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七味OEMの始め方|国産唐辛子・ご当地七味を乾燥野菜メーカーが解説

この記事の要約
七味OEMの始め方を乾燥野菜メーカーが解説。国産唐辛子や京野菜を活かしたご当地七味の配合設計、小ロットの開発、発注の流れまで、七味唐辛子の商品化の実務をまとめました。

自社ブランドの七味唐辛子を作りたい、地域の素材を活かしたご当地七味を商品にしたい。そんなときに使えるのが七味のOEM(受託製造)です。とはいえ「どんな配合が作れるのか」「小ロットでも頼めるのか」が分からず、最初の一歩で迷う担当者の方は少なくありません。

このページでは、乾燥野菜を製造するメーカーの立場から、七味OEMの基本、配合の考え方、乾燥野菜やご当地素材を使った設計、小ロットでの始め方、相談の進め方を実務目線で整理します。

目次

七味OEMとは

OEMは、他社のブランドで販売する商品を製造することを指します。七味OEMなら、唐辛子や薬味の配合設計から製造、小袋や瓶への充填、パッケージまでをメーカーに任せ、自社は企画と販売に集中できます。設備投資がほぼ不要で始められるのも利点です。

七味唐辛子の基本

七味唐辛子は、唐辛子を主役に、山椒やごま、青のり、陳皮などの薬味を合わせた調味料です。何をどんな割合で入れるかで、辛さと香りの個性が決まります。地域や店によって配合が異なるのが、七味の面白さです。

  • 唐辛子:辛さのベースになる主役
  • 山椒:しびれるような香りと刺激
  • ごま・青のり:香ばしさと風味
  • 陳皮・ゆず皮:柑橘の香り

七味OEMが向いているケース

自社ブランドの七味を持ちたい企業、飲食店の卓上に置くオリジナル七味を作りたい店舗、地域の素材を活かした土産物を企画したい事業者などに向いています。プライベートブランド(PB)として展開するケースでも使われます。

七味の配合の考え方

七味は、辛さと香りのバランスで個性が決まります。主役の唐辛子をどれだけ効かせるか、どんな薬味を合わせるかで、商品の方向性が変わります。

辛さと香りのバランス

辛さを前面に出すか、香りを立たせるかで配合は変わります。唐辛子を粗めに挽くと辛さと食感が際立ち、細かくすると料理になじみます。山椒やゆず皮を効かせると、上品で香り高い七味に仕上がります。

方向性効かせる素材向いている使い方
辛さ重視唐辛子を多め・粗挽きうどん・鍋・肉料理
香り重視山椒・ゆず皮そば・吸い物・上品な和食
ご当地型地域の乾燥野菜・薬味土産・ブランド商品

国産唐辛子・京野菜を使う

唐辛子は産地や品種で辛さと香りが変わります。当社では京野菜の伏見とうがらしや紫唐辛子なども乾燥加工しており、国産素材を活かした七味づくりに使えます。低温でじっくり乾燥させるため、唐辛子の鮮やかな赤みや山椒の香りが飛びにくいのも特徴です(Agriture社での経験)。原料から扱うメーカーなら、辛さや香りに合わせて挽き方も調整できます。乾燥野菜そのものの受託加工は乾燥野菜のOEM・受託加工で紹介しています。

  • 主役の唐辛子をどれだけ効かせるか
  • 挽き方(粗挽きで刺激を立てる/細かくして料理になじませる)
  • 香りや食感を足す薬味の組み合わせ
  • 地域の唐辛子や乾燥野菜を加えるか

乾燥加工のOEMについてわかる資料をご用意しています

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応できるアグリチャーOEM

  • 既存原料100g~からOEM対応
  • 持ち込み原料の乾燥加工も可能
  • 加工から充填まで一括でサポート

乾燥野菜・ご当地素材でつくる七味OEM

地域の素材を使った七味は、土産物やブランド商品として相談されることの多い分野です。乾燥野菜を原料から扱うメーカーにとっては、地域性のある原料を活かしやすく、強みが活きる領域になります。

ご当地の素材で物語をつくる

地域の唐辛子や野菜、柑橘の皮などを乾燥して加えれば、その土地ならではの七味に仕上がります。観光地の土産や、地域ブランドの商品として、物語性のある一品を企画できます。原料の選び方しだいで、ほかにない個性を出せます。

規格外野菜を活かす

形が不ぞろいで通常は流通しにくい規格外の野菜や唐辛子も、乾燥・粉砕すれば七味の原料として使用できます。フードロス削減と商品の独自性を両立できる点は、企画段階で訴求しやすい要素です。同じ素材はふりかけOEMスパイスOEMシーズニングOEMにも展開できます。

七味を構成する薬味と料理別の配合

七味唐辛子は、その名のとおり複数の薬味を合わせて作ります。どの薬味をどれだけ入れるかで、辛さと香りの個性が決まります。代表的な薬味の役割を知っておくと、配合の相談がスムーズです。

七味に使われる主な薬味

唐辛子を主役に、香りや食感を担う薬味を組み合わせます。決まった七種があるわけではなく、地域や店によって素材は変わります。ここに地域の乾燥野菜を加えると、ほかにない個性を出せます。

