は、じゃがバター・ジャーマンポテト・カフェメニューのような素材感を重視する用途に向きます。皮むき仕様はシチュー・コロッケ・ポテトサラダ・ベビーフードベースなど、口当たりを統一したい用途に向きます。両方を並行試作し、最終製品のコンセプトに合わせて選定いただけます。

取り扱い製品がわかる商品カタログ

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

乾燥野菜
  • 100g~の小ロットから販売
  • 日本各地の伝統野菜の取扱い
  • ドライフルーツ/ハーブも対応

乾燥じゃがいもの特徴

根菜・塊茎乾燥原料のなかでも、じゃがいもは食感のコントロール幅・料理ジャンルの広さ・でん粉由来のコクで設計余地が広い素材です。チップ・スライス・ダイスそれぞれの用途を想定した強みを6つの観点で整理します。

ホクホク感を残した仕上がり

加熱・乾燥条件を抑えめにすることで、でん粉の糊化を最小限にし、戻したときに粉ふきいも・ホクホクのマッシュに近い口当たりが立ち上がります。シチュー・コロッケ・グラタンの具材設計に向く素材です。

3形状で用途別に対応

チップはスナック・トッピング向け、スライスは炒め物・ハッシュドポテト向け、ダイスはシチュー・スープ・グラタン具材向け。同じ原料から形状を切り替えて試作できます。

でん粉とビタミンCを含む

代表的にはでん粉・ビタミンC・カリウム・食物繊維などの着眼点があります。加熱で失われにくいビタミンCを持つ根菜として、栄養設計を伴うスープ・離乳食・介護食の原料に向きます。

味の組み合わせ自由度が高い

淡白な味わいのため、和・洋・中どのジャンルにも合います。バター・チーズ・ハーブ・醤油・味噌・カレー・クリームソースなど、多様な味付けを受け止める汎用ベース素材です。

戻しが安定した根菜原料

ダイスはお湯で10〜15分、スライスは5〜10分で戻り、ロット差の少ない食感で仕上がります。業務用調理・レトルト・冷凍食品の工程で取り扱いやすい原料です。

パウダー化との併用

微粉末化したじゃがいもパウダーと併用することで、食感(乾燥品)ととろみ・生地結着(パウダー)を両立したレシピ設計ができます。

製品仕様(業務用)

試作段階の基本仕様は以下の通りです。仕入れロット・納期・包装形態は個別相談で詰めます。

項目内容
商品名乾燥じゃがいも
原材料じゃがいも(国産)
形状チップ(薄切り)/スライス(厚めの細切り)/ダイス(角切り)の3形状展開
外観淡い黄白色、皮付き仕様は黄土色〜薄茶色の皮とのコントラスト
香りじゃがいもらしい穏やかな香り、戻すとでん粉由来のコクが立ち上がる
内容量用途・ロットに応じて個別見積
賞味期限出荷日から6ヶ月程度
保存方法高温多湿・直射日光を避け、開封後は密閉して冷暗所で保管
加工所京都府内の自社加工所
試作最小ロット原料1kg〜

カスタマイズ対応

形状・皮処理・加熱度合い・包装・最終製品化までを試作段階から相談いただけます。記録を残しながらレシピを詰めるため、試作と量産で仕様がぶれにくい体制です。

項目対応詳細
形状調整チップ/スライス/ダイス厚み・粒径を最終製品の食感に合わせて設計
皮処理皮付き/皮むき素材感重視か、口当たり統一かで選択
加熱度合い浅め/標準/深め前加熱の時間・温度を調整し、ホクホク感と戻しやすさを変える
ブレンド設計他根菜・豆類との複合人参・玉ねぎ・グリーンピースとのシチューミックス
包装形態業務用バルク/小袋/個包装シチュー具材パック・スープ具材封入まで対応
OEM製品化最終製品までの一貫対応レトルトシチュー・冷凍グラタン・即席スープ・コロッケの企画から生産まで

微粉末タイプをお探しの方へ

ポタージュのとろみ付け・生地の結着・パンやお菓子への練り込みなど、じゃがいものでん粉を均一に広げたい用途には、微粉末化したじゃがいもパウダーが向きます。細挽き・中挽き・粗挽きから粒度を選べ、戻し不要でそのまま分散できるのが強みです。

じゃがいもパウダーの詳細を見る

品種・生産者・産地のこだわり

じゃがいもはナス科の塊茎で、でん粉含量の高い系統と粘質な系統が存在し、用途で使い分けられてきた根菜です。Agriture社では、産地・系統・貯蔵期間までを原料設計の軸にしています。

BRAND|じゃがいも原料の立ち位置

シチュー・コロッケ・肉じゃが・ポテトサラダ・フライドポテトなど、和洋を問わず広い料理ジャンルで使われてきたのがじゃがいもです。Agriture社では、この汎用性をそのまま業務用原料に落とし込み、レトルト・冷凍食品・即席スープ・ベビーフードまで幅広い最終製品に使える素材として提供しています。

