佐賀の伝統野菜とは?協会整理11品目(女山大根・桐岡なす・戸矢カブ)の特徴と旬・食べ方を解説
佐賀県の伝統野菜は、玄界灘沿岸の唐津、盆地の多久、有明海沿岸、佐賀平野、脊振山地の山間部といった地形で受け継がれてきた品種です。日本伝統野菜推進協会は佐賀県の伝統野菜7品目・伝統果樹1品目・特産野菜3品目の計11品目を整理しています。
多久市の青縞うり・桐岡なす・女山大根、唐津の相知高菜・唐津自然薯、有田町の戸矢カブ、神埼の菱の実に加え、特産野菜の七福しょうが・福頭(里芋)・ジャンボにんにくなど、佐賀で受け継がれる品目を順に紹介します。
「伝統野菜」の定義と本記事の対象
| 認定機関 | 主な基準 |
|---|---|
| 京都府「京の伝統野菜」 | 明治以前の栽培歴があり府内全域が対象 |
| 大阪府「なにわの伝統野菜」 | 概ね100年以上前から大阪府内で栽培 |
| 長野県「信州伝統野菜認定制度」 | 昭和30年代以前の栽培・食文化・品種特性 |
| 佐賀県 | 県独自の「伝統野菜」認定制度は本記事執筆時点で未確認。協会整理では伝統野菜・伝統果樹・特産野菜の3区分で11品目 |
本記事では、日本伝統野菜推進協会が整理する佐賀県11品目のうち野菜にあたる10品目(伝統野菜7品目+特産野菜3品目)を一覧表で紹介し、代表7品目を本編で詳しく解説します。伝統果樹の元寇(香酸柑橘)は末尾の「その他の地方特産品種」で扱います。
佐賀の伝統野菜 10品目一覧(伝統野菜7+特産野菜3)
伝統野菜7品目
| 品目 | 特徴 | 産地 | 旬 |
|---|---|---|---|
| 青縞うり | 白瓜在来・20cm・0.6〜1kg | 多久市 | 5〜7月 |
| 相知高菜 | 小ぶりで柔らかい・漬物用 | 唐津市相知町 | 3〜4月 |
| 女山大根 | 通常5〜6kg・大型は三貫目(約11kg)・赤紫色 | 多久市西多久町 | 12月中旬〜2月下旬 |
| 桐岡なす | 一般の2〜3倍の重さ・ラグビーボール形 | 多久市桐岡 | 7〜9月(多久市公式) |
| 唐津自然薯 | 山間部産の在来自然薯・強い粘りと濃厚な風味 | 唐津市 | 11月下旬〜2月 |
| 戸矢カブ | ソフトボール大・赤紫と白 | 西松浦郡有田町戸矢 | 10月末〜1月末(有田町公式) |
| 菱の実 | 水生植物ヒシの実・茹でると栗のような味 | 神埼市 | クリーク栽培9月下旬〜10月末/水田栽培12月初旬〜(神埼市公式) |
特産野菜3品目
| 品目 | 特徴 | 産地 | 旬 |
|---|---|---|---|
| 七福しょうが | 国内最大級の生姜 | 唐津市七山 | 7月下旬〜10月下旬 |
| 福頭 | 600〜700g(最大1kg超)の大型里芋 | 嬉野市吉田 | 11〜12月 |
| ジャンボにんにく | 通常の4〜5倍サイズ | 吉野ケ里町 | 7〜8月 |
100種前後の取り扱い品目がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応できるアグリチャー

- 100g~の小ロットから販売可能
- 日本各地の伝統野菜の扱いあり
- ドライフルーツ/ハーブも対応可能
代表的な佐賀の伝統野菜7品目の特徴と食べ方
女山大根 — 三貫目級(約11kg)の赤紫色大根
| 旬 | 12月中旬〜2月下旬 |
| 産地 | 多久市西多久町 |
| 向く料理 | 煮物、おでん、漬物、ふろふき大根 |
女山大根は多久市西多久町で栽培される在来大根で、通常5〜6kg、大きいものは三貫目(約11kg)に達する大型が持ち味です。赤紫色の外皮と身の締まった肉質を持ち、煮物・おでんでも形が崩れにくい品種です。
旬の12月中旬〜2月下旬に多久市内の直売所で出荷されます。
桐岡なす — ラグビーボール形の大型ナス
| 旬 | 7〜9月(多久市公式) |
| 産地 | 多久市桐岡地区 |
| 向く料理 | 田楽、焼きなす、揚げ浸し、煮物 |
桐岡なすは、多久市桐岡地区で栽培されるラグビーボール形の大型ナスで、一般的なナスの2〜3倍の重さが特徴です。肉質はしっかりしており、加熱するととろけるような食感になります。