薬味役割風味の特徴
唐辛子辛さのベースピリッとした刺激
山椒香りと刺激しびれるような清涼感
ごま香ばしさこうばしくコクを足す
青のり・青じそ風味と彩り磯や和の香り
陳皮・ゆず皮柑橘の香りさわやかな後味
麻の実・けしの実食感プチプチした歯ざわり

料理に合わせた配合

同じ七味でも、合わせる料理によって向く配合は変わります。狙う使い方を決めてから設計すると、料理を引き立てる七味に仕上がります。

料理向く配合の方向
うどん・そば香り高め、山椒やゆずを効かせる
鍋・汁物辛さしっかり、唐辛子を多めに
焼き鳥・肉料理こうばしさ重視、ごまを多めに
天ぷら・揚げ物あっさり、塩と合わせやすい配合

小ロットで始める七味OEM

はじめての商品開発では、いきなり大量に作るのは不安が大きいものです。まずは小ロットで試作し、反応を見ながら量産に移す進め方が現実的です。

最小ロットの考え方

七味OEMの最小ロットは、商品や形態によって幅があります。完成品の量産は数千袋・数千本単位が目安になる一方、原料となる乾燥野菜の加工は品目によっては100gの小ロットから対応できます。完成品と原料のロットを分けて考えると、見積もりを読み違えずに済みます。たとえば、まず原料を少量だけオリジナル配合で粉砕し、自社で手詰めする小規模なスタートも考えられます。七味という名前ですが、七種にこだわらず、八味や十味のように素材を増やした配合も作れます。

相談前に決めておきたいこと

相談をスムーズに進めるには、要望を事前に整理しておくと役立ちます。要望がはっきりしているほど、メーカーからの提案も具体的になり、開発が早く進みます。

  • 狙う方向性(辛さ重視・香り重視・ご当地型)
  • 使いたい地域素材があるか
  • 形態(小袋・瓶・詰め替え)
  • 希望するロットと予算の目安

Agritureだから出せる七味の個性

七味は、唐辛子や薬味の色と香りをどこまで残せるかで仕上がりが変わります。乾燥野菜を原料から手がける立場で、素材の個性を活かした七味づくりを支援できます。

実際に、奈良・三輪素麺の組合向けに、大和野菜の紫唐辛子を鮮やかな紫のまま微粉末化した実績があります(Agriture社での経験)。色を飛ばさない低温乾燥と粒度調整が、七味の見た目と香りを左右します。

  • 低温乾燥で唐辛子や薬味の色・香りを残す
  • 微粉末化で、料理になじむ口あたりに調整
  • 京野菜・伝統野菜の唐辛子(伏見とうがらしなど)を原料にできる
  • 規格外の唐辛子や柑橘の皮を価値化し、フードロス削減につなげる

こんな企画ができる

  • 地域の唐辛子を主役にした「ご当地七味」
  • 規格外素材を活かした「もったいない七味」
  • 柚子やすだち、京丹後の梨の果皮を陳皮代わりに使った「香り七味」
  • 観光地の名所や行事に合わせた限定パッケージ

乾燥加工のOEMについてわかる資料をご用意しています

小ロット〜大ロットまで柔軟に対応できるアグリチャーOEM

  • 既存原料100g~からOEM対応
  • 持ち込み原料の乾燥加工も可能
  • 加工から充填まで一括でサポート

よくあるご質問

七味OEMは小ロットでも頼めますか?

商品や形態によります。完成品の量産は数千袋・数千本単位が目安ですが、試作なら少量から相談できる場合があります。原料の乾燥加工は100gの小ロットから対応できるものもあるため、まずは希望数量を伝えて相談するのが近道です。

地域の唐辛子や野菜を入れられますか?

入れられます。地域の唐辛子や野菜、柑橘の皮などを乾燥して加えれば、その土地らしい七味に仕上げられます。土産物やご当地ブランドの商品として、物語性のある配合を相談できます。

辛さは調整できますか?

調整できます。唐辛子の量や品種、挽き方を変えることで、辛さの強さや立ち方を設計できます。辛さ控えめで香りを楽しむ七味から、しっかり辛い七味まで、狙いに合わせて試作しながら決めていきます。

瓶と小袋、どちらの形態がよいですか?

使われ方で選びます。卓上に置いて繰り返し使うなら瓶や詰め替え、配布や土産なら小袋が向きます。販路と使う場面を先に決めると、形態と必要な充填の仕様が固まります。パッケージの印刷は小ロットのパッケージ印刷も参考になります。

原料を支給して作ってもらえますか?

メーカーによりますが、原料の支給に対応できる場合があります。地元の唐辛子や指定の素材を使いたいときは、支給の可否や受け入れ条件を早めに確認しておくと、企画がぶれずに進みます。

まとめ:地域素材を活かした七味OEMで差別化する

七味OEMは、自社で設備を持たなくても、オリジナルの七味唐辛子を企画・販売できる手段です。辛さと香りの方向性を決め、小ロットの試作から育てていけば、リスクを抑えながら商品化を進められます。

とくに地域の乾燥野菜や唐辛子を使った七味は、土産物やブランド商品として物語性を出しやすく、原料から一貫して作れるメーカーの強みが活きる領域です。七味の商品化を考えている方は、まず狙う方向性と使いたい素材を整理して相談してみてください。

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    この記事を書いた人

    小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

    株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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