ティーバッグOEMとは?形状・素材・中身の選び方と小ロット発注の流れ
自社ブランドのお茶を作りたいとき、茶葉のまま売るよりもティーバッグにすると、お湯を注ぐだけで淹れられる手軽さが出て、ギフトや日常使いの商品にしやすくなります。ティーバッグの製造を専門メーカーに委託するのがティーバッグOEMです。形状や中身、ロットの選び方で仕上がりとコストが変わります。
この記事では、ティーバッグOEMの基本から、形状・素材の種類、中身に使える原料、発注の流れと小ロット対応、そして充填や箱詰めまで一貫で進める方法を整理します。乾燥野菜やハーブを小ロットでティーバッグ化したい場合の進め方は、お茶OEMサービスや小袋充填OEMサービスでもご相談いただけます。
ティーバッグOEMとは?
ティーバッグOEMとは、自社ブランドのティーバッグ製品を、製造設備を持つメーカーに委託してつくることです。原料の選定やブレンド設計、茶葉のカット、ティーバッグへの充填、個包装、外袋や化粧箱への箱詰めまで、工程の一部または全部を任せられます。設備投資をせずにオリジナル商品を持てるため、D2Cブランドやカフェ、小売、ノベルティ用途まで幅広く使われています。
ティーバッグの形状・素材の種類
ティーバッグは形状と素材の組み合わせで選びます。中身の茶葉の大きさや見せ方、抽出のしやすさに合わせて決めます。
| 形状 | 向く中身 | 見せ方・販路 | 小ロット適性 | コスト感 |
|---|---|---|---|---|
| 三角(テトラ)型 | 大きめのリーフ紅茶・ハーブ・ブレンド | 中身を見せたいギフト・カフェ | 高い | やや高め |
| 平袋(ダブル)型 | 緑茶・健康茶・細かい茶葉 | 店頭量販・日常使い | 高い | 抑えやすい |
| ひも・タグ付き | 形状問わず追加できる仕様 | ブランド名をタグに印刷・ギフト | 普通 | 加工費が加わる |
選び方の目安としては、リーフを見せたいギフトは三角型、店頭で数を売る日常向けは平袋型、ブランド名を打ち出したい場合はタグ付き、と販路から逆算すると決めやすくなります。
素材は、植物由来で生分解性のソイロンやPLA、透明感のあるナイロンメッシュ、コストを抑えやすい不織布などがあります。環境に配慮するなら生分解性素材、中身を見せたいならメッシュを選びます。中身の粒度との相性も重要ですが、これは後半の設計ポイントで詳しく扱います。環境配慮素材の考え方はサステナブルパッケージもご参照ください。
中身に使える原料の幅
ティーバッグの中身は、緑茶・紅茶といった定番のお茶だけではありません。ハーブ、健康茶、そして乾燥野菜やエディブルフラワーまで、幅広い原料をティーバッグ化できます。
- 緑茶・紅茶・中国茶など定番のお茶
- ハーブ・健康茶・ブレンドティー
- 乾燥野菜やエディブルフラワーを使った個性的なブレンド
とくに乾燥野菜やハーブ、花は、原料の乾燥・カット・ブレンド設計から関わることで、香りや色味を活かした他にないティーバッグに仕上げられます。紅茶ブレンドの設計は紅茶OEM、ハーブの配合はハーブティーブレンドの作り方もあわせてご覧ください。原料の目の細かさによって適した袋の素材が変わるため、抽出のしやすさも踏まえて設計します。
小袋充填についてわかる資料をご用意しています
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応できるアグリチャー

- 10袋〜小袋充填に対応
- お茶、コーヒーにも対応
- シール張りまで一気通貫で実施
発注の流れと小ロット対応
ティーバッグOEMの発注は、おおむね次の流れで進みます。最小ロットはメーカーや形状によって幅があるため、早い段階で確認しておくと計画が立てやすくなります。
- 問い合わせ・打ち合わせ:中身・形状・数量・予算を共有する
- サンプル・見積もり:仕上がりを確認し、入れ目(1袋あたりの量)や仕様を決める
- 生産・納品:本生産し、個包装や箱詰めまで仕上げて納品する
大手のOEMでは数千個から数万個が前提になることもありますが、試作やテスト販売では少量から始めたい場面が多くあります。小ロットに対応するメーカーを選べば、在庫リスクを抑えながら商品化を試せます。
