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テレワーク社員の野菜不足を解消する福利厚生5選

目次

テレワーク社員の食生活、実は「野菜不足」が深刻化している

「在宅勤務になってから、社員の健康診断の数値が悪化している」——こんな声を人事担当者から聞く機会が増えました。

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、日本人の1日あたりの野菜摂取量は平均約280gで、目標の350gに70gも届いていません。テレワーク環境ではこの傾向がさらに顕著になり、ある企業の社内調査では在宅勤務者の約65%が「昼食に野菜をほとんど摂らない」と回答しています。

この記事では、リモートワーク制度を運用中の人事担当者に向けて、社員の野菜不足を解消するための福利厚生施策を5つ紹介します。導入コストから効果測定まで、実務で使える情報をまとめました。

この記事でわかること

  • テレワーク社員の食生活が乱れる原因と健康リスク
  • 野菜不足対策に有効な福利厚生施策5選
  • 各施策の導入コスト・運用のポイント
  • 健康経営の視点から見た投資対効果

テレワークで野菜不足が進む3つの原因

在宅勤務になると、なぜ野菜の摂取量が減るのか。現場の声を拾うと、3つの要因が浮かび上がります。

自炊のハードルが意外と高い

「家にいるんだから自炊できるでしょ?」と思いがちですが、実際は逆です。通勤がない分、仕事の切れ目が曖昧になり、昼休みを十分に取れない社員が多いんですよね。

リクルートワークス研究所の調査では、在宅勤務者の約40%が「昼食の準備に10分以上かけたくない」と回答。結果として、カップ麺やレトルト食品、菓子パンで済ませるパターンが定着してしまいます。

コンビニ・デリバリー依存の偏り

自炊をしない層が頼るのがコンビニやデリバリーです。ただ、コンビニ弁当のサラダは量が少なく、デリバリーで野菜中心のメニューを選ぶ人はごくわずか。

昼食パターン 野菜摂取量(推定) テレワーカーの割合
カップ麺・菓子パン ほぼ0g 約25%
コンビニ弁当 30〜50g 約30%
デリバリー 20〜60g 約15%
自炊(簡単なもの) 50〜100g 約20%
しっかり自炊 100〜150g 約10%

「孤食」による意識低下

オフィスで同僚と食事をしていた頃は、「あの人がサラダ頼んでるし、自分も」という同調効果がありました。一人の食事ではそれが働かず、手軽さだけで食事を選びがちです。

野菜不足がもたらす健康リスクと企業への影響

「たかが野菜不足」と思うかもしれませんが、企業経営にとって無視できないインパクトがあります。

社員のパフォーマンス低下とプレゼンティーズム

野菜に含まれるビタミンB群や葉酸は、脳の認知機能に直結する栄養素です。不足すると集中力の低下、疲労感の増加、メンタルヘルスの悪化につながります。

経済産業省の試算では、プレゼンティーズム(出勤しているが生産性が低い状態)による損失は、1人あたり年間約60万円。テレワーク環境では上司の目が届きにくいため、この数字はさらに大きくなる可能性があります。

健康診断の有所見率と保険コスト

野菜不足は高血圧、脂質異常症、血糖値上昇のリスク因子です。健康診断の有所見率が上がれば、企業の健康保険料負担も増加します。

健康リスク 野菜不足との関連 企業への影響
高血圧 カリウム不足で血圧上昇 休職リスク増加
脂質異常症 食物繊維不足 医療費増加
メンタル不調 ビタミンB群・葉酸不足 離職率上昇
便秘・肌荒れ 食物繊維・ビタミンC不足 日常的な不調

健康経営優良法人の認定にも関わる

健康経営優良法人の認定基準には「食生活の改善に向けた取り組み」が含まれています。テレワーク環境での食事支援は、認定取得のアピールポイントにもなりますよ。

在宅勤務者の野菜不足を解消する福利厚生施策5選

ここからが本題です。実際に導入事例のある施策を5つ紹介します。

施策1:乾燥野菜の定期配送サービス

在宅勤務者に毎月、乾燥野菜セットを届ける施策です。乾燥野菜は常温で長期保存でき、お湯を注ぐだけでスープや味噌汁に使えるため、自炊のハードルが格段に下がります。

京都のAgriture(アグリチュア)では、国産野菜を低温乾燥で加工した乾燥野菜を製造しています。ほうれん草、にんじん、かぼちゃなど、栄養価の高い野菜をそのまま乾燥させているため、忙しい在宅勤務の合間でも手軽に野菜を摂取できます。

導入のポイント

項目 内容
月額コスト目安 1人あたり1,500〜3,000円
導入の手軽さ 配送先リストを提供するだけ
社員の受容性 高い(保存が利き、調理が簡単)
効果測定 利用率・健康診断値の経年比較

施策2:食事補助アプリ・チケットの導入

社員がコンビニやスーパーで野菜を含む食品を購入した際に補助が出る仕組みです。チケットレストランやびずめしなどのサービスが該当します。

ただし、正直なところ課題もあります。補助をもらっても野菜を買うかどうかは本人次第。「ポテトチップスに使っちゃいました」なんてケースも珍しくありません。

施策3:オンライン栄養指導プログラム

管理栄養士によるオンライン面談を福利厚生として提供する方法です。個別の食生活アドバイスが受けられるため、行動変容につながりやすいのが強みですね。

月1回30分のオンライン面談で、1人あたり月額5,000〜8,000円が相場。50名規模の企業なら年間300〜480万円の投資になります。

施策4:野菜デリバリーの法人契約

オイシックスやらでぃっしゅぼーやなど、野菜宅配サービスと法人契約を結び、社員に割引価格で提供する方法です。新鮮な野菜が届くため満足度は高いですが、自炊が前提になるのがネックです。

