Buddy’s FarmとはBuddy’s Farm(神奈川県小田原市)は、少し珍しいミニトマトの栽培で知られる農業法人です。創業から約6年、皮が薄く味の個性が強い品種にこだわりながら、地域の直販や飲食店向けに出荷を行ってきました。そのノウハウを生かし、昨年から青パパイヤの試験栽培を開始。無農薬で十分な収量が確保できたことから、今年度より本格的な栽培へシフトしました。青パパイヤとは青パパイヤは、熟す前のパパイヤを未熟果の状態で収穫したもので、果肉がしっかり固く、加熱調理や加工に向いた作物です。熟したパパイヤとは異なり甘みはなく、淡い風味とシャキっとした繊維感が特徴です。東南アジアではサラダ(ソムタム)や炒め物、スープなど幅広い料理に使われ、日本でも徐々に栽培が広がりつつあります。未熟果は水分量が多く、乾燥や粉砕には適切な処理が必要ですが、一度パウダー化すると取り扱いやすく、食品・ペットフード・サプリメントなど多用途に利用できる素材になります。果肉だけでなく葉や茎にも繊維が多く、海外では乾燥葉や茶葉として活用されるケースもあります。パパイヤ酵素(パパイン)について青パパイヤの特徴としてよく挙げられるのが、パパインと呼ばれる酵素です。パパインはパパイヤの果実・葉・茎に含まれるタンパク質分解酵素で、食品加工、調味料、ペットフード原料など幅広い分野で利用されています。パパインは熱にある程度強い性質を持つため、低温〜中温乾燥を組み合わせることで、加工後も素材として扱いやすい点が知られています。ただし、酵素量は品種・成熟度・栽培環境で変動するため、原料の状態に合わせた乾燥条件や粉砕設計が重要になります。青パパイヤをパウダー化することで、 ・保存性が高まる ・計量しやすい ・配合原料として使いやすいといった特性が得られるため、食品・ペット領域のどちらでも扱いやすい素材となります。青パパイヤの課題と、新しい出口づくり青パパイヤは一般的な青果流通では馴染みが薄く、売り先の確保が難しい作物です。Buddy’s Farmでは「せっかく栽培するなら、価値のある形でお客様に届けたい」という思いがあり、ペット向けサプリ原料としての活用を検討されていました。しかし、自社で乾燥や粉砕を行うには設備と人手が必要。そこで、加工部分をOEMに外部委託し、Buddy’s Farmは栽培に集中する体制をつくることが求められていました。Agritureによるパウダー化のサポートAgritureには、青パパイヤの乾燥と粉砕について次のようなご依頼がありました。無農薬で育った青パパイヤを、ペット向けパウダーに加工したい粉末の細かさや風味を用途に合わせて調整したい最終的なパッケージングは近隣の福祉施設と連携したいAgritureでは青パパイヤの状態を確認した上で、乾燥条件・粉砕粒度の設計を行い、安定したパウダー原料として使える形に仕上げました。乾燥から粉砕までを一貫対応することで、Buddy’s Farmが目指す「地域連携型の商品づくり」にスムーズにつなげることができました。ミニトマトや葉・茎など、次の展開にも広がる可能性Buddy’s Farmでは、青パパイヤに続きミニトマトや青パパイヤの葉・茎についても、乾燥・パウダー化の活用を検討されています。ミニトマトの規格外をロスなく活用葉や茎をウサギなど草食動物のおやつ原料へ圃場全体で「捨てない農業」を実現こうした展開は、作物の価値を広げるだけでなく、農業とペット市場をつなぐ新しい商品開発にもつながります。まとめBuddy’s Farmの青パパイヤパウダーは、栽培 → 加工 → 福祉連携 → ペット市場という、一連の価値づくりを実現した事例です。Agritureでは、今回のように 「流通しづらい作物に新しい出口を作りたい」 「規格外品を価値のある素材に変えたい」という生産者様のご相談に応じながら、乾燥・パウダー化の技術を生かした商品開発を支援しています。Buddy’s Farmの公式サイト:https://buddys-farm.com/乾燥青パパイヤの製品情報はこちら