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お茶OEM製造の依頼方法|業界5タイプと費用内訳の完全ガイド

この記事の要約
お茶OEM製造の完全マニュアルとして、約1兆円規模のお茶市場で機能性表示食品制度を活用した商品開発手法を解説します。お問い合わせから納品までの5ステップ、1,000包からの小ロット対応、1包10〜100円の製造単価、5,000〜50,000円の試作費用、FSSC22000・ISO22000認証、野菜茶OEM、対応品目の幅、茶審査技術有段者在籍の重要性を紹介します。

オリジナルのお茶ブランドを立ち上げたい。そんな想いを抱えているあなたに、お茶OEMという選択肢があります。OEMとは「Original Equipment Manufacturer」の略で、自社ブランドの製品を別のメーカーに製造委託する仕組みです。お茶業界では、原料調達から製造、パッケージングまでをワンストップで任せられるため、製造設備を持たない企業でもオリジナル茶製品を展開できます。

お茶市場は緑茶・紅茶・抹茶・ハーブティー・機能性表示食品・ペットボトル飲料など、形態と訴求軸で細分化された成熟カテゴリです。機能性表示食品制度の開始以降、茶カテキンやGABAなどの機能性成分を訴求したお茶が増え、差別化商品の設計余地が広がっています。お茶OEMは、小ロットから試作・量産・販路までワンストップで進められるため、新規参入のハードルが下げやすい仕組みです。

この記事では、お茶OEMの依頼から納品までの流れ・費用相場・メーカー業界タイプ・選び方・成功ポイントまで、初心者でも分かるよう整理します。国内のお茶OEM企業ランキング(食品OEMの窓口掲載)も巻末に掲載しました。

この記事で分かること

  • お茶OEMの依頼〜納品までの5ステップと期間の目安
  • お茶OEMメーカーの業界5タイプと強み・弱み
  • 費用内訳(原料・ブレンド・加工・包装・検査)の相場
  • 飲料OEM vs 茶葉OEMの違い(RTD/ティーバッグ/リーフ/ペットボトル)
  • 食品OEMの窓口掲載 お茶OEM企業35社リスト
お茶OEM製造の依頼方法

乾燥加工のOEMについてわかる資料をご用意しています

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応できるアグリチャーOEM

  • 既存原料100g~からOEM対応
  • 持ち込み原料の乾燥加工も可能
  • 加工から充填まで一括でサポート
目次

お茶OEMのメリットとデメリット

製造設備不要で始められる最大のメリット

お茶OEMの最大の利点は、自社で工場や製造ラインを持たなくても商品開発ができることです。初期投資を大幅に抑えられるため、スタートアップや中小企業でも参入しやすいのが特徴。日本茶インストラクターなど専門家のブレンド設計が受けられる点も見逃せません。

さらに、ティーバッグ、リーフ、粉末茶、抹茶、ギフト箱、ペットボトル飲料など多様な形態に対応できます。観光土産、ホテルの客室用、カフェメニュー向けなど、用途に応じた柔軟な商品づくりが可能です。小ロット対応のメーカーも増えており、1,000包程度から製造できるケースもあるため、テスト販売やノベルティ制作にも適しています。

注意すべきデメリットと対策

一方で、委託先に製造・品質が依存するため、明確なコンセプト設計が不可欠です。他社との商品被りを防ぐには、独自の目的設定とパッケージ戦略が必要になります。小ロット対応でも最低注文数や初期費用は発生し、試作費用として5,000円から50,000円程度かかることも。

味や香りの調整には試作回数が必要で、時間とやり取りが発生します。だからこそ、最初の段階で製品コンセプトをしっかり固め、OEMメーカーとの綿密なコミュニケーションが成功の鍵となるのです。

お茶OEM業界の5タイプ分類

お茶OEMメーカーは、事業形態で5つのタイプに分かれます。どのタイプを選ぶかで、提案力・価格帯・小ロット対応・得意領域が大きく変わります。自社のコンセプトに合うタイプを見極めてください。

タイプ特徴向く発注者
①受託専業型OEM製造専門、自社ブランドなし仕様忠実に作りたい企業
②自社ブランド併営型自社茶ブランドも運営提案力・市場知見を重視
③大手下請系大手飲料メーカーのOEM主体品質管理・認証重視(中〜大ロット)
④地域組合型茶産地の組合・共同製造産地訴求・地域ブランド
⑤研究所・ベンチャー型機能性・新技術が核機能性表示・差別化商品

