株式会社Agritureの会社概要資料はこちらからダウンロードできます

フレーバーティー開発|3要素×4軸で香りを差別化

この記事の要約
フレーバーティー開発を中身の3要素(ベース茶葉×フレーバー素材×付与方式)と、売り方の4軸(素材ストーリー・シーン・パッケージ・体験)で整理。和素材×フレーバーティー事例、Agritureは素材提供のみでOEMメーカー紹介はfoodoem.jp経由。

フレーバーティーは、紅茶・緑茶・ウーロン茶・白茶などのベース茶葉に、果実・ハーブ・スパイス・花などの香りを付与した商品カテゴリです。ベース茶葉+フレーバー素材+付与方式の3要素で差別化するのが基本で、D2C・カフェ・ギフト・観光土産で需要が伸び続けている領域です。なおAgriture本体はお茶の製造工場ではなく、和素材の提供と処方相談が担当領域で、OEMメーカー紹介は食品OEMの窓口経由となります。

この記事では、フレーバーティー開発の全体像、ベース茶葉の選び方、フレーバー付与3方式(香料添加/実物配合/スチーム吸着)、差別化の軸、ロット・費用・法規表示までを整理します。関連記事:紅茶OEM オリジナルブレンドフレーバーコーヒーOEM

フレーバーティー開発
目次

フレーバーティー開発の3要素

フレーバーティーは、ベース茶葉・フレーバー素材・付与方式の3要素の組み合わせで個性が決まります。どこで差別化するかを先に決めると、コストとブランド訴求のバランスが取りやすくなります。

3要素とその役割

要素 主な選択肢 差別化への効き方
ベース茶葉 紅茶・緑茶・ウーロン・白茶・ほうじ茶・国産 味の土台と訴求軸(国産/海外産)
フレーバー素材 果実・ハーブ・スパイス・花・和素材 香りと見た目・ストーリー性
付与方式 香料添加/実物配合/スチーム吸着 コスト・表示・ロット感

ベース茶葉で大枠の世界観を決め、フレーバー素材で個性を足し、付与方式でコストとロットを調整する、という順番で組むのが実務的な設計フローです。

ベース茶葉の選び方

ベース茶葉はフレーバーを引き立てる土台です。強い香りを持つフレーバーには穏やかな茶葉、繊細な香りには癖の少ない茶葉、という組み合わせが基本です。

ベース茶葉別の適性

ベース茶葉 特徴 合うフレーバー
紅茶(アッサム・セイロン) コクと渋み ベリー系・チャイ系・ミルクティー系
紅茶(ダージリン) 繊細な香り ストレート向き・軽いフルーツ
緑茶(煎茶・玉露) 渋みと旨味 柚子・桜・ほうじ・和素材
ウーロン茶 香ばしさと花香 ライチ・桃・キンモクセイ
白茶 繊細で軽い ジャスミン・蜂蜜・バラ
ほうじ茶 香ばしさ 黒糖・きな粉・栗・スパイス

国産茶葉で差別化するケース

  • 国産紅茶×和素材(柚子・和栗・桜)で観光土産・ギフト商品
  • 宇治煎茶×フルーツで若年層向けのモダンブレンド
  • 京都産ほうじ茶×スパイスで冬季限定チャイ
  • 静岡茶・鹿児島茶×地域果実で地元特産品ライン

フレーバー付与の基本3方式+派生パターン

フレーバーの付与方式は、コスト・表示・ロット感が大きく異なります。商品の価格帯・訴求軸・販路に合わせて選びます。

方式別の比較

方式 特徴 コスト 表示
香料添加 均一・強い香り 「香料」表記必須
実物配合(果実・ハーブ) 素材感・見た目 中〜高 素材名を個別表記可
スチーム吸着 自然な香り・穏やか 方式により異なる
ハイブリッド(実物+香料) 見た目と香りを両立 香料表記+素材名

香料添加の使い所

  • 量産・チェーン向け商品で安定した香りを作る
  • 試作1〜2回で量産に乗せやすい
  • ロット間の香りブレがほぼ出ないため大量流通に向く
  • 表示に「香料」が入るため、無添加訴求とは相性が悪い

実物配合の使い所

  • プレミアム・D2C・ギフト・観光土産で素材訴求
  • 素材名をラベルに個別表記でき、ストーリー性が出る
  • 季節・ロットで香りのブレがあり、試作回数が増える傾向
  • フリーズドライフルーツやハーブを配合すると見た目も訴求できる

スチーム吸着の使い所

  • 自然な香り付けで中価格帯の商品に
  • ジャスミン茶・キンモクセイ茶など伝統製法に近い
  • 対応工場が限定され、発注のリードタイムが長くなる傾向

差別化の4軸(売り方・見せ方の設計)

ここまでの3要素はフレーバーティーの「中身の設計」でしたが、商品として選ばれるには「売り方・見せ方の設計」も必要です。単なる「珍しい味」を超えた4軸で差別化します。競合と並んだ時に「なぜこの商品を選ぶのか」を言語化できるかがポイントです。

