近年ネット通販での販売が企業だけでなく個人でも行いやすい時代となりました。しかしネット通販を行う上で必要な商品の製造を自社で行うのが難しいので、OEMという形で既に製造している会社に依頼をして作ってもらう手法は初めやすくリスクも少ないです。しかしインターネットにはたくさんのOEMに関する情報が溢れており、どこに依頼をすれば良いか、条件はどうやって決まるか不明点も多いと思います。この記事では食品に特化してOEMを始める時の選び方や基本的な流れをご紹介します。食品OEMとはOEMという言葉は、original equipment manufacturingの略称で既に自分の作りたいものと近しいものを製造する機能を持っているメーカーへ依頼して商品を作ってもらうことです。食品業界では良く利用されており、コンビニやスーパーなどに並んでいる商品も外部の製造メーカーに依頼して作られているものもあります。特にネット通販での販売に長けている会社は、製造に強みのある会社と組んでOEM製造による商品開発をすることで効率的に事業の拡大を行える可能性が広がります。個人であっても小ロットでOEM製造できる会社を見つけることで小さくテストを行えるメリットがあります。小ロットでの乾燥野菜OEMの選び方はこちら食品OEM依頼先の選び方OEMについて先ほど解説を行いましたが、依頼先の規模によって条件が異なる場合があり自社の事業に合わせた依頼先を選ばなければ当初の予算からオーバーしてしまったり、失敗してしまうリスクがあります。それぞれOEMを選び際のポイントをご紹介するので、自社の状況に合わせて照らし合わせてみてください。ロット数OEMで作れる品目商品の優位性味や見た目などの商品特徴時代のトレンドロット数1つ目に重要なのはロット数です。大手のOEMは価格が安く利益が確保しやすいかもしれません。しかし1回の発注ロット数が多く、在庫がなくなるまで時間がかかるのと初期投資で費用がかかります。また、ネット通販は時代の移り変わりが早いので小ロットで頻繁に商品改良を行える企業を探すことで高評価や商品のリピートにもつながります。販売の形が固まった際には大ロットでの製造に切り替えるなど状況に応じた対応が事業の拡大においては重要になります。OEMで作れる品目2つ目はOEMで作れる品目です。例えば特定のメーカーのお菓子など決まった製品であれば問題はないのですが、乾燥野菜・ドライフルーツなどの種類が多いものや、グラノーラなどの材料によって味に変化をもたらすことが品目の場合は選びる品数が多いことでオリジナリティを出すことができます。販売の顧客であるターゲットに合わせた柔軟な対応ができることもOEMのメリットです。ドライフルーツのOEMについて乾燥野菜の取り扱い品目商品の優位性3つ目に重要なのが他社と比べたときの優位性です。他社と比べた時に似たような製品を作ってしまうと、差別化ができずにコスト競争が起こってしまします。そのためOEM先の製品が他社との優位性になる点があるかは確認する必要があります。例えば、弊社の場合では京都産の野菜を中心に揃えており産地でのブランディングができることがメリットの1つとしてあります。京野菜を使った乾燥野菜ランキングTop5味や見た目などの商品特徴4つ目は、最終の商品が特徴かあるかです。日本では優れた商品が数多く小売店やネット通販で販売されており、特徴を出すのが難しくなってきています。例えば食材の切り方を自社独自のものにしたり、味でのオリジナルでの配合など工夫が必要になります。例えば乾燥野菜などの商品もパウダーにして、色付けに使用したり、隠れた香りを演出するなど使い方は様々です。野菜パウダーの使い方と事例時代のトレンド最後の5つ目は時代のトレンドです。昨今では食材の原料にサスティナブルな生産背景があるかが注目されており、OEMで販売できるだけなく社会貢献にもつながる素敵なプロダクトに仕上げることができます。ただ、サスティナブルな原料はコストが高くなることもあるため販売の金額に合わせて調整をしていく必要があります。乾燥野菜のサスティナビリティ性SDGsに貢献できるノベルティ食品OEM製造の流れ最後に基本的な食品OEM製造の流れをご紹介します。メーカーの規模や依頼の内容によって流れが変わることがありますが、基本的には下記になります。OEM先のリサーチ問い合わせ打ち合わせ/販売許認可の確認サンプルの作成 or 取り寄せ品目とロット数の確定本発注納品&検品まずはOEM先をリサーチする必要があります。例えば品目が決まっている場合にはGoogle 検索などで一定数候補先が出てくると思います。もし作りたいものがいくつかあり、悩んでいる場合はOEM情報がまとまっているサイトを見て連絡するのも効率的かもしれません。食品開発OEM.jp食品OEMを活用してみようこの記事では食品の販売を考えている人向けにOEMの基礎から選び方、流れまで解説しました。単純に作ってもらって終わりではなく、定期的なやり取りを通じて関係性を構築することで、世の中にも影響を残せるような商品開発ができる可能性をOEMは秘めています。食品OEMを活用して販売を始めてみましょう!