お茶OEM依頼から納品の5ステップ

1
問い合わせ・ヒアリング
目的・ターゲット・予算・パッケージイメージを共有(1〜2週間)
2
コンセプト設計・処方提案
原料選定・ブレンド比率・加工方法(蒸し/焙煎/発酵)決定(2〜4週間)
3
試作・調整
味・香り・色・口当たりを3〜5回の試作で詰める(4〜8週間)
4
見積・契約
量産仕様・ロット・単価・納期を合意(1〜2週間)
5
製造・品質管理・納品
ロット品質チェック、包装・ラベリング、指定場所へ納品(4〜8週間)

全体で3〜6ヶ月が目安です。機能性表示食品の届出や抹茶・ペットボトル飲料など特殊形態は、さらに数ヶ月を見込んでください。

お茶OEMの費用相場と内訳

お茶OEMの費用は原料・ブレンド・加工・包装・検査の5つのパーツで構成されます。見積りを取るときは、各パーツの内訳が分かる形式で取ると、メーカー間の比較や予算調整が精度高くなります。

項目相場目安変動要因
試作費用5,000〜50,000円試作回数・素材の特殊度
製造単価10〜100円/包原料グレード・形態
最小ロット1,000〜5,000包メーカー・形態・抹茶/ペットボトル等
パッケージデザイン0〜数万円支給素材・別注ラベル
検査費数千〜数万円認証取得・機能性表示届出

飲料OEMと茶葉OEMの違い

お茶OEMは「茶葉OEM(ティーバッグ・リーフ・抹茶粉)」と「飲料OEM(ペットボトル・缶・紙パックRTD)」で、設備・ロット・単価が大きく違います。同じ「お茶」でも、形態の選び方で事業規模が変わります。

観点茶葉OEM飲料OEM(RTD/ペットボトル)
形態ティーバッグ・リーフ・抹茶粉・粉末ペットボトル・缶・紙パック
最小ロット1,000〜5,000包10,000〜50,000本以上
単価10〜100円/包50〜150円/本+容器代
賞味期限1〜3年6ヶ月〜1年
物流常温・軽量常温/冷蔵・重量物
向く販路ギフト・EC・土産自販機・コンビニ・スーパー

乾燥加工のOEMについてわかる資料をご用意しています

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応できるアグリチャーOEM

  • 既存原料100g~からOEM対応
  • 持ち込み原料の乾燥加工も可能
  • 加工から充填まで一括でサポート

Agritureの野菜茶OEM事例

お茶OEMの差別化の選択肢として、野菜素材を茶葉に組み合わせる設計があります。Agritureでは、低温乾燥45℃で加工した乾燥野菜・野菜パウダーを茶葉とブレンドする野菜茶OEMを受託しています。ほうれん草・ケール・人参・ビーツ・九条ねぎ・ごぼうなどの素材を、ティーバッグ・リーフ・粉末形態の茶葉と組み合わせることで、通常の緑茶・紅茶・ハーブティーとは別の訴求軸を作れます。

野菜茶OEMの開発では、野菜素材の風味・色・口当たり・溶けやすさを茶葉との相性を見ながら検証します。試作段階で野菜素材の供給・加工・ブレンド仕様を明示し、徹底的に調整することが求められます。詳しくは野菜茶OEM 開発の始め方、またはAgriture卸・OEMのご案内をご覧ください。

OEMメーカーの選び方

対応品目の幅と専門性を確認

日本茶、紅茶、ハーブティー、健康茶、抹茶、野草茶、ペットボトル飲料など、対応できる品目の幅が広いメーカーは提案力も高い傾向にあります。特に野菜茶のような新ジャンルを検討している場合、野菜素材対応が可能かどうかは重要なチェックポイントです。茶審査技術有段者が在籍しているメーカーなら、味覚設計にも定評があります。

小ロット対応と試作提案力

初めてのお茶OEMでは、小ロットから始められるかが大きなポイントです。1,000包前後から対応可能なメーカーを選べば、リスクを抑えてテスト販売ができます。また、試作スピードや味の修正回数、提案の柔軟性も比較検討すべき要素です。試作に時間と予算を惜しまないことが、最終的な商品クオリティを高めます。

品質管理体制と認証の確認

FSSC22000やオーガニックJAS認証を取得した工場で製造されているかは、安全性と信頼性の証です。海外輸出を視野に入れている場合、HALAL/KOSHER等の認証対応も確認しておきましょう。品質管理体制が整っているメーカーなら、ロットごとのチェックも徹底されており、安定した品質が期待できます。