① 素材ストーリー

  • 産地・農家・収穫時期を具体的に表記
  • 京丹後産・宇治産・静岡産など地域ブランド化
  • 規格外・B級品活用でフードロス訴求

② シーン提案

  • 朝の目覚め・午後のリラックス・就寝前など時間帯別ライン
  • 季節限定(春=桜、夏=柚子、秋=栗、冬=シナモン)
  • ギフト用途別(誕生日・結婚・お見舞い・退職祝い)

③ パッケージと見せ方

  • 缶・布袋・木箱などマテリアル差で世界観を演出
  • ティーバッグ紐のリボン化・三角バッグで質感アップ
  • 開封時に香りが立つ設計(アルミラミ+脱気包装)

④ 体験設計

  • お湯を注いだ時の色・香り・視覚変化(FD素材が戻るなど)
  • ブレンドに合わせた淹れ方・温度のリーフレット同梱
  • サブスク・カレンダー形式で毎月違う味を届ける展開

和素材×フレーバーティーの事例

和素材は、海外ブランドとの差別化ができる領域です。Agritureで提供している京丹後産フリーズドライいちごや、京都産乾燥野菜などを使った組み合わせパターンをまとめます。

  • フリーズドライいちご×ダージリン:春〜初夏のビジュアル訴求ティー
  • 乾燥ゆず×煎茶:冬の温かいフレーバーティー
  • 和栗×アッサム:秋冬のミルクティー・ギフト
  • 黒豆×ほうじ茶:香ばしさ重視の低カフェインライン
  • 乾燥九条ねぎ×紅茶:スパイシーな変わり種チャイ(試作相談あり)

ロット・費用・表示の基本

フレーバーティーの発注条件は、付与方式と包装で変動します。商品化前に押さえておきたい項目を整理します。

ロット・費用の目安

  • 香料添加:1,000個〜、1個80〜200円
  • 実物配合:3,000個〜、1個150〜400円
  • スチーム吸着:5,000個〜、1個200〜500円
  • パッケージオリジナル印刷:1,000〜3,000個+印刷版代3〜20万円

表示・法規のチェック

  • 香料添加なら「香料」を原材料名に必ず記載
  • 有機訴求はJAS認証の有無を確認
  • 機能性表示・効能表示は薬機法に抵触しないか要確認
  • アレルゲン(牛乳・大豆・小麦など)が含まれる場合は表示必須

乾燥加工のOEMについてわかる資料をご用意しています

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応できるアグリチャーOEM

  • 既存原料100g~からOEM対応
  • 持ち込み原料の乾燥加工も可能
  • 加工から充填まで一括でサポート

よくある質問

香料添加と実物配合、どちらを選ぶべき?

量産・大量流通・低単価なら香料添加、プレミアム・D2C・ギフト・観光土産で素材訴求するなら実物配合が向きます。実物配合は試作回数と原料ロット差への対応が増える反面、素材名をラベルに記載できて差別化しやすい方式です。

無添加訴求はできますか?

香料を添加しない(実物のみ・スチーム吸着のみ)設計なら可能です。「香料不使用」「無添加」表示は、添加物を使わない前提で製造した場合に限り可能なので、方式選定時点で意思決定が必要です。

和素材×フレーバーティーで差別化したいのですが?

京丹後産フリーズドライいちご・京都産乾燥野菜・和栗・柚子・黒豆・桜・抹茶などをベース茶葉に組み合わせた事例があります。観光土産・地域ブランド・ギフトで海外素材と差別化する設計で採用されています。

試作は何回くらい必要?

香料添加は1〜2回、実物配合は3〜5回、スチーム吸着は2〜3回が目安です。実物配合は季節・ロット差に合わせた微調整が増えるため、試作期間を余裕を持って確保しておくと安心です。

OEMの相談窓口は?

お茶OEMメーカーの紹介は食品OEMの窓口(foodoem.jp)、和素材の提供と処方相談はAgriture直接で対応しています。和素材×フレーバーティーのご相談は食品OEMの窓口(Agriture)からどうぞ。

まとめ

フレーバーティーの開発は、ベース茶葉・フレーバー素材・付与方式の3要素で骨格が決まり、素材ストーリー・シーン提案・パッケージ・体験設計の4軸で差別化します。香料添加/実物配合/スチーム吸着の使い分けと、和素材を組み合わせた地域ブランド設計が、これからの市場で効く方向性です。

関連記事:紅茶OEM オリジナルブレンドフレーバーコーヒーOEM。和素材提供は食品OEMの窓口(Agriture)、お茶OEMメーカー紹介は食品OEMの窓口へ。

OEM受託加工の資料をダウンロード

いただいた内容をもとにメールアドレスに送付させていただきます


    あわせて読みたい

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

    株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

    目次