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【2026年版】福利厚生の食事補助とは?導入手順と人気サービス比較ガイド

「採用面接で『食事補助はありますか?』と聞かれる回数が増えた」「健康経営優良法人を取りたいけれど、社食は予算的に無理」——人事・総務担当者から多く寄せられる声です。食事補助は、月額数千円から始められるのに、採用ブランディング・離職率・健康経営認定の3つに同時に効く費用対効果の高い福利厚生。所得税法上の非課税要件を満たせば従業員の手取りを減らさずに実装でき、企業負担も福利厚生費として経費計上できます。本記事では、食事補助の基本・非課税条件・8種類のサービスタイプ・導入手順4ステップ・選び方のポイント・貝印グループ × Agritureが運営するオフィス八百屋のような乾燥野菜系の新しい選択肢まで、2026年版で整理しました。

目次

食事補助とは|2026年版・福利厚生としての位置づけ

食事補助は、企業が従業員の食事費用の一部を負担する福利厚生制度の総称です。社員食堂・仕出し弁当・食事チケット・置き型社食・置き型おやつ・乾燥野菜サービスなど、提供形態は多岐にわたります。共通するのは「日々の食事という従業員のQOLに直結する領域に、企業が継続的に投資する」点。給与や賞与のような一時的なインパクトではなく、毎日のリズムに小さな満足を組み込む設計が、エンゲージメント向上と離職率低下に効きます。

食事補助が注目される3つの理由

2025年から2026年にかけて、食事補助の導入企業数が急増しています。背景にある3つの理由を整理します。

  • 2026年4月1日以後の食事から非課税枠が拡大:月額3,500円から7,500円へ引き上げ済み(42年ぶりの改正)。1人あたりの企業負担を倍以上に増やしても課税されない仕組みになる
  • 採用市場での差別化要因:マイナビキャリアリサーチLabの就活意識調査では「健康経営に取り組む企業を評価する」と答える就活生が一定数存在することが報告されています。食事補助は採用ブランディングの定番施策に
  • 健康経営優良法人認定の評価対象:認定基準の「食環境の整備」項目に食事補助が直結。社員食堂を作らずに認定取得に近づける

食事補助の対象になる費用範囲

「食事補助」と一言で言っても、対象になる費用は提供方法によって変わります。後述する非課税要件と合わせて、自社で運用できる範囲を最初に確認しておくのが重要です。

提供方法対象費用非課税の可否
社員食堂・仕出し弁当給食材料費・運営委託費・調理人件費○(要件あり)
食事チケット提携店での食事代金○(要件あり)
置き型社食・置き菓子商品代金・配送料○(現物支給)
乾燥野菜・健康スナック商品代金○(現物支給)
残業時の食事提供仕出し弁当代○(深夜勤務は650円まで)
現金の食事手当給与上乗せ×(全額課税)

原則として「現物支給」が非課税の条件で、現金の食事手当は給与扱いになります。残業時の食事提供は、原則として「会社が現物で食事を支給する」場合は非課税。一方、深夜勤務(午後10時〜翌朝5時)で食事を支給できないケースに限り、1食650円までの金銭支給が非課税扱いになる別枠ルールがあります(残業時と深夜勤務時は別物として整理してください)。詳しい税制要件は食事補助の税制優遇まとめ|非課税要件と経費計上にまとめています。

食事補助の非課税条件|押さえるべき3つの要件

食事補助を非課税にするには、所得税法基本通達36-38で定められた要件を満たす必要があります。1つでも欠けると給与課税対象になるため、最初に整理しておきます。

要件1:従業員が食事代の50%以上を自己負担する

食事の価額(市場価格)の半額以上を従業員が支払う必要があります。1食500円のお弁当なら、従業員負担250円・企業負担250円が下限。企業が全額負担すると、その全額が給与扱いの課税対象になります。

食事代従業員負担企業負担判定
500円250円(50%)250円(50%)非課税OK ✅
500円200円(40%)300円(60%)課税対象 ❌(半額未満)
500円0円500円(100%)課税対象 ❌(全額負担)