入れ目と費用の考え方
ティーバッグOEMの費用は、いくつかの要素の積み上げで決まります。見積もりを読み解くために、何が単価を動かすのかを押さえておくと比較がしやすくなります。
- 入れ目:1袋あたりの中身の量。多いほど原料コストが上がる。茶葉は重量で決めやすいが、嵩のあるハーブや乾燥野菜・花は重量だけでなく袋に収まる容量も確認する
- 形状・素材:三角型やメッシュ素材は平袋より単価が上がりやすい
- 付帯加工:タグ付け、個包装、外袋・化粧箱への箱詰め、賞味期限の印字はそれぞれ費用が加わる
- ロット数:小ロットは1個あたりの単価が高く、数量が増えるほど下がる
見積もりを依頼するときは、中身・形状・入れ目・希望数量・包装の仕上げ範囲をまとめて伝えると、やり取りがスムーズです。とくに入れ目は原料の使用量に直結するため、最初に決めておくと総額のぶれを抑えられます。
乾燥野菜・ハーブ・フラワーをティーバッグにする設計ポイント
茶葉以外の原料をティーバッグ化するときは、抽出のしやすさと見た目・香りの両立が鍵になります。原料の状態に合わせた設計が、仕上がりの差につながります。原料タイプ別に、押さえておきたいポイントを整理しました。
| 原料タイプ | 粒度の目安 | 向く袋素材 | 起きやすい失敗 |
|---|---|---|---|
| 茶葉(緑茶・紅茶) | 細〜中 | 目の詰まったメッシュ・平袋 | 細かすぎて抽出液が濁る |
| ハーブ(葉・茎) | 中〜粗 | 立体的な三角型 | 嵩があり袋に入りきらない |
| 乾燥野菜・根菜 | 中 | 三角型・目の詰まった素材 | 硬く抽出に時間がかかる |
| エディブルフラワー | 原形〜粗 | 透明感のあるメッシュ三角型 | 砕けて見た目が損なわれる |
粒度と袋素材を合わせる
原料を細かくするほど成分は出やすくなりますが、目の粗い袋では粉が漏れたり抽出液が濁ったりします。逆に嵩のあるハーブや花を小さな平袋に詰めると入りきらず、抽出も弱くなります。重量だけでなく嵩(かさ)も見て袋のサイズと素材を決めるのがコツです。乾燥野菜やフラワーは、試作の段階で袋素材を一度見直すケースが多く、サンプルで漏れや濁り、見た目を確認してから本生産に進むと失敗を避けられます。
色と香りを残す
乾燥野菜や花は、加工の熱や時間で色や香りが変わりやすい原料です。乾燥やカットの工程をていねいに管理し、香りの強い素材と穏やかな素材を組み合わせることで、飲みやすく見た目も楽しめるブレンドに仕上げられます。主役の素材に、風味や色を補う素材を少量重ねる組み立て方が基本になります。
充填・個包装・箱詰めまで一貫で進める
ティーバッグは、加工しただけでは商品になりません。個包装し、外袋や化粧箱に詰め、賞味期限を印字して、ようやく販売できる状態になります。加工と充填・箱詰めを別々の業者に手配すると、やり取りや納期のロスが生まれやすくなります。
Agritureでは、乾燥野菜・ハーブ・パウダーなどの原料調達から、ティーバッグや小袋への充填、個包装、箱詰めまでを小ロットから一貫して対応できます。原料の乾燥・カット・ブレンド設計を強みとしているため、茶葉だけでなく乾燥野菜やフラワーを使った個性的なお茶も形にできます。試作から始めて、反応を見ながら量産へ広げる進め方にも対応します。充填工程の詳細は充填加工OEMの選び方完全ガイドもご覧ください。
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- 10袋〜小袋充填に対応
- お茶、コーヒーにも対応
- シール張りまで一気通貫で実施
よくある質問
まとめ
ティーバッグOEMは、形状・素材・中身の組み合わせで、オリジナルのお茶を形にできる方法です。ギフトなら三角型、量販なら平袋、というように販路から逆算し、中身の粒度に合った袋素材を選ぶのが要点です。発注は問い合わせ・打ち合わせ・サンプル・生産という流れで進み、小ロット対応のメーカーを選べば在庫リスクを抑えて試せます。加工から充填・箱詰めまで一貫で任せられる体制を使えば、乾燥野菜やハーブを使ったお茶も手間を抑えて商品化できます。
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