田楽・焼きなす・揚げ浸しで大玉を活かした一品に。旬の7〜9月に多久市の直売所で出荷されます(多久市公式)。
相知高菜 — 唐津相知町の小ぶり高菜
| 旬 | 3〜4月 |
| 産地 | 唐津市相知町 |
| 向く料理 | 高菜漬け、炒め物、おにぎり、チャーハン |
相知高菜は、唐津市相知町で栽培される小ぶりのタカナで、肉質が柔らかく漬物に適した品種です。九州の高菜漬けの素材として、佐賀県内でも主要な高菜品種の一つです。
3〜4月に新物の高菜が出荷され、漬物加工後は通年流通します。
戸矢カブ — 有田町戸矢のソフトボール大カブ
| 旬 | 10月末〜1月末(有田町公式) |
| 産地 | 西松浦郡有田町戸矢地区 |
| 向く料理 | 甘酢漬け、煮物、サラダ、漬物 |
戸矢カブは、西松浦郡有田町戸矢地区で栽培される在来カブで、ソフトボール大のサイズと赤紫色と白のコントラストが特徴です。甘酢漬けにすると紅色が発色し、冬期に漬物や煮物として使われます。
10月末〜1月末に有田町の直売所で出荷されます(有田町公式)。
唐津自然薯 — 強い粘りと濃厚な風味の在来自然薯
| 旬 | 11月下旬〜2月 |
| 産地 | 唐津市 |
| 向く料理 | とろろ、むかご、磯辺揚げ、いも汁 |
唐津自然薯は、唐津市の山間部で栽培される在来の自然薯で、強い粘りと濃厚な風味が持ち味です。とろろご飯・磯辺揚げ・いも汁に向きます。
旬の11月下旬〜2月に唐津市内のJA直売所で出荷されます。
七福しょうが — 唐津七山の国内最大級生姜
| 旬 | 7月下旬〜10月下旬 |
| 産地 | 唐津市七山地区 |
| 向く料理 | 甘酢漬け、生姜焼き、薬味、佃煮 |
七福しょうがは、唐津市七山地区で栽培される在来生姜で、日本国内で最大級のサイズが持ち味です。辛味のバランスが良く、甘酢漬け・生姜焼き・薬味・佃煮など複数の料理に使えます。
旬の7月下旬〜10月下旬に唐津市内の直売所で出荷されます。
福頭 — 嬉野吉田の1kg級大型里芋
| 旬 | 11〜12月 |
| 産地 | 嬉野市吉田地区 |
| 向く料理 | 煮物、いも煮、田楽、含め煮 |
福頭は、嬉野市吉田地区で栽培される大型里芋で、在来の「八ッ頭」系統から選抜育成された品種です。1個600〜700g、大きいものは1kgを超え、煮物・いも煮・田楽・含め煮で大玉を活かした料理に使われます。
旬の11〜12月に嬉野市内の直売所で出荷されます。
佐賀の伝統野菜の購入方法
| 品目 | 主な入手先 | 時期 |
|---|---|---|
| 女山大根 | 多久市内の直売所 | 12月中旬〜2月下旬 |
| 桐岡なす | 多久市桐岡の直売所 | 7〜9月 |
| 相知高菜 | 唐津市相知町の直売所、加工品通年 | 3〜4月 |
| 戸矢カブ | 有田町戸矢の直売所 | 10月末〜1月末 |
| 唐津自然薯 | 唐津市内JA直売所 | 11月下旬〜2月 |
| 七福しょうが | 唐津市七山の直売所 | 7月下旬〜10月下旬 |
| 福頭 | 嬉野市吉田の直売所 | 11〜12月 |
100種前後の取り扱い品目がわかる商品カタログ
小ロット〜大ロットまで柔軟に対応できるアグリチャー

- 100g~の小ロットから販売可能
- 日本各地の伝統野菜の扱いあり
- ドライフルーツ/ハーブも対応可能
よくある質問
その他の地方特産品種
| 品目 | 分類 | 産地 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 元寇 | 香酸柑橘(伝統果樹) | 唐津市鎮西町馬渡島・唐津市浜玉町 | 淡いレモン色・甘みとまろやかな酸味。11〜2月 |
まとめ
佐賀の伝統野菜は、多久・唐津・有田・神埼を中心とする伝統野菜7品目、特産野菜3品目、伝統果樹1品目の計11品目。女山大根・桐岡なす・戸矢カブ・七福しょうが・福頭・ジャンボにんにくと、大型の品目が揃うのも佐賀の特色です。
参考文献・情報ソース
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