要件2:企業の月額負担が非課税限度額以内

1人あたり月額7,500円(2026年4月1日以後適用)以内が条件。深夜勤務時の食事は1食650円まで別枠で非課税扱いになります。複数の食事補助を併用する場合は合算で限度額を超えないよう設計します。

要件3:現物支給または現物相当の方式

食事の現物支給が原則。食事チケットや電子マネーは「特定店舗のみ・転売不可・本人専用」の条件を満たせば現物支給と認められます。一方、現金の食事手当は金額にかかわらず全額が課税対象です。

  • 非課税OK:社員食堂・仕出し弁当・置き型社食・乾燥野菜サービス・食事チケット(条件充足)
  • 課税NG:現金の食事手当・領収書精算で給与上乗せ・給与にランチ手当を一律加算
  • 判定が分かれる:電子マネーチャージ(特定店舗限定なら現物扱い/自由に使えると現金扱い)

「ランチ手当として給与に5,000円上乗せ」といった運用は非課税にできません。

食事補助サービスの8タイプ|それぞれの特徴と料金相場

食事補助のサービスは大きく8タイプに分類できます。自社の規模・働き方・予算に合わせて選び分けるのが基本です。

No.タイプサービス例課金単位目安費用向く企業
No.1社員食堂運営シダックス・グリーンハウス1人あたり月額1〜3万円/人従業員200名以上
No.2仕出し弁当玉子屋・ニチレイフーズダイレクト1人あたり月額5,000〜10,000円/人営業所・工場
No.3食事チケットチケットレストラン(エデンレッド)1人あたり月額(企業補助額)3,500〜7,500円/人営業職・テレワーク併用
No.4置き型社食OFFICE DE YASAI・オフィスおかん企業全体月額3〜5万円/月(30〜100名規模)30〜200名のオフィス
No.5置き型おやつオフィスグリコ・スナックミー企業全体月額0〜3万円/月10名以上のオフィス
No.6乾燥野菜・健康スナックオフィス八百屋(貝印グループ)企業全体月額1〜3万円/月10名以下〜中規模
No.7福利厚生プラットフォームベネフィットステーション・リロクラブ1人あたり月額(サービス利用料)500〜1,500円/人50名以上の企業
No.8残業時食事提供UberEats法人・出前館法人都度実費残業日のみ発生残業が多い職種

従業員数200名以上の大企業は社員食堂運営も検討対象になりますが、初期投資1,000万円以上+ランニングコストで月数百万円規模になるため、ハードルは高め。10〜200名のオフィスでは「置き型サービス」の選択肢が現実的です。

乾燥野菜・健康スナック型の特徴

2026年4月に貝印グループの株式会社Agritureが本格提供を開始したオフィス八百屋は、置き型社食の中でも新しいタイプ。国産野菜100%・砂糖や添加物不使用・低温乾燥の個包装乾燥野菜を、カップ麺や味噌汁にそのまま加えるだけで野菜を補給できる設計です。形が悪く市場に出せない規格外野菜を生産者から適正価格で買い取りアップサイクルしているため、健康経営とフードロス削減を1サービスで実装できます。

  • 初期費用無料・常温保存3カ月以上・冷蔵庫不要
  • 10名以下のオフィスから対応・スタートアップにも導入しやすい
  • 規格外野菜のアップサイクルでフードロス削減のCSRストーリーが付く
  • 20〜40代の多忙なビジネスパーソン向けに設計

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食事補助の導入手順|失敗しない4ステップ

食事補助は「サービス選定→契約→運用」の流れが基本ですが、最初に社内合意形成と要件整理をしないと、導入後の利用率が伸び悩みます。失敗を避ける4ステップを整理しました。

ステップ1:自社のニーズと予算を明確化(2週間)