PRODUCER|仕入れと連携の基本方針

規格外や加工向けロットを産地と直接すり合わせ、乾燥に向くでん粉量・サイズ・糖度の原料を選定しています。試作段階では複数の仕入れ先から少量ずつ取り寄せ、ホクホク感・色味の安定性で評価した上で、量産ロットの供給ラインを組みます。

REGION|主産地の特徴

北海道・長崎・鹿児島・青森などが国内の主産地です。北海道は秋採りの貯蔵もので安定供給の中心となり、九州は春採りで新じゃが特有のみずみずしさを持つ原料が取れます。Agriture社では、用途に応じてこれらの産地を使い分け、でん粉量・食感・色のバランスを取った原料を選びます。

CULTIVATION|でん粉含量と貯蔵

じゃがいもは系統と貯蔵期間でホクホク系とねっとり系に性質が変わる塊茎です。シチュー・コロッケ向けはホクホク系のでん粉量の多いロット、スープ・煮物向けは形崩れしにくい粘質系のロットを使い分けています。貯蔵ものは糖度が上がり風味が出やすく、新じゃがは食感が軽く戻りやすいのが特徴です。

低温乾燥の技術と品質管理

じゃがいもの乾燥は、でん粉の糊化をどう抑えるかと、褐変をどう防ぐかが品質を決めます。Agriture社では、洗浄・前処理・乾燥・粒度調整・包装までを一貫管理し、ロット差の少ない仕上がりを目指しています。

糊化抑制の前処理

前加熱の温度を抑えめにし、でん粉の糊化を最小限にとどめることで、戻したときのホクホク感を残します。加熱が深すぎると乾燥後の戻しが粘り気のあるペースト状になるため、温度・時間のバランスを取って仕上げています。

褐変の抑制

じゃがいもはカット面が空気に触れるとポリフェノールが酸化して黒く変色します。カット直後の水さらし・前加熱の手順で酸化を抑え、乾燥後の色味を淡い黄白色に保つ工程設計にしています。

異物・粒度の管理

原料投入時の目視選別と、仕上がり後のふるい分けで規格外の大粒・細粉を除去します。ダイス寸法・スライス厚みを揃えることで、シチュー・スープの計量精度と仕上がりの均質性が安定します。

TIPS:じゃがいものホクホク感を活かす設計

シチューに使う場合はダイスをお湯で15分戻し、煮込みの最後に投入すると形崩れせずホクホク感が残ります。グラタンではダイスを牛乳で戻し、そのままホワイトソースと合わせるとじゃがいもの甘みが溶け出して一体感が出ます。コロッケ原料にする場合はダイスをお湯で戻して軽くつぶすと、生いもから作るよりも歩留まり良く下処理できます。即席スープやポタージュにはチップをそのまま封入し、熱湯注湯5分で戻る設計にすると、野菜感のある汁物に仕上がります。

活用シーン・採用事例

Agriture社で試作相談をいただく用途を6つのカテゴリに整理します。いずれも、じゃがいものホクホク感とでん粉由来のコクを活かしたレシピ設計の例です。

1. シチュー・スープ・煮込み料理

  • レトルトシチュー・ビーフシチューのダイス具材
  • カレーのじゃがいも具材(形崩れしにくい仕様)
  • ポトフ・ミネストローネの根菜ベース
  • クリームスープ・ポタージュの具材

2. 冷凍グラタン・グラタン系

  • 冷凍ポテトグラタン・ドリアのベース
  • ジャーマンポテト・ハッシュドポテトの具材
  • チーズ焼き・スパイス焼きの主原料
  • オーブン料理のトッピング

3. 即席スープ・カップ麺具材

  • カップスープ・カップ麺のダイス具材(熱湯注湯5分で戻る設計)
  • 即席ポタージュ・コーンスープの野菜具材
  • フリーズドライ代替の具材封入原料
  • インスタント味噌汁の具材追加素材

4. スナック・惣菜・トッピング

  • ポテトチップス風スナック(チップ形状をそのまま)
  • サラダ・オードブルのトッピング
  • ピザ・オープンサンドの具材
  • ビール・ワインのおつまみ素材

5. コロッケ・ポテトサラダ原料

  • コロッケ原料(ダイスを戻して潰す、生いもの下処理代替)
  • ポテトサラダベース(戻してマヨネーズと和える)
  • マッシュポテトの時短原料
  • ハンバーグ・ミートローフのつなぎ具材

6. ベビーフード・介護食

  • 離乳食の主食系ベース(細かく戻してとろみ付け)
  • 介護食・嚥下食のカロリー補強
  • 病院食・施設給食の野菜源
  • アウトドア・非常食の即席調理原料

