目次
この記事でわかること
- 品質規格書に記載される主要な検査項目
- 水分活性・色差・粒度など各数値の意味と基準
- 規格値の読み方と仕入れ判断のポイント
品質規格書はなぜ重要か
乾燥野菜を原料として仕入れる際、品質規格書(スペックシート)は製品の品質レベルを客観的に判断するための最重要資料です。
主要な品質規格項目と基準値
水分含有量
| 乾燥方法 | 水分含有量の目安 |
|---|---|
| 温風乾燥 | 5〜10% |
| フリーズドライ | 1〜3% |
温風乾燥で7%前後が品質と保存性のバランスが取れた標準値。
水分活性(Aw)
食品中の「自由水」の割合。微生物の繁殖リスクに直結します。
| Aw値 | 微生物リスク |
|---|---|
| 0.60以下 | ほぼすべての微生物が増殖不可 |
| 0.60〜0.85 | 一部のカビが増殖可能 |
| 0.85以上 | 細菌が増殖可能 |
乾燥野菜の標準Aw値は0.20〜0.40。常温保存で安全。
色差(ΔE)
基準サンプルとの色のズレ。ΔE≦3.0〜5.0が一般的。
粒度
| 用途 | 粒度の目安 |
|---|---|
| 味噌汁・スープ具材 | 5〜15mm角 |
| ふりかけ・トッピング | 1〜5mm |
| パウダー | 100メッシュ以下 |
| 即席麺のかやく | 5〜10mm角 |
微生物基準
| 検査項目 | 基準値 |
|---|---|
| 一般生菌数 | 10万個/g以下 |
| 大腸菌群 | 陰性 |
| カビ・酵母 | 1,000個/g以下 |
その他の確認項目
残留農薬(ポジティブリスト制度適合)、重金属、アレルゲン(コンタミリスク)、異物管理(金属探知機・X線検査)
よくある質問
Q1: 規格書はサンプル依頼時にもらえますか?
Agritureではサンプル発送時に品質規格書と検査成績書を同封しています。
Q2: 規格値のカスタマイズは可能?
水分含有量や粒度はご要望に応じた製造が可能です。
Q3: 水分活性の自社測定は?
卓上型のAw計(5〜10万円程度)で測定可能。受入検査として導入する企業が増えています。
Q4: 品質問題時の対応は?
Agritureでは72時間以内の原因報告と改善策提示をお約束しています。
Q5: 海外産の規格書の見方は?
検査項目は同じですが微生物基準が緩い場合があります。日本の基準で規格設定しているサプライヤーを選びましょう。