  • 従業員ニーズ調査:アンケートで「食事補助の希望形態」「予算負担意向」「現状の食事課題」を把握
  • 予算上限:月額1人あたりいくらまで企業負担できるか(非課税枠7,500円が上限の目安)
  • 運用人数:何人を対象にするか(全社員 or 部署単位)
  • 採用・健康経営との連動:食事補助で何を解決したいか(離職対策・採用ブランディング・健康経営認定)

ステップ2:3社以上のサービス比較・トライアル(4週間)

「いきなり1社に決めない」が鉄則です。3社以上の見積もりを取り、可能ならトライアル期間(1〜3カ月)を活用して従業員の反応を見ます。比較軸は次の5つに絞ると判断しやすくなります。

  1. 料金体系:月額固定/従量課金/企業・従業員按分の比率
  2. 商品ラインナップ:自社のニーズに合うか(おやつ系/食事系/健康系)
  3. 運用負担:補充頻度・在庫管理・決済処理の手間
  4. 解約条件:最低利用期間・違約金の有無
  5. 非課税要件への適合:自社の運用で非課税にできるか

ステップ3:社内規程の整備と税務処理の確認(2週間)

福利厚生費として経費計上するには、社内規程に明記しておく必要があります。具体的には「福利厚生規程」または「就業規則」に食事補助制度の対象者・支給方法・利用ルールを記載。税理士・社労士に最終確認を依頼するのが安心です。特に複数の食事補助を併用する場合は、合算で非課税枠を超えていないか必ずチェックします。

ステップ4:本格運用と効果測定(継続)

導入後3カ月・6カ月・1年の節目で効果測定します。指標は「利用率」「従業員満足度」「健康診断データ(BMI・血圧等)」「離職率」「採用応募数」の5つを定点観測。数値で改善が示せれば、健康経営優良法人認定の申請書類や採用ページのコンテンツとして活用できます。詳しい稟議突破のコツは健康経営の食事施策を稟議で通す5つのコツでも解説しています。

企業規模別おすすめサービス|10名〜500名超まで

食事補助は企業規模ごとにフィットするサービスが大きく変わります。「他社が使っているから」ではなく、自社の人数規模で選ぶのが失敗を避けるコツです。

規模おすすめタイプ具体サービス例狙える効果
10名以下乾燥野菜・置き型おやつオフィス八百屋・おかしのマーチ初期費用無料で採用ブランディング
11〜50名置き型社食・食事チケットオフィス八百屋・スナックミー・チケットレストラン従業員エンゲージメント向上
51〜200名置き型社食+食事チケット併用OFFICE DE YASAI+チケットレストラン健康経営認定取得
201〜500名仕出し弁当+置き型社食玉子屋+オフィスおかん採用市場での差別化
501名以上社員食堂運営+置き型社食シダックス+オフィスおかん大規模健康経営施策

10名以下のスタートアップでも食事補助は始められます。むしろ少人数だからこそ、1人あたりの企業負担を効率よく投下でき、採用市場での差別化につながります。詳細は10人以下の小規模オフィスでも始められる食事福利厚生プランを参考にしてください。

食事補助でよくある失敗と回避策

食事補助の導入企業から聞こえてくる「失敗あるある」を3つ整理します。事前に知っておけば、運用設計の段階で回避できます。

失敗1:利用率が伸びない/一部の従業員にしか使われない

「設置はしたが手に取られない」のは、設置場所・告知不足・商品ラインナップのミスマッチが原因です。次の3点を運用に組み込むと利用率が改善します。

  • 設置場所:給湯室・休憩室・コピー機近くなど人通りの多い場所に
  • 定期入れ替え:月1回は商品ラインナップを更新(マンネリ化防止)
  • 社内告知:チャット・朝礼・社内報で利用方法と新商品をリマインド