ブランディング支援とEC展開対応

自社のブランディングに合った提案が可能か、パッケージデザインや販促物の対応力も欠かせません。原料・パッケージ持ち込みが可能なメーカーなら、独自性の高い商品づくりができます。EC展開や海外輸出にも対応できる柔軟性があれば、将来的な事業拡大もスムーズです。

お茶OEMランキングの読み方

ランキング活用の注意

「お茶OEMランキング」系サイトの多くは広告掲載順です。自社の商品カテゴリ・ロット・認証要件に合うかを個別に確認してください。

Webで「お茶OEM ランキング」を検索すると複数の比較記事が表示されますが、そのまま上位のメーカーに問い合わせるのは危険です。ランキングの根拠が「対応品目の幅」なのか「最小ロット」なのか「認証」なのかを必ず確認し、自社の要件と照合してください。

ランキングより信頼性が高いのは、業界団体の会員リスト・食品OEMの窓口のような専門プラットフォームの掲載情報です。掲載企業は審査を経ている場合が多く、実績と対応範囲が整理されているため比較検討に向きます。

お茶OEMの成功ポイント

差別化の鍵は素材×パッケージ×ストーリー

お茶OEMで成功するには、明確な差別化戦略が必要です。素材の選定では、国産茶葉や有機栽培、規格外野菜の活用などSDGs対応型の提案も効果的。パッケージは、クラフト紙やジッパーバッグ、ギフトボックスなど、販売チャネルに応じて形態を分けることで、ターゲット層への訴求力が高まります。

そして何より重要なのが、ストーリー性です。「原料から企画、製造までワンストップ」のストーリーを打ち出し、ブランドの世界観を明確にすることで、単なる商品ではなく「語れるコンテンツ」として消費者に届けられます。

試作段階での徹底的な調整

試作に時間と予算を惜しまないことが、最終的な商品クオリティを左右します。味・香り・色・口当たり・溶けやすさ・保存性も重要な要素です。特に野菜茶の場合、野菜素材の風味が茶葉とどう調和するかを何度も検証し、最適なブレンド比を見つけ出す必要があります。

販売戦略とKPI設計

商品が完成したら、販売戦略とKPI設計が次のステップです。ECサイト流入数、商品ページPV、問合せ数、OEM受注件数、リピート率などを設定し、PDCAサイクルを回していきます。SEO対策として、「国産野菜ブレンド茶」「乾燥野菜使用ティー」などのキーワードを意識したコンテンツ発信も効果的です。

お茶OEMの代表企業

企業名得意領域
株式会社Agriture野菜茶・野菜パウダーブレンド
株式会社Enchaお茶の企画・開発・販売
株式会社ビーインミュージアムお茶・ハーブ・健康茶
日東食品工業株式会社粉末茶・抹茶加工
フーディーコネクト株式会社飲料・お茶OEM
株式会社黒姫和漢薬研究所健康茶・薬草茶

全てのお茶OEM企業は食品OEMの窓口「コーヒー・お茶類」一覧からご確認いただけます。緑茶・紅茶・抹茶・ハーブティー・飲料系まで35社が登録されており、自社の商品カテゴリ・最小ロット・認証要件に合わせて比較検討できます。

お茶OEM成功のまとめ

お茶OEMは、製造設備を持たずにオリジナルブランドを立ち上げられる、リスクを抑えた商品開発手法です。原料選定からブレンド設計、パッケージング、品質管理まで、専門メーカーのノウハウを活用することで、高品質な商品を効率的に市場投入できます。

差別化の選択肢として、野菜素材を茶葉にブレンドする野菜茶OEMは有力です。Agritureでは国産野菜や規格外野菜を活用したブレンド設計に対応しており、SDGs文脈とも相性の良いコンテンツ訴求が可能です。

成功の鍵は、明確なコンセプト設計と、信頼できるOEMメーカーとのパートナーシップです。業界5タイプから自社に合う委託先を選び、費用内訳を精度高く把握し、試作段階で徹底調整すれば、初回OEMでも成功確率が高まります。小ロットから始めてテスト販売を行い、市場の反応を見ながら量産へと展開していく柔軟なアプローチで、リスクを最小化しながら理想のお茶ブランドを実現してください。

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    この記事を書いた人

    小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

    株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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