施策5:社内「食」コミュニティの運営

SlackやTeamsに「ヘルシーランチ」チャンネルを作り、社員同士が昼食の写真を共有する取り組みです。コストはほぼゼロで、孤食の解消と健康意識の向上を同時に狙えます。

施策の比較表:コスト・効果・導入しやすさ

どの施策を選ぶか迷ったら、以下の比較表を参考にしてください。

5つの施策を徹底比較

施策 月額コスト/人 導入難易度 野菜摂取効果 社員満足度
乾燥野菜の定期配送 1,500〜3,000円 低い 高い 高い
食事補助アプリ 3,500〜6,000円 中程度 中程度 高い
オンライン栄養指導 5,000〜8,000円 中程度 中〜高 中程度
野菜デリバリー法人契約 2,000〜4,000円 低い 高い 高い
食コミュニティ運営 ほぼ0円 低い 低〜中 中程度

おすすめの組み合わせパターン

個人的には「乾燥野菜の定期配送 + 食コミュニティ」の組み合わせが最もコストパフォーマンスが高いと感じています。乾燥野菜なら調理のハードルが低く、コミュニティで「今日はこの乾燥野菜でスープ作りました」と共有すれば、自然と野菜を摂る習慣が広がります。

導入から効果測定までのステップ

福利厚生施策は「導入して終わり」ではありません。PDCAを回して効果を最大化しましょう。

ステップ1:現状把握(1ヶ月目)

社員アンケートで食生活の実態を調査します。「1日の野菜摂取量」「昼食のパターン」「食事に関する困りごと」の3点は必ず聞いてください。

ステップ2:施策の選定と導入(2〜3ヶ月目)

アンケート結果をもとに施策を選定。まずは少人数でパイロット運用し、フィードバックを収集します。

ステップ3:効果測定と改善(6ヶ月後)

定期健康診断のデータと、再度のアンケートで効果を測定。以下の指標を追跡するとわかりやすいですよ。

測定指標 測定方法 目標値の目安
野菜摂取量の自己申告 アンケート +50g/日
健康診断の有所見率 年次健診データ 前年比5%改善
プレゼンティーズム WHO-HPQなど スコア改善
施策の利用率 利用データ 70%以上
社員満足度 エンゲージメント調査 4.0/5.0以上

乾燥野菜が福利厚生に適している理由

5つの施策のなかでも、乾燥野菜の配送は在宅勤務者との相性が抜群です。

常温保存で受け取りの手間がない

冷蔵・冷凍の食材は不在時の受け取りが課題になりますが、乾燥野菜はポスト投函も可能。賞味期限も長いので、届いたタイミングで使わなくても問題ありません。

栄養価が維持されている

Agritureの乾燥野菜は低温乾燥製法を採用しており、ビタミンやミネラルの損失を最小限に抑えています。生野菜と比べて食物繊維は重量あたり約10倍に濃縮されるため、少量でも効率よく栄養を摂取できます。

調理時間はほぼゼロ

味噌汁やスープにそのまま入れるだけ。カップスープに乾燥野菜をプラスするだけでも、野菜の摂取量は大幅にアップします。「忙しくて野菜を摂れない」という在宅勤務者の最大の言い訳を封じられるのが大きいですね。

まとめ

テレワーク社員の野菜不足は、個人の問題ではなく企業の健康経営課題です。放置すればパフォーマンス低下や医療費増加という形で経営に跳ね返ってきます。

対策のポイントを整理します。

  • 在宅勤務者の約65%が昼食で野菜をほとんど摂っていない
  • 野菜不足はプレゼンティーズムの原因となり、年間約60万円/人の損失につながる
  • 福利厚生施策では「乾燥野菜の定期配送」が導入コスト・効果のバランスに優れている
  • 施策導入後は6ヶ月スパンで効果測定を行い、PDCAを回す

まずは社員アンケートから始めて、自社に合った施策を検討してみてください。Agritureでは、法人向けの乾燥野菜セットのご相談も承っています。


よくある質問

Q1: テレワーク社員の食事補助は福利厚生費として経費計上できますか?

条件を満たせば福利厚生費として計上可能です。一般的に、全社員が対象であること、1人あたりの金額が社会通念上妥当であること(月額3,500円程度が目安)が求められます。詳細は税理士にご確認ください。

Q2: 乾燥野菜は生野菜と比べて栄養価が落ちませんか?

低温乾燥製法であれば、ビタミンやミネラルの多くが保持されます。食物繊維は乾燥によって重量あたりの含有量が増加するため、効率よく摂取できるメリットもあります。

Q3: 少人数の企業でも導入できる施策はありますか?

10名未満の企業なら、乾燥野菜の配送と社内食コミュニティの組み合わせがおすすめです。大規模な福利厚生サービスを契約しなくても、低コストで始められます。

Q4: 効果が出るまでにどのくらいかかりますか?

食習慣の変化は3ヶ月程度で現れ始め、健康診断の数値に反映されるのは6ヶ月〜1年後が目安です。早期に実感しやすい指標としては、社員の満足度調査や自己申告の野菜摂取量があります。

Q5: 在宅勤務者以外の社員にも同じ施策を適用すべきですか?

公平性の観点から、全社員を対象にするのが望ましいです。オフィス勤務者向けにはオフィスへの乾燥野菜の常備やサラダバーの設置など、勤務形態に合わせてアレンジすると効果的です。

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この記事を書いた人

小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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