失敗2:非課税要件を満たせず給与課税になる

「企業が全額負担」「現金支給」「特定の役員のみ対象」は非課税要件を満たしません。導入前に次の3点を確定しておくと、税務調査でも問題になりません。

  • 社内規程の整備:福利厚生規程に「対象者・支給方法・利用ルール」を明記
  • 従業員負担の徴収方法:給与天引き・キャッシュレス決済・専用カード等で記録を残す
  • 税理士への事前確認:自社の運用が非課税要件を満たすか書面で確認

失敗3:担当者が変わると運用が止まる

食事補助は「補充・在庫管理・利用記録」の継続的な運用が必要です。総務担当者が異動・退職すると業務が止まりがち。属人化のリスクを下げる対策は次の3つです。

  • マニュアル化:補充・発注・問い合わせ対応をドキュメント化
  • 納品サイクルの自動化:定期配送型サービスを選び、補充の手間をなくす
  • 複数人体制:1名担当ではなく副担当を配置して引き継ぎ可能に

オフィス八百屋のように納品サイクルが自動化されているサービスは、担当者の負担を最小化できる選択肢です。

よくある質問|福利厚生 食事補助Q&A

食事補助の非課税限度額はいくらですか?

2025年度時点では1人あたり月額3,500円。2026年4月1日以後に支給する食事から月額7,500円が適用です(42年ぶりの改正)。深夜勤務の食事は1食650円まで別枠で非課税扱いになります。

食事手当として現金で支給するのは非課税にできますか?

できません。所得税法上、食事補助の非課税扱いは「現物支給」が原則です。現金の食事手当は金額にかかわらず全額が給与課税対象になります。食事チケットや電子マネーは「特定店舗のみ・転売不可」等の条件を満たせば現物支給扱いになります。

パートやアルバイトにも食事補助を支給できますか?

支給できます。福利厚生費として経費計上するには「全従業員が利用できる」ことが要件のため、むしろ正社員のみ対象にすると福利厚生費として認められないリスクがあります。雇用形態にかかわらず公平に運用するのが基本です。

食事補助の導入に最低人数の制限はありますか?

サービスによりますが、置き型社食・置き菓子サービスの多くは10名以下のオフィスから導入可能です。乾燥野菜系のオフィス八百屋も10名以下のスタートアップから対応しています。社員食堂運営は200名以上、仕出し弁当は20名以上が一般的な目安です。

食事補助とランチ会・忘年会の費用は同じ福利厚生費ですか?

同じ福利厚生費ですが、税務処理の要件が異なります。日常的な食事補助は非課税要件(半額負担+月額3,500円以内+現物支給)が必要ですが、社内行事の食事は社会通念上妥当な範囲なら福利厚生費として処理できます。導入前に税理士に確認するのが安全です。

食事補助の効果はどう測定すればいいですか?

「利用率」「従業員満足度(ES調査)」「健康診断データ(BMI・血圧・血糖値)」「離職率」「採用応募数」の5指標を定点観測します。導入前後で数値を比較できる体制を最初から作っておくと、健康経営優良法人申請や経営層への報告で説得力が出ます。

食事補助で採用ブランディングは本当に効きますか?

効きます。マイナビキャリアリサーチLabの就活意識調査では「健康経営に取り組む企業を評価する」と答える就活生が一定数存在することが報告されています。求人票に「食事補助月額7,500円まで支給」と書ければ、給与だけで差別化できない中小企業でも応募増につながります。詳しくは健康経営と採用ブランディングもご覧ください。

まとめ|食事補助は「自社規模×目的」で選ぶ

食事補助は、月額数千円から始められて採用ブランディング・離職対策・健康経営認定の3つに同時に効く、コストパフォーマンスの高い福利厚生です。2026年度税制改正で非課税枠が月額3,500円→7,500円に拡大予定の今、制度設計を見直す絶好のタイミング。

選び方の基本は「自社の規模+解決したい課題」の2軸で絞ること。10名以下のスタートアップならオフィス八百屋のような乾燥野菜系の置き型サービスから、200名超の中堅企業なら社員食堂と置き型社食の併用まで、規模ごとに最適解は違います。

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    この記事を書いた人

    小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

    株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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