でん粉系・根菜系の組み合わせ設計は乾燥さつまいも乾燥かぼちゃのページもご確認ください。とろみ付け・生地練り込みにはじゃがいもパウダーとの併用が向きます。

業務用の使い方・戻し方

戻し方の基本

  • チップ:そのまま食べられる。スナック・サラダトッピング・即席スープ封入に
  • スライス:お湯で5〜10分戻す。炒め物・ハッシュドポテト・惣菜向け
  • ダイス:お湯・牛乳・スープで10〜15分戻す。シチュー・グラタン・コロッケ原料向け
  • 戻し液は溶け出したでん粉・甘みを含むため、汁物にそのまま使うとコクが増す

配合目安

  • シチュー:1人前(250ml)に対して乾燥重量10〜15gを戻して使用
  • カップスープ:1食(200ml)に対して3〜5gを直接封入
  • コロッケ原料:乾燥100gに対して約450〜550gの戻し量
  • ポテトサラダ:乾燥100gで生じゃが換算約500〜600g相当

保管方法

  • 未開封時:高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管
  • 開封後:チャック袋・密閉容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切り
  • 賞味期限は出荷日から6ヶ月程度。湿気を吸うと戻りのムラが出るため注意
  • 冷蔵保管可能。取り出し直後は結露するため、常温に戻してから開封する

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取り扱い製品がわかる商品カタログ

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応

乾燥野菜
  • 100g~の小ロットから販売
  • 日本各地の伝統野菜の取扱い
  • ドライフルーツ/ハーブも対応

よくあるご質問

チップ・スライス・ダイスはどう使い分けますか?

チップは薄切りをそのまま乾燥させた形状で、スナック・サラダトッピング・即席スープの具材封入に向きます。スライスは厚めの細切りで、戻してから炒め物・ハッシュドポテト・惣菜に使う用途に向きます。ダイスは角切りで、お湯や牛乳で戻してシチュー・グラタン・コロッケ・ポテトサラダのベースに使いやすい形状です。1ロットで複数形状の併用発注にも対応します。

ホクホク感はどの程度残りますか?

前加熱と乾燥温度を抑えめに設定することで、でん粉の糊化を最小限にとどめ、戻したときに粉ふきいも・ホクホクのマッシュに近い口当たりになるよう設計しています。シチュー具材・コロッケ原料として使ったときに、生いもから作ったものに近い食感が得られることを目安にしています。加熱度合いは「浅め/標準/深め」から選べるため、最終製品の想定食感に合わせて調整いただけます。

じゃがいもパウダーとの使い分けは?

乾燥じゃがいもは「食感・具材感を残したい用途」、パウダーは「とろみ付け・生地の結着・均一な分散」という棲み分けになります。シチュー・グラタン・コロッケの具材は乾燥品、ポタージュのとろみ付け・パン生地・お菓子生地への練り込みはパウダーが向きます。併用することで具材感とコクを両立した料理設計が可能です。

皮付きと皮むきは選べますか?

選択いただけます。皮付きはジャーマンポテト・カフェメニュー・居酒屋メニューなど素材感を重視する用途に向きます。皮むきはシチュー・コロッケ・ポテトサラダ・ベビーフードベースなど、口当たりを統一したい用途に向きます。試作段階で両方を並行比較し、最終製品のコンセプトに合わせて仕様を詰めていくケースが多いです。

ベビーフード・介護食のベースに使えますか?

ご相談が多い用途の一つです。じゃがいもは淡白な味わいと消化の良いでん粉質を持つため、離乳食の主食系ベースや介護食の嚥下食設計に向きます。ダイスを細かく戻してから潰すだけで、とろみのあるマッシュベースになり、無添加・低塩のベビーフードや施設給食メニューの原料として使われています。具体的な粒度・配合は用途ごとに試作して詰めます。

試作の最小ロットはどのくらいですか?

試作は原料1kgからお受けしています。チップ・スライス・ダイスの形状比較、皮付き/皮むきの比較、加熱度合いの違いによるホクホク感の立ち上がり比較など、複数条件を並行で試作できます。本製造は10kg〜、OEM最終製品化まで含めてご相談いただけます。想定する最終製品の仕様・ロット・スケジュールをお聞きしたうえで、個別に見積と納期をご提案します。

賞味期限と保存方法を教えてください。

賞味期限は出荷日から6ヶ月程度です。未開封時は高温多湿・直射日光を避け、常温の冷暗所で保管してください。じゃがいもは湿気を吸うと戻り方にムラが出るため、開封後はチャック袋・密閉容器に移し替え、1〜2ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。冷蔵保管も可能ですが、取り出し直後の結露には注意し、常温に戻してから開封してください。

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この記事を書いた人

小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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